安い老人ホームはいくらから?探し方や注意点、エリア別施設など独自情報を基に解説
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安い老人ホームは、いくらから入居できるのか気になっている方は多いです。本記事では独自調査を交えて、老人ホームの費用相場や安い老人ホームの価格帯、リーズナブルな施設の探し方を解説します。立地や築年数の視点など、コストを抑えるポイントも紹介。予算内で安心できる施設選びの参考にしてください。
安い老人ホームとはいくらから?
「LIFULL 介護」が2026年9月時点で発表している全国の有料老人ホームの費用相場は、入居時費用が650万円、月額費用が約26.7万円です。この金額をを下回る場合は安い老人ホームと判断できます。想定される入居期間やご本人に必要なサービスも加味しつつ、探している施設が希望の予算に収まるか見極めましょう。
| 入居時費用 | 月額費用 ※入居時費用ありの場合 |
期間 | 小計 |
|---|---|---|---|
| 650万円 | 26.7万円 | 5年 | 2,252万円 |
安い老人ホームの探し方
| ・郊外の施設を探す ・築年数の古い施設を探す ・改修物件を探す ・基本サービスが充実している施設を探す ・多床室(相部屋)のある施設を探す |
費用負担を抑えながら納得のいく介護施設を見つけるには、押さえておきたい選び方のコツがあります。どのような着眼点で探せば費用を低く抑えられるのか、具体的なアプローチを見ていきましょう。
郊外の施設を探す
施設探しで予算を抑えたい場合、都心部から郊外へ視野を広げる方法が有効です。以下の表は「LIFULL 介護」に掲載されている有料老人ホームの相場をエリア別にまとめたものです。東京都内の有料老人ホームの費用相場は、入居時費用が944万円、月額費用が29.4万円ほどかかる一方、埼玉県では入居時費用が324万円、月額費用が22万円となっています。初期費用だけで約620万円もの差が生じることが読み取れるでしょう。千葉県に目を向けた場合も大幅に費用を抑えられるため、立地にこだわりがなければ郊外の施設も候補に含めるのがおすすめです。

築年数の古い施設を探す
施設の築年数に着目するのも、予算を抑える有効なアプローチとなります。 以下のグラフは「LIFULL 介護」に掲載されている有料老人ホームの相場を築年数別にまとめたものです。1990年以前に建てられた老人ホームの月額費用は約13.1万円である一方、1990年以降に建築された施設は約16.9万円となっています。築年数が古い物件を選ぶだけで費用負担が軽減できるケースも少なくありません。

改修物件を探す
学生寮や社員寮をリノベーションした改修物件は、建設コストが抑えられており、費用面もリーズナブルな傾向にあります。居室は標準的な広さの施設が多いため、暮らしやすさも確保されています。建物の建築費用や維持費用は、月額料金や初期費用の設定に反映されるため、改修物件も視野に入れると良いでしょう。
基本サービスが充実している施設を探す
通院の付き添いや買い物代行、室内の清掃など、基本サービスが料金に含まれている施設では、追加の出費を抑えられるため、結果として総額が安くなることがあります。買い物代行や清掃、洗濯などがオプション扱いになり、追加料金が発生する施設もあるため、一見した月額料金の安さだけで選ぶのはNGです。総額を試算したうえで老人ホームを選びましょう。
多床室(相部屋)のある施設を探す
1つの部屋を複数人で共有する多床室(相部屋)を選択すると、費用面を安く抑えられます。個室に比べてプライバシー面の配慮は必要になるものの、月々の固定費を大幅に削減できる点は魅力です。できる限り毎月の支出を減らしたい場合、多床室を備えた施設を優先的に探す方法もあるでしょう。
老人ホームの費用はどのような要素で決まる?
