認知症の初期症状チェックリスト|性格への影響や周囲がとるべき行動
認知症を早期発見するには、初期症状としてどのようなことが起きるのかを正しく知っておく必要があります。ここでは、記憶障害や見当識障害など、認知症の初期症状について詳しく説明します。また、早期発見のメリットや、困った場合の相談先などについても見ていきましょう。
認知症の初期症状チェックリスト
認知症とは、記憶力の低下などによって日常生活や社会生活が困難になる状態を指します。
認知症は数年をかけて徐々に進行するため、早期発見による対策が欠かせません。代表的な6つの変化から見られる初期症状をご紹介します。
記憶障害
認知症になると、記憶力に影響が出てきます。
具体的には、新しいことが記憶できなくなり、直前に聞いたことや見たことを思い出せない症状が目立ちます。
症状の中には自身で気づくことが難しいものもあり、あまり自覚がない場合でも、周りから指摘を受けたことがある方は要注意。 記憶障害による症状は、以下のとおりです。
- 同じことを何度も聞く、話す
- どこに置いたのかわからなくなり常に探しものをしている
- 以前買ったことを忘れて同じものを何度も買ってしまう
- 貴重品をよくなくす
- 新しいことが覚えられない
- 予定をうっかり忘れる、それを繰り返す
単なるもの忘れとはどう違うの?
もの忘れ | 認知症による記憶障害 | |
---|---|---|
忘れる内容 | 知識など | 自分が体験したこと |
忘れる範囲 | 体験の一部 | 体験そのもの |
自覚 | あり | なし |
症状の進行 | なし | あり |
日常生活への支障 | なし | あり |
「最近のことがなかなか思い出せない」「以前より覚えるのに時間がかかる」などは、年を重ねれば誰にでも起こりうることです。しかし、もの忘れと認知症の記憶障害には大きな違いがあります。
たとえば食事を例に挙げると、何を食べたか思い出せないのがもの忘れです。そして、食事したこと自体を忘れてしまうのが認知症の記憶障害なのです。
もの忘れの多くは、「レストランで食べたよね」「量が多くて残しちゃったね」などのヒントがあれば思い出すことができます。一方、ヒントがあったとしても思い出せないのが認知症によるもの忘れです。出来事そのものを忘れてしまうのが認知症の特徴といえます。
見当識障害
見当識とは、自分が置かれた状況を、周りの状況と結びつけて把握する機能のことです。私たちは普段、無意識のうちに状況を判断して行動しています。しかし、見当識障害が起こると時間や場所を把握できなくなってしまうため、日常生活に大きな影響が出ます。
一般的に、見当識障害が進行すると、時間・場所・人間関係の順にわからなくなっていくとされています。
- 今日が何月何日なのかわからなくなる
- 自身の年齢を忘れてしまうことがある
- 休日なのに仕事に行ってしまう
- 季節に合った衣服が選べない
- 住み慣れた街で迷子になったことがある
実行機能障害
実行機能障害が起こると、計画を立てて行動することが困難になります。何かをしようと思っていても、どの順序で行えばよいのかわからない、予想外のことが起こったときに柔軟に対応できないといった症状が見られます
以下のように、実行機能障害は、物事をスムーズに進められなくなるのが特徴です。
- 料理を並行して進められない
- 料理の手順がわからなくなってしまい味付けも変わる
- 今まで使っていた家電の使い方がわからなくなる
- 予算内で複数の商品を選べない
- 薬の管理ができずに用法・用量を間違える
理解力・判断力・集中力の低下
理解力・判断力・集中力の低下も、認知症の症状のひとつです。以下のように、理解力・判断力・集中力が低下することにより、ミスが目立ったり、物事を完遂できなくなったりします。
