経験者に聞いた!介護施設へ入居するまでの体験談
【鳥取県にある老人ホームの特徴】
2015年10月1日時点での鳥取県の人口は57万188人で、全国最小となっています。ピーク時は1988年で、約61万人でした。これ以降人口は減っていき、現在に至ります。高齢者の2015年10月1日時点での人口は16万9,439人で、高齢者率はちょうど30%となっています。
鳥取県のホームページによると、鳥取県内の有料老人ホームは2016年5月の時点で57施設あり、定員数は1,664人となっています。定員数が100人を超える施設は1施設のみで、小規模または中規模の施設が揃っています。
【鳥取県の老人ホームの周辺環境】
鳥取県は、北は日本海に面し、南は中国山地を挟んで岡山県と広島県に接しています。鳥取県は東部、中部、西部と分けられることが多く、東部は鳥取市が、中部は倉吉市が、西部は米子市がそれぞれ中心都市となっています。
東京方面とのアクセスは飛行機が早くて便利です。関西方面へも飛行機ならば神戸空港と米子鬼太郎空港間を45分で結びます。鉄道なら、東京へは約5時間、大阪へは約2時間半、博多へは約3時間半かかります。このほか高速バスも運行しています。
県内の路線バスは利用者が減少していることもあり、運行本数が減った路線も多くあります。県民の多くはバスよりも自家用車を利用する傾向にあります。入居を考えている老人ホーム周辺の交通手段は、事前によく調べたほうがいいでしょう。
鳥取県は四季がはっきりしています。夏は真夏日を記録することが多く、冬には除雪車が出動するほど雪が降ります。春と秋はよく晴れますが、年間を通しての日照時間は少ないです。
鳥取といえば砂丘が有名ですが、その他にも、黒松が生えた海食崖が美しい浦富海岸や「伯耆富士」の異名を持つ大山など自然の景勝地がたくさんあります。
境港市では、漫画家・水木しげるのキャラクターである妖怪たちをモチーフにした銅像が配置されている「水木しげるロード」と、彼の作品やコレクションなどが展示されている「水木しげる記念館」があり、休日には多くの観光客が押し寄せます。元は空き店舗が目立つシャッター商店街でしたが、「水木しげるロード」のオープンをきっかけに一大観光地として見事復活を遂げました。商店街活性化の成功事例として、全国から注目されています。
【鳥取県の老人ホームの費用】
鳥取県にある57の有料老人ホームのうち、32施設が東部、6施設が中部、19施設が西部と少し偏りがあります。ほとんどが住宅型有料老人ホームで、介護付き有料老人ホームは東部に3施設、西部に6施設しかありません。
ほとんどの施設で入居一時金は無料となっていますが、その代わり保証金(敷金)をとる施設が3分の2ほどあります。月額使用料は10万円を超えない施設が多く、大都市に比べて安い傾向にあります。
【鳥取県の老人ホーム対策】
2025年には鳥取県の高齢化率は33.0%に、また高齢単身・高齢夫婦のみの世帯数が25.1%になると推計されています。そこで県は、5ヵ年の「鳥取県高齢者居住安定確保計画」を策定しました。具体的には、サービス付き高齢者向け住宅供給の促進、民間住宅のバリアフリー改修支援、公営住宅のバリアフリー化、認知症サポーターの養成、「高齢者の住まいガイド」パンフレット作成、医療介護サービスの充実、サービス付き高齢者向け住宅事業者への指導などについて、市町村との連携を強化し、取り組むとしています。
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