| ・ロケーション ・建築コスト ・共用設備 ・スタッフの人員配置 ・ブランド価値 |
老人ホームの費用は複数の要素によって決まります。金額差の主な要因について、具体的な理由とともに確認していきましょう。
ロケーション
高齢者施設も不動産の一種であるため、立地条件が費用に大きく影響します。都心部や駅の近くなど、利便性の高い土地は地価が高く、施設費用も高額になります。反対に、郊外や地方都市などのエリアは地価が安いため、リーズナブルな施設が多いです。
建築コスト
建物の建設費用や維持管理費も価格差の大きな要因です。新築物件や高級な建築資材を用いた施設は、建築コストが膨らみ、入居時費用や月額費用が高くなります。一方、学生寮や社員寮をリノベーションしている場合、リーズナブルな施設が多いです。建物を一から建てない分、建築コストを大幅にカットでき、費用面にも反映されるためです。
共用設備
施設内にある設備の充実度も金額を左右します。自立した方向けの高級老人ホームなどでは、館内にラウンジやレストラン、フィットネスジム、天然温泉、シアタールームといった豪華な設備を整えているケースも少なくありません。こうした設備は建築費に加えて、維持・管理にも費用がかかるため、入居時費用や月額費用に反映されます。
スタッフの人員配置
スタッフの人員配置も費用面に影響します。介護付き有料老人ホームにおける人員配置の最低基準は「入居者3人に対してスタッフ1人」で、日中は看護師が常駐しています。手厚いサポートを売りにする施設では、医師が日中に常駐するクリニックを併設したり、リハビリ専門職を配置する場合も。また、「3:1」よりも手厚い「2:1」や「1.5:1」といった法令基準以上の人員体制の場合、費用も高額になります。
ブランド価値
介護業界でも大手の運営会社が展開する施設は高い知名度やブランド価値を持っています。長年の運営実績、手厚い接遇、高品質なサービスの評判が価値になり、料金設定に影響を与えています。ブランド力のある施設は相場より高価になりやすいものの、それに見合った安心感や手厚いケアを期待して入居する方が多いのも特徴です。
安い老人ホームの種類
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)
自立度の高い方が安価に暮らしやすいのがサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)です。賃貸住宅と同じ扱いになるため、敷金程度で初期費用を抑えられます。介護サービスは外部事業者と個別に契約する仕組みなので、自立した高齢者ならサービスの利用量も少なくなり、月々の費用も安価で済みます。
有料老人ホーム
民間運営の有料老人ホームは高級なイメージを持たれがちですが、企業間の競争が激しいため、価格を抑えた施設も増えています。入居時費用を0円に設定している施設や、地方・郊外に立地する物件を選ぶと費用負担が軽くなります。日々の介護や見守りなど、必要なサポートに絞って施設を探すのがコストを削減するコツです。
特別養護老人ホーム(特養)
費用負担を最も抑えやすい施設の1つが特別養護老人ホーム(特養)です。公的施設のため入居時費用が不要で、月額費用もリーズナブルな価格帯になっています。ただし、要介護3以上という入居条件を満たす必要があるほか、人気も高いため、地域によって入居が難しいケースも存在します。
【エリア別】相場より安い老人ホームを探す
安い老人ホームを探す際の注意点
パンフレットの金額を鵜呑みにしない
施設のパンフレットに載っている費用だけを見て、費用感を判断するのは危険です。 パンフレットの金額には、介護保険の自己負担金をはじめ、医療費や日用品費、買い物代行といったオプション料金が含まれていないケースが多いです。予算を組む際は、記載額にプラスして毎月3〜5万円程度上乗せして試算すると安心です。施設見学時に「同じ介護度の方が毎月トータルでいくら支払っているか」を確認しておきましょう。
入居時費用のない物件は月額費用に注意する
初期費用がかからない「入居時費用0円」の施設は魅力的に映りますが、必ずしもトータルで得になるとは限りません。入居時費用を抑えられる反面、月額費用が高額に設定されるケースが多い点に注意しましょう。
老人ホームの入居時費用には償却期間という返還制度があり、一定期間内に退去した場合は未償却分が戻る仕組みです。入居者の平均滞在年数(約5年)を考慮すると、入居費用を支払って月額費用を抑えた方が、総額が安くなることも多いです。入居期間を想定したうえで計算する視点が欠かせません。
まとめ
安い老人ホームを探す際は、パンフレットに記載の費用だけで判断せず、入居時費用や月額費用、オプション費用を含めた総額で比較検討しましょう。 立地を郊外に移したり、築年数などの条件を柔軟に見直したりすれば、予算に合った住まいが見つけやすくなります。
「LIFULL 介護」では、全国の老人ホームから希望の費用感の施設をスムーズに検索できます。無料の入居相談も承っているので、後悔のない施設選びの第一歩として活用してください。

