【入居者100人に聞いた】人気のケアハウス、入居までにどれくらい待ちましたか?
食事・入浴の面倒を見てくれるケアハウス。有料老人ホームなどに比べ、比較的低額な料金設定が魅力です。
そのため、入居志望者が多く、入居まで時間がかかります。入居までにかかった期間を調査しました。同時に、ケアハウスのメリット、デメリットを紹介します。
ケアハウスの入居までの待機期間は?
利用料金のやすさやプライバシーが守られる個室タイプの住居、ということで、ケアハウスは人気です。そのため、入居希望者が多く、入居まで時間がかかります。
実際、入居までどの程度の期間がかかるのでしょう?
ケアハウスに入居されている方のご家族に、アンケートを取りました。
ケアハウスの申し込みから入所までの待機時間
88.9%の方が、1年未満で入居されていますが、特筆すべきは、1年以上待つ方が11.2%いる、というところです。
中でも、3年以上待つ方が1.9%います。やはりケアハウスの人気のほどがよく伺える結果になりました。
ケアハウスについての基礎知識
1. ケアハウスとはどのような施設?
ケアハウスは、高齢者の介護やお世話を目的とし、お年寄りの暮らしをより快適にすることを目的とした高齢者施設です。
法律上では、「軽費老人ホームA型」のひとつに分類され、その多くは社会福祉法人などの民間団体で運営されています。
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2. 特別養護老人ホームとのちがいは?
軽費老人ホームと名付けられていますが、特養や介護付き老人ホームとは異なり、原則として入居者は、基本的な日常生活を自立できる人になっています。
一言で言ってしまうと、ケアハウスは「食事・入浴付きの60歳以上の自立した方を対象にしたワンルームマンション」のようなものです。
3. 要介護者は入居できない?
ケアハウスには2種類あります。
- 自立した60歳以上が入居できるケアハウス
- 要介護の方が入居できる65歳以上を対象にしたケアハウス
要介護でも入居できるケアハウスは、食事や入浴のサービスはありますが、それ以外の介護サービスは、別の事業者の居宅介護サービスを受けることができます。
4. 費用
- (介護なし)ケアハウス 月額7万円~13万円
- (要介護)ケアハウス 月額16万円~20万円
通常の軽費老人ホームより高くなっていますが、他の介護付き有料老人ホームなどに比べると、安くなっています。
施設によって利用料金は異なりますので、それぞれの施設、もしくは各自治体に問い合わせてみましょう。
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ケアハウスのメリットとデメリット
メリットとデメリットを見比べながら、利用するかどうかを決めた方がいいでしょう。
メリット
ケアハウスは、老人福祉法第20条の6「低額な料金で、老人を入所させ、食事の提供、その他日常生活上必要な便宜を供与することを目的とする施設」とあるとおり、月々の利用料金が安く設定されています。
さらに、食事や入浴サービスがあり、高齢者の生活に規則正しいリズムをつけられます。
また、個人のプライバシーや自由な時間が十分確保され、相談に乗ってくれるスタッフも常駐しています。
施設内で介護保険の在宅サービスが受けられるのも利点といえるでしょう。
デメリット
- 居住空間が狭い
- 利用者の年齢が高いため、60代の方には暮らしにくい面もある
- 介護度が高くなれば住み替えが必要になる
- 人気のため入居までに時間がかかる
介護度が低い方なら、入居待ちをしてもケアハウスを選択する価値はあるかもしれません。