ご夫婦で「サン・ラポール南房総」に入居されている齋藤 正さん。現在は趣味を生かして「大人のぬり絵」や「スポーツ吹矢」、「ウクレレ教室」を開催したり、音楽会や作品展示会を企画したりと、精力的な毎日を送られています。
サークル活動やイベント、発表会などを通じて、入居者同士の絆も深まっているそう。お仲間とのシルバーライフを謳歌されている齋藤さんに、日々の暮らしやサン・ラポールの魅力について、お話を伺いました。
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<サン・ラポール南房総・壱番館からの眺め>
自発的に提案し、施設で初となる音楽コンサートも実現。
──はじめに、齋藤さんのプロフィールを教えてください。
齋藤さん: 昭和12年3月3日生まれの87歳です。現役時代はディスプレイ企業に勤務しており、ディスプレイデザインを手掛けていました。以前は東京・世田谷区に住んでいたのですが、3人の子どもが独立したことをきっかけに愛犬1匹、猫3匹を連れて夫婦で木更津のウィークリーハウスに移住。その後は地元の「ハワイアンバンド」や「スポーツ吹矢」、「大人のぬり絵」など複数のサークル活動を通して、趣味の世界を広げてきました。2021年10月に夫婦でサン・ラポールに入居し、ここでの暮らしは2年4ヵ月になります。
──「サン・ラポール南房総」に入居されたきっかけについて教えてください。
斎藤さん:10年ほど前に将来の住まいを考えていたとき、雑誌の介護付き老人ホーム特集が目に留まりました。そこで千葉県の人気ホームとして上位にランクインしていたのが「サン・ラポール南房総」です。その頃からサン・ラポールのスタッフの方とやり取りをはじめ、少しずつ情報収集をしてきました。
「希望するタイプの部屋に空室が出ました」と連絡をいただいたのは、入居する3年ほど前のことです。サン・ラポールはペットとの入居ができないため、ひとまず契約だけ済ませておき、愛犬が天寿を全うしてから入居しました。
──入居の決め手となったのはどんなところですか?
齋藤さん:1番の決め手は、充実した医療連携体制です。私はもともと木更津の病院に通っていたので、通院しやすいことは必須条件でした。サン・ラポールは亀田総合病院と提携しており、1日3回送迎バスが往復しています。また、施設内にクリニックがありますし、看取りまで行ってくれます。医療面での不安が一切ないところは大きな魅力でした。
──実際に入居してみて、サン・ラポールの印象はいかがでしたか?
齋藤さん:想像していたよりも、ずっと良かったです。実は入居してすぐの頃に病気で手術をすることになったのですが、そのとき自分で車を運転して病院に行こうとしたらスタッフが車で送迎してくれました。臨機応変に対応してくれたことが、とても嬉しかったですね。
入居者の年齢は60代後半から90代までさまざまなのですが、お元気な方が多く、イベントやサークル活動などがとてもさかんです。交流を楽しんでいる入居者の姿を見て「ここなら自分の実績や経験を活かすせるのでは?」と思いました。
──齋藤さんはご自身のスキルを活かしてさまざまな活動をされているそうですね。
齋藤さん:もともと「日本スポーツ吹矢協会」の指導員資格を取っていたので、入居する前に「スポーツ吹矢同好会」を立ち上げていただき、指導員として来館していました。
入居後「大人のぬり絵」教室を立ち上げ、その後に「ウクレレ教室」も立ち上げています。このとき偶然にもバンド仲間が入居してきたので、「軽音楽バンド」の活動もはじめました。
また、「大人のぬり絵」教室の後にピアノとオカリナ伴奏で歌を歌って楽しんでいたことをきっかけに、「歌のサークル▼スマイル」もスタートさせています。
──施設では初となる「音楽フェスティバル」も開催されたそうですね。
齋藤さん:はい。実はこれまでサン・ラポールには絵画や陶工芸、書画など文化系サークルの発表の場はありましたが、音楽関係のサークルの発表会はなかったのです。そこで私から「音楽フェスティバル」の開催を提案し、それに応えていただくのと、クリスマスにはロビーコンサートの開催が実現しました。
音楽サークルの仲間が集まって歌ったり演奏したり。入居者も大勢集まってくださり、とても好評でした。
サン・ラポールのスタッフは、長く勤めている方が多く、みんな顔なじみです。自発的に何かをやりたいと提案すると、基本的にダメとはいいません。そんなアットホームさや、自由度の高さも、この施設の魅力だと感じています。
<大人のぬり絵教室>
<弐番館エントランスロビー>
同じ施設に住んでいるからこそ、程よい距離感も大切。
───サン・ラポールでの過ごし方を教えてください。
齋藤さん:ウクレレの練習をしたり、ハーモニカを吹いたり、絵を描いたり。鴨川の浜辺で拾ってきた流木を使って造形物をつくったりもしています。施設内で教室やサークル活動もありますし、施設外の活動として、畑沢公民館と清和公民館の「大人のぬり絵」教室で月2回、講師も務めています。とにかくやることには事欠きません。
それと、月曜と木曜には自分の車でスーパーに買い物に出かけて食材を買い、部屋にあるキッチンで朝・昼・晩と料理をしています。ここでは1日3食の食事サービスも提供されていて、それもとても美味しいのですが、妻は自分の料理の方が舌に合うようです(笑)。
───居室の住み心地はいかがですか?
齋藤さん:私が住んでいる部屋タイプは以前住んでいた家とほぼ同じ広さがあり、とても快適です。自宅にいるのと変わらないですね。自由に過ごせるのにプラスして、医療や食事などさまざまなサービスを受けることができる。さらに木更津に友達もいる。本当に良いことしかありません(笑)。
自分の家だと友達が遊びに来たりしますが、ここには談話室など共有のスペースもあるので、お互いの部屋を行き来することは基本的にありません。同じ施設に住んでいるからこそ、あまりべったりとした付き合いにならず、程よい距離感を保つことも大切だと考えています。
<居室(弐番館Bタイプ)>
<壱番館談話室(麻雀サークル)>
<弐番館レストラン>
「早く入居した方がいいよ」と友人に勧めています(笑)
──最後に、入居してしばらくたった今、あらためて良かったところ、不満点などあれば教えてください。
齋藤さん:今までの経験を活かしてやりたいことをやらせていただいていますし、知り合いも増えたので、とても満足しています。
一般的な介護付き有料老人ホームは、食事が作れなくなったり、歩けなくなったりしたときに入居するイメージがありますよね。でも、サン・ラポールは元気な方も多く、サークル活動やイベントをそれぞれのペースで楽しみながら暮らしています。
さらに医療や生活サービス、看取りなど、介護付き老人ホームならではのサービスも充実しているので、私にとっては本当にいいところ尽くしです。周囲の友人には「早く入ったほうがいいよ」と勧めています(笑)。
(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2024年4月時点の情報です)