- 話の内容がすぐに理解できない
- テレビの内容が理解できない
- 信号を渡るタイミングがかわからない
- クルマを運転中にミスが増えた
- 計算ミスが増えた
- 料理で失敗することが増えた
- 必要のない高額商品を買ってしまう
- 銀行ATMの前でまごついてしまう
- 趣味に集中できず投げ出してしまう
- 家事に集中できず最後までやりきれない
感情の変化(うつ状態)
認知症の症状のひとつに感情の変化があります。認知症にみられるうつ状態は、以下のような気持ちの落ち込みや無気力・無関心が特徴です。
認知症の場合、意欲の低下が目立ち、身だしなみや趣味など身の回りに対して無関心になる傾向があります。一方で、「自分には価値がない」「生きる意味がわからない」と自己否定や自分を悲観してしまうような場合は、認知症によるうつ状態ではなく、うつ病の可能性も。
認知症を起因とするうつ状態と、心の状態変化によるうつ病は区別が難しいため、認知症専門医に受診し、正しい診断・治療を進めることが必要です。
- 疲れやすい
- やる気が出ない
- 今まで身だしなみをきれいに整えていたのに気にしなくなった
- 趣味への興味が薄れてしまった
- 気持ちがふさぎ込んでしまう
- 食事への興味が薄れることによる食欲の低下
性格が変わる
認知症は、性格にも変化が起きやすいことが特徴です。認知症により見られる変化には、以下のようなものがあります。
性格がきつくなる性格の変化は、自分では気づきにくいことも。そのため、自覚がなかったとしても、周りからこのような指摘をされたことがある方は注意が必要です。
- 頑固になる
- 温厚な性格だったのに怒りっぽくなった
- 人への気遣いができなくなる
- ミスをしたときに人のせいにする
- 人とのつきあいが悪くなる
認知症の基本情報についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもお読みください。
関連記事認知症の症状から予防・対応方法まで
認知症の分類による発症過程
一口に認知症といっても、その症状を起こす原因はさまざま。その発症の過程において、以下の4つのタイプに分類されていきます。それぞれの症状についてご紹介します。
アルツハイマー型認知症
すべての認知症のうち、全体の約6割を占めるアルツハイマー型認知症は、脳細胞が壊れてしまうことで起きる脳が萎縮する病気です。記憶を司る海馬から萎縮が始まるため、アルツハイマー型認知症で最初に出てくる症状は、物忘れなどの記憶障害です。そのほかに、時間や場所などの認識が低下してしまう見当識障害、計画を立てて実行することが困難になる実行機能障害が現れます。
関連記事アルツハイマー型認知症の症状とは?原因から経過、治療までを解説
レビー小体型認知症
アルツハイマー型認知症についで多いのが、レビー小体型認知症です。この認知症は脳細胞の中でレビー小体という特殊なたんぱく質が溜まることで、脳が変性・機能低下するものです。ほかの認知症と同じように記憶障害、見当識障害、実行機能障害がありますが、それに加えて幻視やパーキンソン症状が現れます。
関連記事レビー小体型認知症とは
脳血管性認知症
脳血管性認知症で原因となるのは、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血などです。血管が詰まり血流がいかなくなり、脳細胞が死滅したり、出血により脳細胞がダメージをうけることで、認知症を引き起こします。アルツハイマー型認知症同様、記憶障害、見当識障害などが見られる上、脳細胞の損傷により身体麻痺や言語障害を伴うことがあります。
関連記事脳血管性認知症とは?
