自宅の介護で苦労した点は?自宅介護の限界を感じた瞬間
症状が軽いうちは自宅で介護できても、次第に症状がすすみ介護年月が長くなると介護する側の負担も相当なものになります。
ひどい認知症の場合では、近隣の方や警察にまで迷惑をかけることがあり、精神的なストレスも切実です。
アンケートでいただいたコメント集
入退院の間隔がどんどん短くなったため、介護している母や叔母の体力が持たなくなってきたこと。
また足腰がかなり弱ってきたので介護が毎日24時間体制に近くなってきたため。
意識消失が起きるので常時誰かの見守りが必要。
ヘルパーさんに来てもらったり、ショートステイなどを繰り返したが、私(単身)が出張が多く物理的にも精神的にも対応できなくなった。
介護する方もされる方も、心身共に疲れきってしまい、一触即発な危険な雰囲気になってきたため。
自分にも人生があり、このままでは介護で疲れ果ててしまうので、入居を考えるようになった。
認知がひどくなり、普通の生活がかなり難しくなったので。
(リゾートマンションに住んでいたのですが、近所の方全員を泥棒にしてしまい、かなり迷惑をお掛けしたことが大きな原因です)
親戚・縁者に迷惑をかけ続けており、本人に迷惑の自覚がないため。
親戚・縁者から「なんとかしてくれ」と、私にクレームが多発し、介護者(兄、兄嫁、私)の精神状態が悪くなりました。
すぐに家を出て行ってしまい、迷子になって2日も3日も見つからないことが何度もあって、こちらが疲れてしまったから。
介護度2だが、最近症状が進み、主に老老介護という現状では、無理になってきている。
先の見えない介護生活の苦労はほんとうに切実です。
症状が重くなってからの施設探しは、介護との両立が厳しい場合もあるので、気持ちや時間に余裕のあるうちに情報収集や心構えをしておく必要もあるでしょう。