要介護1、2の方が老人ホームへ入居するきっかけは?経験者の声を聞く

介護度の認定区分として要介護1、2は相対的に介護度が低く、「大した介護が必要ではないのでは?」と捉える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、要介護1、2の段階から老人ホームに入居される方は多くいらっしゃいます。

LIFULL 介護が行ったアンケート調査から、要介護1、2の認定を受けたご家族、親族を介護されている方が、老人ホームを検討し始めたきっかけをご紹介します。

要介護1とはどんな状態? 要介護2とはどんな状態?

有料老人ホームに入居した方のうち、要介護1、2の方は6割

そもそも老人ホームというと、介護度が重い方が入居されると考える方もいるでしょう。LIFULL 介護が2020年に行った調査では、「有料老人ホームに入居した」と回答した方のうち、要支援1から要介護2までの方は61.5%と、半分以上となりました。

要介護2以下でも有料老人ホームに入居する方は珍しくないのです。

経験者が語る、要介護1,2で老人ホームを考えたきっかけは?

以下、LIFULL 介護のアンケート調査に寄せられた自由回答からご紹介します。

在宅介護をしていましたが、介護が大変になり疲れてきたところで、ストレスで殺人でも起こすよりは施設にと思いまして。

仕事との両立が大変で、家族関係がうまくいかなくなってきたので、施設に入ってもらうのがお互いにいいのではないかと…。

本人のできなくなることが増えてきて、食事や入浴、排泄など日常生活に関しての問題が出てきたので、一人暮らしはそろそろ限界だなと思って施設入居を勧めました。

認知症の症状で、外出したきり帰ってこなかったり、ご近所の方に迷惑をかけてしまったりしたのでさすがに限界だと思いました。

転倒をして骨折。入退院を繰り返すようになって、主治医の先生やケアマネジャーの方から入居を勧められました。

酸素吸引や人工透析などが必要になった時に、自宅ではケアが難しくリハビリなどもできないため、介護のプロに任せた方がいいと思いました。

認知症が進み、金銭管理ができなくなり、幻聴や妄想がひどくなってきたころ、家族に暴言、暴力をふるったのでもう無理だと思いました。

寒い時期だけ、火の取り扱いが危ないので入所してもらいました。

家の階段の上り下りがきつくなってきて、施設に入ろうかと思いまして。友人が入居していたので、自分もそろそろかなと思い入居を決めました。

要介護1、2であっても、トイレや入浴など重要な生活動作に助けが必要であったり、認知症の症状が進んでいる場合は自宅での介護もかなりの負担になってきます。

介護者が心身の負担で倒れてしまう前に、利用している介護サービスを見直す、あるいは老人ホームを見学してみるなど、先手先手の対応が必要です。

LIFULL 介護では要介護1、2の方も入居相談が可能な施設を、簡単に探すことができます。

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データ、アンケート出典元:2020年「介護施設⼊居に関する実態調査」株式会社LIFULL senior

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※HOME’S介護は、2017年4月1日にLIFULL 介護に名称変更しました。

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