
JR熱海駅からバスで約15分。海と山を一望する恵まれた立地にあるサービス付き高齢者向け住宅「熱海温泉すみれ」。同じ建物内に訪問介護事業所・デイサービス・居宅介護支援事業所が併設しており、自分のペースで安全に毎日が過ごせることも魅力です。
今回は、こちらにお住まいになって約11年という高良明子さんに、一日の過ごし方や熱海温泉すみれで暮らしてよかったことなどについてお聞きしました。
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活力に満ちた1日の始まりは、目の前に広がる海からの風を感じること
――高良さんは現在91歳、熱海温泉すみれにお住まいになって11年だそうですね。こちらに入居される前は、どんな暮らしをされていたのですか?
高良さん:神奈川県藤沢市で、1人住まいをしていました。夫も早くに亡くなったものですから、ずっとひとりで。熱海温泉すみれに入居することになったのは、あるとき、市役所の職員さんが家にいらして、「ひとり暮らしをしているより、体のためにもいいかもしれない」と紹介してくださったんです。

――では、それまではサービス付き高齢者向け住宅での暮らしを思い浮かべることはなかったのですね。
高良さん:そうなんです。どんな暮らしになるかはわからないけれど、とにかく行ってみようと決めました。私は坐骨神経痛を患っているのですが、やはり建物の中がバリアフリーですから安全で活動しやすく、安心して過ごせますから本当によかったと思っています。
それから、とにかく環境がよいところも気に入っています。海からの風が気持ちよくて、毎朝3時半には起きてまずカーテンと窓を開けるんですよ。これで今日も元気でいられるなってやる気が湧いてきます。

<屋上からの眺め。居室からも同じような景色が見える>
協力したり、各々で楽しんだり。好きなことを自分のペースで楽しむ日々
――1日をどのように過ごされていますか?
高良さん:先ほどもお話ししましたように毎朝3時半に起きて、部屋に風を入れた後は身支度をして、テレビを見たり、ベッドでまた少しゆっくりしていると朝食の時間になります。午前中はお仏壇の水を替えるなど、お部屋での日課をこなしています。
昼食後は、車いすで廊下を行ったり来たりして運動をします。こちらはデイサービスも違う階にあるのですが、私はひとりで好きなことをしているほうが性に合っているので、通っていないんです。同じ階の入居者さんたちは結構そういうタイプの方が多くて、自分のペースで散歩や運動をしています。ここは廊下が広くて、更に長いのがありがたいですね。段差もないから車いすでも動きやすくて、1往復するだけでもほんとうにいい運動になるんですよ。
夕食後は、自室に戻ってニュースを見るなどゆっくり過ごしています。
――午後は、いつも廊下が賑やかそうですね。
高良さん:そうなんです。他の入居者さんとすれ違ったときに挨拶やちょっとおしゃべりをしたり、たまに食堂スペースにあるテレビを見ながら一緒に体操したりするのも楽しくて。
<食堂スペース>
――高良さんは同じ階で暮らす皆さんのリーダーのように慕われていらっしゃるとお伺いしました。
高良さん:ずっと寝ている方がいらしたら「一緒に歩こう」って誘ったり、食事の前後には食堂を整えるお手伝いをしたりするからでしょうか。じっとしていられない性格なんです。それに、動いているとなぜか体の痛みを忘れちゃうんですよ。
だから、あのままひとり暮らしを続けていたら、こんなに元気にいられなかったのではないかな、って考えることが時々あるんですよね。人と交流できる機会が多いし、思うままに運動などができるのも、スタッフさんたちが見守ってくれていて安心感があるからこそ。本当に引っ越してよかったと思っています。

尊重しながら見守ってくれるヘルパー、親切で質の高いスタッフとサービス
――訪問介護を利用されているそうですが、どのようなシーンで介助や援助を受けられているのでしょうか
高良さん:
まずは入浴です。私の居室には浴室があって、他人に気を遣うことなくお風呂に入れることもお気に入りのひとつです。立ち上がる際など、支えが必要なときに手を貸してもらいながら、必要以上に手は出さずに見守っていただいています。おかげで、ゆっくりくつろいで入浴できるのがありがたいですね。自分でできることは自分でしたいという気持ちを尊重してくださっていて、体や髪の毛は自分で洗って、お風呂から上がるときにはちょっとした掃除も自分でしています。
ほかに洗濯や居室の掃除などもしてくださるおかげで、煩わしいことはお任せしてしまえて、午後の運動などに時間を使えるのが嬉しいですね。それから、週に何度か来るスーパーやコンビニエンスストアの移動販売での買い物にも付き合ってもらっています。夜に食べるおやつなどを購入するんですよ。
――ほかに、生活の困りごとがあった場合などはどうされていますか?
高良さん:
とにかくスタッフさんが親切なので、すぐに相談します。移動販売だけでは賄いきれない生活に必要な日用品なども、紙に書いて渡せば購入して揃えてくださるのが本当に助かっています。
私が頼むのは口紅やアイシャドウなどの化粧品が多いかもしれません。そうそう、美容室も出張してきてくださいますから、いつでもきれいでいられて毎日の生活にハリがでます。

――病気や健康の不安については、どのようなサービスを受けられていますか?
高良さん:
坐骨神経痛を患っていますから、通院だったら大変だと思うのですが、こちらには訪問診療の先生が来てくださるので楽なんです。出かける必要がないからこそ、暑くても寒くても毎月しっかり診てもらえる機会を逃さずにいられますし、薬も届けてもらえますので安心です。
あと、お部屋にはいつでもスタッフさんに繋がる電話と、コールボタンが備わっています。何かあったときにはどんなに深夜でもすぐに来てもらえるのがいいですね。

――では、もう少しこうだったら、など望まれることやご不満はありますでしょうか。
高良さん:
何も不自由がないので、その質問は困りましたね(笑)。スタッフさんやヘルパーさんから、大切にしてもらえているなと日々感じます。
繰り返しになりますが、距離感を保ちつつ人に囲まれているのが、やはりいいなと思っています。例えば夜に入居者同士で話をしているとき、藤沢に住んでいたらお友達が遊びに来ることはあってもこんなに夜遅くになってしまったらひとりだったな、とか考えて、今の暮らしができて本当によかったってあらためて実感するんです。
食事も、量も十分あって栄養バランスの整ったものを毎食出していただけますけれど、正直言うと食欲がない日もあります。ひとりなら食べないで済ませてしまうかもしれませんが、お友達と一緒に「しっかり食べなきゃね」とおしゃべりしながらだと不思議と食も進みます。
――住まいを移したからこそ、より一層お元気でいられるということですね。
高良さん: まさにそうです。寝込んでなんかいられない、私の人生にはまだ先があるのだから元気でいなくっちゃ! と毎日頑張っています。
(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2026年5月時点の情報です)








