神奈川県茅ヶ崎市の中心部にある、介護付き有料老人ホーム「ケアヴィレッジ湘南茅ヶ崎」。その特徴は、24時間看護師常駐の充実した医療体制、JR茅ヶ崎駅から徒歩4分の立地、さらに江の島や相模湾が見える眺望の良さなど、多岐にわたります。
2024年8月には、設備を充実させたリニューアルフロアも完成。ますます魅力が高まる「ケアヴィレッジ湘南茅ヶ崎」の特徴について、施設長の田村大貴さんにお話を聞きました。
ケアヴィレッジ湘南茅ヶ崎の外観
入居理由が入居者様と家族様で異なるくらい、多くの特徴がある
──はじめに、田村さんが介護業界に入られたきっかけやこれまでのキャリアについて教えてください。
田村さん:この業界に入る前は、福祉用具を扱う企業で10年ほど営業職をしていました。もともと「人の役に立つ仕事がしたい」という気持ちが強く、福祉用具の営業はやりがいのある仕事でしたが、次第に「もっと広い領域で、多くの人に役立ちたい」と感じるようになりました。
そんな時に、現在の会社である亀井工業ホールディングスを知る機会がありました。地域に根ざした「ローカルファースト」という企業方針に共感して転職を決意。
前職在職中に取得していたケアマネジャー資格を活かし、5年間居宅ケアマネジャーとして経験を積み施設相談員、施設ケアマネジャーとしての経験を経て「ケアヴィレッジ湘南茅ヶ崎」の施設長を務めています。
──「ケアヴィレッジ湘南茅ヶ崎」の特徴を教えて下さい。
田村さん:おかげさまで、当施設には入居者様やご家族からご好評いただいている特徴が多くあります。まず、24時間看護師が常駐する充実した医療体制、JR茅ヶ崎駅から徒歩4分の便利な立地、そして江の島や相模湾を望む眺望の良さが、皆さまに特に評価されているポイントです。
また、「毎日を楽しく過ごしていただきたい」という思いのもと、さまざまなイベントや入居者の方へのサポートも充実しています。2024年8月にリニューアルした新しいフロアも高い評価をいただいており、今後も多くの方に知っていただければと考えています。
──たくさん特徴があるんですね(笑)。医療体制について具体的に教えて下さい。
田村さん:当施設では、有料老人ホームとしては珍しく、看護師が24時間常駐している点が大きな特徴です。この充実した医療体制については、入居者様やご家族から「安心できる」という声を多くいただいています。また、各フロアにスタッフが配置されており、現在の入居者とスタッフの比率は「1.8:1※」と非常に手厚い体制です。(※2024年10月時点)
さらに、2階にはクリニックがあり、入居者様の定期的な診療、健康診断、予防接種を行って頂いています。急な対応が必要な際は、200mほどの距離にある協力病院の「茅ヶ崎徳洲会病院」、さらに専門的な医療が求められる場合には「湘南藤沢徳洲会病院」へ連携して対応できる体制が整っており、入居者様の安心に繋がっています。どのような状況でも迅速に対応できる仕組みがあるため、体調に不安がある方でも安心してお過ごし頂ける施設です。
特殊浴室でどのようなお身体状態でも入浴を楽しめる
──駅からとても近い立地について、どのような声が多いのですか?
田村さん:茅ヶ崎駅の改札から徒歩4分という便利な立地は、ご家族様にとても喜ばれています。実際、これほど駅に近い施設は非常に珍しいんです。ご面会の際に車ではなく電車でも気軽に来られることが、ご家族の皆さまにとって大きな利便性として評価されています。
──上層階からの眺望は格別でしたね。
田村さん:これは、入居者様ご本人が特に満足されているポイントです(笑)。当施設は高層マンションのような造りで、周辺の住宅地は低層の建物が多いため、東には江の島や三浦半島、南には大島や烏帽子岩、西には伊豆半島や富士山まで見渡せます。中層階以上からは、茅ヶ崎や江の島の花火大会も見えるので、入居者様にとって大きな楽しみの一つになっています。
茅ヶ崎海岸方面の眺望
入居者様が喜ぶことをスタッフが考え、すぐに実行できる体制
──入居者様と直接関わる、スタッフについて教えて下さい。田村さんはスタッフの皆さんに、どのような働きかけをしているのですか?