前頭側頭型認知症
脳の前頭葉や側頭葉が変性したり、萎縮したりすることで発症する認知症。比較的若い年齢で発症し、万引きや交通違反を繰り返してしまうなど、社会的ルールから逸脱するのが特徴です。
関連記事前頭側頭型認知症(ピック病)
認知症の種類についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもお読みください。
関連記事認知症の4つの種類とは?特徴と原因、症状や治療についても解説
認知症の予防に向けて取り組みたいこと3選
認知症予防のポイントは、健康維持を心掛けることです。ここでは、予防のために取り組みたいことを3つご紹介します。
生活習慣病の改善をめざす
アルツハイマー型認知症や血管性認知症との関連が指摘されているのが、生活習慣病です。なかでも、血管障害性認知症は、前述のように脳卒中などの血管障害が原因です。
生活習慣病は、脳卒中を引き起こす動脈硬化(動脈の血管が硬くなり柔軟性が失われた状態)のリスクを高めるといわれています。そのため、認知症を予防するためには、生活習慣病を適切に治療することが重要です。
「生活習慣病を指摘されているけど面倒」「薬に頼りたくない」「こんなに元気だから大丈夫なはず」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、認知症をはじめさまざまな健康上のリスクがあることを考慮すると、通院をしてしっかり治療を行うことが大切です。
認知症につながりやすい生活習慣病
- 高血圧症
- 糖尿病
- 脂質異常症
上記に加え、これらにより引き起こされる脳卒中も生活習慣病に含まれます。
食生活に気をつける
栄養をバランス良くとることも、認知症予防に効果的です。積極的に摂取したい以下食材を、一度に多く食べるのではなく、日常的にバランス良く食べることが大切です。
研究では、米やアルコールの摂取を控えめにするとよいという結果も出ていますので、ぜひ食生活の改善に役立ててください。まずは、バランスのよい食事を心掛けて生活習慣病を予防し、認知症対策を行いましょう。
推奨食材
- 大豆・大豆製品
- 緑黄色野菜・淡色野菜
- 藻類
- 牛乳・乳製品
- 果物
- イモ類
- 魚
運動習慣をつける
運動することも、認知症のリスクを減らすことにつながります。脳を適度に刺激するだけでなく、筋力維持にも役立ち、介護予防にもなります。しかし、楽しいと感じられない運動はなかなか続かないもの。そのため、習慣化するには楽しくできる運動であることがポイントです。
すぐにはじめやすいのが、体への負担が少ないウォーキングです。ウォーキングをする際には、背筋を伸ばすことや腕をしっかりと振ることを意識すると、運動効果が高まり代謝がアップしやすくなるといわれています。
「1人で歩くのがツライ」という方は、家族や友人と会話しながら歩いてみるのもおすすめです。高齢の場合は、体力に合わせてムリなく行うことが大切です。運動が趣味になれば、気持ちが前向きになりますし、生きがいにもつながるでしょう。
認知症による資産凍結のリスクをご存知ですか?早めのご相談を
認知症により判断能力が不十分とみなされると、ご本人にもご家族にも預金がおろせない、不動産を売却できないなど、「資産凍結」に陥るリスクがあります。
備える方法を詳しくみる
認知症の早期発見が重要な理由
前述の通り、認知症対策の鍵は早期発見です。初期症状が見られた段階で策を講じるべき3つの背景をご紹介します。
認知症の進行を遅らせることができる
現在のところ、認知症を根治する方法はありません。しかし、アルツハイマー型認知症などは早期に発見することで、進行を遅らせるための薬物治療などが開始できます。
アルツハイマー型認知症の進行を遅らせるのに有効だとされているのは、コリンエステラーゼ阻害薬やNMDA受容体拮抗薬。
コリンエステラーゼ阻害薬は、脳内の神経伝達物質の量を増加させることによって認知症の進行を抑制する薬です。それに対してNMDA受容体拮抗薬は、神経細胞を傷つけているグルタミン酸が活性化されるのを防ぐことで、脳神経細胞を保護して進行を抑制します。
これらの薬物治療をできるだけ早く開始するには、早期発見が重要なのです。
ご家族がご本人の意向を把握できる
認知症とうまくつき合っていくためには、家族の理解が不可欠です。認知症の症状が軽いうちに発見できれば、家族といっしょに理解を深めたり話し合いの機会をつくったりすることができます。しっかりと話し合うことで、本人の希望を尊重して介護の準備をすることができます。
