老人ホームに入って幸せですか?入居後の変化をご家族に聞きました
”老人ホームへの入居”となると、やはりハードルが高いのは事実です。長年暮らした住まいや、同居したご家族と離れ離れになるのですから、無理もありません。「老人ホームに入ることは幸せなことなのだろうか」と、入居前に疑問を持つ方は少なくありません。
それでは実際に老人ホームに入居した後のご本人とご家族には、どんな変化が訪れるのでしょうか?LIFULL 介護が行なったアンケート調査の結果をご紹介します。
介護されるご本人の入居後の変化
まずは、老人ホーム入居前と後の生活の変化についてのデータをご紹介します。このアンケートは、老人ホームに入居された方のご家族、親族を対象として行われました。
実際に老人ホームへ入居したご本人の変化について、多かった回答をご紹介します。
一番多かった回答は「性格が穏やかになった」というポジティブな意見でした。ついで、「体や病気の症状が改善した」「明るくなった」「笑顔が見られるようになった」と、良い変化が上位4つまでを占めました。
一方で、いいことばかりではありません。「認知症の症状が悪化した」と回答した方は13.2%、「体力が落ちて動けなくなった」と回答した方は11.1%いらっしゃいました。
ただ、次のグラフで分かるとおり、ご回答いただいた中でネガティブ、ポジティブどちらの意見が多かったかを比べてみると、ポジティブな意見の総量のほうが多い結果となりました。
ご本人に適した老人ホームを選ぶことで、よりプラスの変化が現れる可能性は大きくなります。ご検討には、入居する方に適した老人ホームを選ぶことが肝要です。
介護するご家族の入居後の変化
続いて、介護をする方に現れた変化を見てみましょう。
一番多かった回答は「介護疲れやストレスが解消した」で50.5%でした。
ネガティブな回答としては「経済的な負担が重くなった」が19.5%で、全体として5番目に多い回答でした。
ネガティブな回答とポジティブな回答の総量を比べてみると、介護する側の変化についてポジティブな回答が多いことがわかります。
入居相談員が聞いた「老人ホームに入ってよかった」の声
最後に、LIFULL介護の入居相談員が見聞きしてきた、老人ホーム入居後の変化についてもお伝えします。これまでに様々な方の入居のお手伝いをしてきた入居相談員のもとにはこのようなお声が届いています。
やむを得ず施設入居したけど良かった。
91歳・男性※認知症あり
脳梗塞で入院したことをきっかけに、施設に入居しました。良かったことは、車いすの状態から生活リハビリで歩けるほど元気になったことです。そして、退屈しないためにと、施設長さんが、パターゴルフのコースを作ってくれました。趣味の散歩とパターゴルフを楽しむことができる環境を整えてくれたことにとても満足しています。
相談員O:
「ご家族も、こまめに連絡をいただける環境と、散歩への誘導を積極的におこなってもらえることには感謝しているとおっしゃっていました」
不安を安心に変えることができた。
80代女性・一人暮らしをしていたAさん
家族が遠くに住んでいるので、何かあったときのことが不安でした。なので、そういった面で安心できる施設を見つけていただき、入居しました。見守りの安心感と、食事を出していただける楽さにとても助けられています。食堂でお話するお友達もできたので一緒にカフェにお出かけなんかもしています。とても満足ですね。
相談員O:
「ご自身でしっかりと生活ができる方だと、こういった安心感で施設を選び、満足していただけることが多い印象です。逆にお体に不安がある、医療的ケアが必要である場合は、もっと別のポイントで探された方がいい可能性もありますので、ぜひ気軽にご相談ください」
LIFULL介護では、専門のスタッフがあなたの老人ホーム探しをサポートします。ぜひお気軽にご相談ください。
老人ホームに入居する理由
老人ホームに入居された方が、入居を考えたきっかけは? LIFULL 介護の調査アンケートに寄せられた、老人ホーム入居の理由は下記のページから見ることができます。
関連記事要支援1、2の方が老人ホームへ入居するきっかけは?経験者の声
関連記事要介護1、2の方が老人ホームへ入居するきっかけは?経験者の声を聞く
関連記事要介護3以上の方が老人ホームへ入居するきっかけは?経験者の声を聞く