田村さん:私が常に伝えているのは、「入居者様が気持ちよく過ごせるように、入居者本位の考えで動こう」ということです。例えば、明るく挨拶をする、御礼をする、楽しく会話をする、といった基本的なことですが、全員が徹底するのは簡単ではありません。介護技術の向上も欠かせませんが、「人としてあるべき姿」が最も大切だと考えています。職員一人一人が意識を持って入居者様に対応してもらえるよう、今後も考えを共有出来るよう発信していきたいと考えています。
また、スタッフが働きやすい環境づくりにも力を入れています。困ったことや新しいアイデアをいつでも話せる、風通しの良い職場環境を作ることが私の役目だと思っています。良い事はもちろん、何でも話しがし易い関係づくりを目指しています。
──具体例を教えていただけますか?
田村さん:一つは、スタッフの提案で始まった「買い物レク」です。希望を聞き取り、買物代行をするサービスは毎週実施していますが、皆さんが買い物へ行く機会はありませんでした。自分の目で選び、買いたいものを買いに行きたい、でも一人では・・、といった意見を職員が拾い上げ、「職員と一緒に買い物へ行く」という定期的なレクリエーションとして実施。周辺には多くのお店がある利点を活かし、駅ビル、スーパー、ドラッグストア、コンビニ等々、希望に沿ってお連れし、買い物を楽しんで頂きました。
また、当施設ではできるだけ頻繁に外出をレクリエーションに取り入れています。終の棲家である以上、日々の生活を楽しんでいただきたいという思いから始まったものです。茅ヶ崎には海も山もあり、豊かな自然に触れていただくため、車椅子でもアクセスしやすい公園や海岸をスタッフが見つけ、行動範囲を広げています。
車椅子の入居者も参加できるビーチレク
新たに設置された理美容室
──入居者様から、とても喜ばれそうですね。その他にもエピソードがあれば教えて下さい。
田村さん:ここ数年は100歳を迎えられる入居者様が増えました。担当スタッフが中心となり、お花や手作りの冊子をプレゼント、いつもの誕生祝いより豪華に、特別なイベントとしてお祝いをさせて頂いております。ご本人様、ご家族様にも大変喜んでいただけますが、お祝いをする私たちも非常に嬉しい気持ちになります。
また、ご家族様からも感謝の言葉をよくいただきます。当施設ではお看取りも行っており、その際に「この施設で過ごせて良かった。本当にありがとう」といったお言葉を頂戴することが多いです。
こうした信頼関係は、看護師や介護職員、ケアマネジャー、相談員など全スタッフが個々の入居者様やご家族様の状況をしっかりと把握し、日々適切に対応しているからこそ築けるものだと思います。普段から小まめに連絡を取って、ちょっとした報告や確認を欠かさないことで、ご家族様にも安心していただける関係ができていると感じています。
リニューアルフロアも完成。さらに明るく活気がある住まいにしたい
──今後、より改善していきたい点はありますか?
田村さん:まずは日々のレクリエーション、面会や外出、外泊等、コロナ禍以前の状態に近付けるようにしたいと思っています。新型コロナウイルスの蔓延で一部制限せざるを得なかったのですが、現在は徐々に再開しています。私たちにも健康管理のノウハウが蓄積されてきましたので、以前のように、そしてそれ以上に、入居者様が毎日の生活を楽しんでいただけるようにしたいと考えています。
イベントなども行われる、各フロアに設置されたダイニングルーム
天候が良い日に人気のミニテラス
──リニューアルフロアも新しくオープンしましたね。
田村さん:はい、2024年8月にリニューアルフロアが完成し、おかげさまで多くのお問い合わせをいただいています。今回のリニューアルでは、個室を二つ繋げたご夫婦向けのコネクトルームや、充実した収納スペースのお部屋、さらに素晴らしい眺望を楽しめるお部屋などをご用意しました。内装もワンランク上の仕様で提供しているので、ぜひご見学いただきたいですね。
リニューアルフロア・コネクトルーム(リビング)
リニューアルフロア・コネクトルーム(ベッドルーム)
リニューアルフロア・収納スペースが豊富な個室
──今後「ケアヴィレッジ湘南茅ヶ崎」を、どのように変えていきたいとお考えですか?
田村さん:現在、当施設の入居者様は、地元や近隣にお住まいだった方が過半数を占めています。口コミやご紹介を通じて見学にいらっしゃる方も多く、これは地域密着を大切にしてきた弊社への信頼の表れだと感じており、大変ありがたいと思っています。
その一方で、もっと多くの方に当施設の良さを知っていただきたいとも考えています。東京駅から60分以内、横浜駅からは30分というアクセスの良さもありますので、より広いエリアの方々にも「ケアヴィレッジ湘南茅ヶ崎」の魅力を知っていただき、安心して暮らせる選択肢の一つとして検討してもらえたらと願っています。