今後の準備ができる
国や地方自治体には、認知症の方や家族をサポートするさまざまな介護サービスがあります。専門医の診断を受けることで、要介護度に応じてデイサービスなどの介護サービスの利用が可能となり、社会的な理解も得られます。
また、早い段階で介護施設について情報収集をし、選択肢を増やせることもメリットといえるでしょう。そして、これらのサービスを利用することは、家族の負担を減らすことにもつながります。
「LIFULL 介護」では、認知症の方が利用できる介護施設を多数掲載中です。「まだ先のこと」と考えるのではなく、早くから探しておくことで、安心して暮らす準備ができます。
認知症の初期症状が見られる方へ家族がとるべき対応
認知症と診断されると、患者さんご本人だけでなく、家族にも大きな不安がのしかかります。しかし、一番ツライのは、患っているご本人です。
「何度も同じことを聞いてくる」「本当に忘れちゃうんだ…」「それ、さっきも言ったのに…」など、家族の側も日常生活で驚くことが増えてきます。それでも家族は、一つひとつの初期症状をしっかりと覚えておきましょう。そして、その状況を専門医、要介護認定を下す福祉関係者にしっかりと伝えることで、実情に見合った適切な介護認定と診療が続けられるようになります。初期症状では、家族の観察力が大切なのです。
認知症の方のご家族が知っておくべき情報についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもお読みください。
関連記事認知症の家族を施設に入れるタイミングは?アンケートからきっかけの症状やリスクを解説
告知は医師と相談して行う
「もの忘れが激しい」「思い出そうとしても思い出せない」といった記憶障害をはじめ、「料理が最後まで作れない」などの実行機能障害、「なぜこの場所にいるのかがわからない」といった見当識障害が起きるだけで、患者さんご本人は深く傷ついています。時には、気持ちがふさぎ込み、自分には生きる価値がないとうつ症状に陥ることも。
こういった状況では、ご本人が認知症という病気を受け入れるのはかなり難しくなります。診断の伝え方に関しては、医師と相談してみましょう。ご本人の心が傷つかない方法を取るのがよいでしょう。
日常生活では正しい知識をもって接する
混乱するご本人と寄り添っていると、家族もイライラしてしまうことがあるかもしれません。しかし、そのような状況になっているのは、ご本人のわがままからではありません。病気がそのようにさせているのだということを念頭に置いて接するようにしましょう。
記憶障害のケアのポイントは、忘れたこと、思い出せないことを責めない、そして見当識障害が起きたときは、まずご本人の不安に寄り添うこと。実行機能障害の場合は、今までできていたことができなくなることでご本人は非常に落ち込んでいるため、起きた出来事を否定しないことです。また、ご本人が勘違いしていたとしても話を合わせるなどして、認知症の方の気持ちに寄り添って接していきましょう。
症状進行に備えて準備する
いざ認知症と診断された後は、やるべきことが膨大に出てきます。そんなときに頼れるのは、介護の専門家です。初期症状が現れた頃から、上手に介護サービスや地域ケアを活用するようにしましょう。
介護は地域によって差がありますが、地元のとっておきの情報を持っているのはその地の専門家です。何でも相談できる人を複数人持つことで、認知症の症状が進んだときにも相談ができます。そのような相談先を早い段階で作っておくことが大切です。
認知症の進行についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもお読みください。
関連記事認知症の症状と進行のしかた
認知症についての相談先
自分や家族が「認知症かも?」と思ったときは、1人で悩まずに相談することが大切です。認知症の相談先をご紹介します。
地域包括支援センター
地域包括支援センターは、認知症疾患医療センターや認知症初期支援チームなどの機関と連携しながら、適切なサービスや制度を利用できるようにサポートを行っています。すべての市区町村に設置されており、住み慣れた場所で支援を受けられるのが特徴です。
地域により名称が異なる場合もありますので、お住まいの地域の高齢者福祉担当課などに確認してみましょう。
