複合施設や病院が多く住みやすい環境で、都心へのアクセスも便利な千葉県浦安市の舞浜エリア。この地に佇む2017年11月開設の介護付き有料老人ホーム「コンシェール舞浜」に2023年5月、新たに先進の設備を備えた「東館」がオープンしました。

高級感あふれる新空間が魅力の同施設では、どのような暮らしができるのでしょうか?施設の特徴やお仕事のへの思いについて、支配人(ホーム長)の村尾拓史さんにお話を伺いました。

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明るく高級感あふれる新空間で、自由と安心のある暮らし


──はじめに、村尾さんが介護の仕事に就かれたきっかけや、これまでのキャリアについてお聞かせください。

村尾さん:体育大学の学生だったときに、学内の福祉学科の友人に誘われ、高齢者施設のボランティアに参加したことが介護の道に入るきっかけになりました。高齢者の方とお話しするのがとても楽しく、生活のサポートをすることで喜んでもらえたこともうれしくて、「自分には、この仕事が合っているのでは」と感じたのです。

そこで、大学卒業後は専門学校に入学して福祉を学び、専門学校を出たあとは精神科病院の看護助手を経て介護老人保健施設でデイケアの仕事に就き、ケアマネジャーなどのキャリアアップ資格を取りました。その後、2010年に当施設の運営母体である株式会社リエイに入社。長期間にわたり海外の介護施設運営や介護スタッフ養成に従事していましたが、コンシェール舞浜の東館オープンに伴い、支配人に着任しました。



──館内は真新しく、高級感あふれる空間デザインも素敵です。

村尾さん:ありがとうございます。館内はホテルライクなインテリアに木の温かみを添え、上品でホッとくつろいでいただける空間を目指しています。中庭に面したラウンジや、ご家族やご友人など外部の方でもご利用いただけるカフェ、カウンター席のあるダイニングなど、共用スペースは明るくゆったりとした空間ですので心地よくお過ごしいただけると思います。




村尾さん:癒しをコンセプトに2種類の貸し切り風呂を作りました。あえて、「個」の空間を大切にしてもらいたく、デザインをしています。打たせ湯や肩まわりにお湯を流せる特別な浴槽をご用意しています。もちろん機械浴等も完備しています。

──「コンシェール舞浜(東館)」の特徴をお聞かせください。

村尾さん:一番の特徴は、入居者様に「自由な暮らし」ができる環境をご提供していることだと思います。ここでは起きたい時間に起きて食べたいときに食事を摂り、働いている方はお仕事へ出かけるというように、ご自分のライフスタイルに合わせた生活ができます。ご自宅にいらした頃と同様に、ご自分のペースでお過ごしいただきたいと思っています。



村尾さん:「コンシェール舞浜(東館)」をマンションやサ高住と並ぶ選択肢の一つとして捉え、「施設に入る」という気負いを持たず、ぜひ「安心して暮らせる設備やサービスが整った住居に引越す」といった感覚で考えて欲しいですね。当施設は介護度が重い方のケア体制も整っていますから、もし、将来、要介護となられても、引越しの必要がない安心も魅力の一つです。実際にそういった理由で選んでくださる入居者様も多いんですよ。

「癒し」と「尊厳」を大切に、お一人おひとりの幸せを考える


──「コンシェール舞浜(東館)」では、なぜ、自由な暮らしを提供できるのでしょうか?

村尾さん:自由な暮らしを満喫していただくために、入居者様の健康と安全の確保には高い意識で臨んでいます。自由を楽しめる元気なお体とお心の維持をサポートし、おケガなどのリスクからもお守りする。これらを徹底してこそ、安心して自由を楽しんでいただける環境をご提供できると考えています。

具体的には、健康面では介護スタッフ、機能訓練指導員、看護職員、管理栄養士といった各分野のスペシャリストが結集し、お一人おひとりの健康状態に合わせたサポートを行います。さらに、エントランス常駐のコンシェルジュは認知症の方の外出をケアし、共用スペースには見守りの防犯カメラも設置するなど、自由だからこそ生じかねない危険を未然に防ぐ対策も施しています。



村尾さん:そしてもう一つ、運営会社のリエイが社員食堂や社員寮運営など、フードサービス・生活サービス事業を手がけていることも、満足度の高い自由な暮らしに一役を買っていると思います。介護以外の事業で培ったノウハウを生かし、居心地の良い空間やサービスをご提供できるよう尽力しています。当施設に併設されている、外部の方もご利用いただけるカフェもその一例です。

──株式会社リエイは、フードサービス事業に50年以上の実績をお持ちです。施設でのお食事にも力を入れていらっしゃるのでしょうか?

村尾さん:はい。薬膳の考え方を取り入れて旬の食材を使い、おいしくて体調も整えられるメニューを専属の管理栄養士が考案しています。イベント食も積極的に実施しており、世界各国の料理をテーマにしたときなどは、旅行気分を味わっていただくためにテーブルセッティングも工夫します。また、嚥下が難しい方にも食べる幸せや選ぶ楽しみを感じて欲しいという思いから、栄養豊富なポタージュを独自開発しています。入居者様の栄養改善等の実績はケアマネージャーにも大変好評です。



──では、自由な暮らしを提供するために、こだわっていることをお聞かせください。

村尾さん:リエイでは安心・安全と快適な生活をお護りする「快護」を事業理念に掲げ、全てのサービスに通じるキーワードとして、入居者様の「癒し」と「尊厳」を大切にしています。スタッフの都合で何かを決めたり、リスクヘッジに偏り過ぎたりせず、あくまでも入居者様が快いと感じることを最優先していくようには意識していますね。そうすることで、お一人おひとりにとっての癒しは何なのかを熟考し、必要なサービスをご提供することができて尊厳の尊重につながり、その方らしい生き方や幸せをサポートできると考えています。

理想的なサイクルで、笑顔に満ちた活気あふれる空間に

──今後、「コンシェール舞浜(東館)」をどんな空間にしていきたいとお考えでしょうか?

村尾さん:入居者様たちが共用スペースに集まって、一人で読書なさったり、気の合う方とおしゃべりしたり、思い思いの時間を自由に楽しめる活気あふれる空間にしたいです。そのためにもカフェやラウンジなどはどんどん活用いただきたいです。中庭では、隣の西館の方々とも交流していただけます。西館はペットOKのお部屋もありますから、中庭でペットとくつろいでいる西館の入居者様がいらしたら、かわいい犬や猫とのふれあいも楽しめるかもしれません。



──活気ある空間にしていくために、取り組んでいきたいことをお教えください。

村尾さん:働くスタッフ全員がこの空間を好きになり、自発的にアイデアを出し合って、より良いサービスを追求していく組織にしたいです。入居者様だけでなくスタッフも互いに尊重し合い、介護の質や業務効率を向上させるデジタル技術を利用したDX化も推進し、快適に働ける環境をつくりたいですね。スタッフが、やりがいや高い志を持ち続けることでサービスが進化し、入居者様にたくさんの幸せを感じていただける──。そんな理想的なサイクルを生み出したいと思っています。


(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2023年7月時点の情報です)