【入居者100人に聞いた】時にはサプライズも。老人ホームでの誕生日会

老人ホームでは毎月、誕生日会が開催されます。

定例化している誕生会では、誕生月の入居者だけではなく、全員が楽しめるよう、スタッフたちはさまざまな工夫で演出にマンネリがないよう心掛けているようです。

その内容は一体どんなものなのでしょうか?

老人ホームでは毎月誕生日会が行われます。その月に誕生日を迎える人を祝う会として定例化していることがほとんどです。

その内容は、誕生日カードやプレゼントの贈呈、記念撮影、レクリエーションなどが定番です。

「毎月のことだと、マンネリ化して楽しみが減るのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実は老人ホームの誕生日会は、ほかの行事やイベントと同じく、飽きないためのアイデアや工夫がたくさん詰まっているのです。

それは老人ホームによってさまざまですが、今回はその一例を紹介しましょう。

誕生日会を楽しんでもらうためのアイデア

誕生日は年齢を祝うことがメインになりがちですが、老人ホームではそれだけではなく、お祝いされるほうも、するほうも全員が楽しめる内容を考えています。
毎月のことだと、誕生日会ならではの驚きや感動は薄れてしまいそうですが、入居者にもっともっと喜んでもらいたいというのは、老人ホームで働くスタッフの共通の想いでもあります。

食事メニューやケーキの種類はもちろん、誕生日会で行うレクリエーションを多種多様に取り入れるなど工夫を凝らしています。

例えば、ボランティアのサックスやバイオリンの演奏会、コーラス合唱や朗読会など、毎月外部からさまざまな分野のゲストを招く老人ホームもあります。

また、誕生日ケーキや食事メニューは季節に応じて旬のものをふんだんに使ったり、デコレーションに凝ったりと、目で見て楽しめる食事にもこだわっています。

時には驚くような演出も!

月ごとにさまざまなアレンジをしている誕生日会ですが、入居者のよろこぶ顔を見たいという一心から、スタッフたちの創意工夫はさらに広がっています。

内容は違うけれど、誕生日会の全体的な進行が同じだと少しマンネリ気味になることもあるかもしれません。そのため、時にはサプライズの演出も取り入れているようです。

例えば、誕生月である入居者に注目が集まるようなクイズを出題したり、その入居者の家族や、普段親しくしているほかの入居者から花束やカードを贈呈したりと、ささやかなサプライズを用意することも。

クイズでは自分のことをほかの入居者に知ってもらえるという嬉しさがあります。また、親しい方からの花束やカードの贈呈は、肩を抱き合い涙するといった感動の場面も見られます。

もちろん入居者の雰囲気や性格、状況などに合わせて内容はアレンジされますが、これらは、入居者とのコミュニケーションをしっかりと深めているスタッフだからこそできる演出といえます。

老人ホームならではの誕生日会を

老人ホームでは年間を通して行事がたくさんあります。そのなかの定番として挙げられる誕生日会は、さまざまな演出方法を取り入れて、入居者の楽しみがさらに増すように心掛けています。

家庭ではできないアイデア満載の誕生日会を一度、体験してみてはいかがでしょうか。

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