電話相談
認知症は電話で相談できる窓口をがあります。研修を受けた介護経験者が認知症に関する知識から、介護の悩みまで回答してもらえます。
認知症の電話相談/公益社団法人認知症の人と家族の会
電話番号:0120-294-456(フリーダイヤル) ※携帯電話の場合は050-5358-6578
受付時間:午前10時~午後3時(年末年始と祝日を除く月~金曜日)
このほか、全国の支部でも電話相談が可能です。
若年性認知症コールセンター/社会福祉法人 仁至会 認知症介護研究・研修 大府センター
電話番号:0800-100-2707(フリーダイヤル)
受付時間:午前10時~午後3時(年末年始と祝日を除く月~土曜日)
65歳未満の認知症の人だけでなく、家族の相談も可能です。
もの忘れ外来
もの忘れ外来とは、認知症を早期に発見し治療をするための外来です。大きな総合病院などに併設されており、認知症の専門医が在籍していることが特徴です。もの忘れ外来では、問診や認知機能・実行機能などの検査のほか、必要に応じてMRI・CT・脳波の検査なども実施しています。
「認知症かも?」と思ったときは、早めに受診しましょう。
かかりつけ医
家族や周りが「最近ちょっとおかしいから」と促すだけでは、なかなかもの忘れ外来の受診につながりません。受診を促すときに限ったことではありませんが、認知症の家族と関わるときには自尊心を傷つけないような配慮が必要です。
「良くなるもの忘れもあるから早めに診てもらおう」など、声かけの仕方を工夫してみましょう。
それでも病院を嫌がってしまう場合は、かかりつけ医に相談するのもひとつの手です。気心の知れた医師から受診を促されることで、「1回行ってみようかな」と思えるようになる可能性があります。
認知症の方が入居できる施設
認知症の方が入居できる施設は、主に上記の4つに分けられます。
安価で入居できる特別養護老人ホーム(特養)は、場合によっては入居まで数年かかることがあります。特養の入居順を待つあいだに、認知症対応型のグループホームに入居する手もあります。
また、比較的予算がある場合は、入居しやすい有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を選ぶとよいでしょう。サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは、主に民間事業者が運営するバリアフリー対応の賃貸住宅です。日中は生活相談員が常駐し、安否確認をしてくれるので認知症の方も安心して住むことが可能です。
ただし、認知症の方をすべての介護施設で受け入れることができないため、受け入れ可能な施設なのかを調べる必要があります。LIFULL 介護では、以下より認知症の相談可能な施設を調べることができるので、ぜひ活用してください。
認知症の施設選びについてもっと詳しく知りたい方は、こちらもお読みください。
関連記事認知症の方の介護施設選び・入居のタイミング
認知症は初期症状を見逃さず、早期発見につなげるのが重要
認知症の初期症状では、記憶障害や見当識障害などのほか、性格の変化が見られることもあります。適切な治療やサポートにつなげるためには、早期発見が重要なポイントです。
まずは紹介した初期症状のチェックリストを、定期的に確認してみてください。5年前、10年前より当てはまることが増えたら、専門機関に相談する必要があるかもしれません。
また一番認知症となって傷ついているのは、患ったご本人です。まずはご本人の気持ちに寄り添いながら、「家族が認知症かも?」と感じたときは1人で悩まず、市区町村の地域包括支援センターやかかりつけ医などに相談してみましょう。
【PR】少人数のグループケアで認知症の方に馴染みやすいホーム・くららこの記事の制作者
著者:横山由希路(ライター)
町田育ちのインタビューライター。漫画編集、ぴあでのエンタメ雑誌編集を経て、2017年に独立。週刊誌編集者時代に母の認知症介護に携わり、介護をはじめて13年が経った。2020年にひとりっ子でひとり親を介護している経験から、書籍「目で見てわかる認知症ケア」(2刷)を企画・構成した。
監修者:伊藤たえ(医療法人社団赤坂パークビル脳神経外科 菅原クリニック東京脳ドック 院長)
脳神経外科、脳卒中専門医として、都内クリニックにて脳ドック、頭痛、認知症、頭部外傷、脳卒中などの診療に励む。仕事も育児もがんばるママさん女医。