東急東横線・都立大学駅から徒歩16分。駒沢公園にほど近い、世田谷区深沢の緑豊かな住宅街に立つ「ウェルケアガーデン深沢」は、フジサンケイグループのサンケイビルウェルケアが運営する介護付き有料老人ホームです。

中庭付きのモダンな建物は、2019年にグッドデザイン賞を受賞。ガラス張りの開放的な空間が日々の暮らしを彩ります。

高級感のある空間同様に評判なのが、健康状態やADL(日常生活動作)の改善を目指した手厚いケアと機能訓練です。

3年前、車いすや胃ろうが必要な状態で入居されたK様(89歳)も、ここでの暮らしでお元気になられたご入居者のお一人です。現在は自力で歩行でき、普通の食事をおいしく召し上がれるまでに回復されたK様と、K様を温かく支える奥様に、これまでのお話を伺いました。

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妻の手料理をまた食べられるようになるために…。スタッフの言葉に心を動かされて入居を決意


──2020年11月に「ウェルケアガーデン深沢」に入居されるまでは、どのような暮らしをなさっていたのでしょうか?

K様:現役時代、私は会社員で技術職に就いていましたが、定年後はゴルフや散歩など、妻と2人でいろいろなところへ出かけて楽しんでいました。けれど80歳を過ぎたら足が弱り始め、以前のように出かけることが難しくなり、リハビリに通いながら自宅中心の生活を送っていました。

ところが2020年半ばに体調を崩し、入院しまして……。そうしたら病院食が喉を通らず、胃ろう(※胃に穴をあけてチューブを挿入し、栄養補給する方法)を造設することになったんです。私は食べることが好きなので嫌でしたが、体力を維持するためには受け入れるしかありませんでした。その後、退院時期を迎え、自宅から通いやすいエリアにある「ウェルケアガーデン深沢」への入居を決めました。


──退院の際、ご自宅に戻らずに「ウェルケアガーデン深沢」に入居なさったのはなぜですか?

K様:当時はほぼ寝たきりで、車いす、胃ろう、持病だった糖尿病のインスリン投与などが必要な状態でした。もちろん、本音では自宅に戻りたかったです。けれど、このまま帰宅したら妻に負担をかけてしまうと思ったのです。

「ウェルケアガーデン深沢」のスタッフさんの、「また、ご自宅でおいしいごはんを食べられるように、一緒にがんばりましょう」という励ましの言葉にも心を動かされました。早く家に帰ることができるようになりたい、妻の手料理を自分で食べられるようになりたいという前向きな気持ちが、いっそう強くなりました。



奥様:夫が「ウェルケアガーデン深沢」への入居を決めたときのことは、よく覚えています。それまで絶対に嫌だと言っていたのに、入院中に面談に来てくださったスタッフさんとお話ししたら、一転して「入居する」と言ったんです。私は、安心できる環境でリハビリに打ち込んでもらえると思い、うれしさのあまり泣いてしまいました。夫の背中を押してくださったスタッフさんには、本当に感謝しています。

要介護5から要支援1に。プロのケアと家族の支えで驚きの回復


──入居後は、どのようなリハビリをされましたか?

K様:当初は介護スタッフさんや看護師さんが、胃ろう、インスリン投与、トイレ、拘縮した足のマッサージ、夜中の寝がえりまで……。本当に、つきっきりで親身にケアしてくださいました。

また、ここでは「寝かせきり」がなく、胃ろうを流すときも必ず起き上がらせてくださってダイニングで行うんです。食べられないからと、ベッドで寝たまま処置することはなかったです。そういう一つひとつの対応に、心を込めて、丁寧に向き合ってくださる姿勢を感じました。


K様:一方で、早く元気になりたいという私の気持ちを汲んで、少しずつリハビリもスタートしてくださいました。口から食事をとる練習では、スプーン1杯のゼリーから徐々に増やし、10カ月経った頃にはおかゆを食べられるようになりました。その後も刻み食など段階を経て、1年余り経った頃からは通常食になりました。おまけに、栄養管理がなされた食事をいただいているからか糖尿病の数値が落ち着き、インスリン投与も不要になりました。

──今は歩行器も杖も使わず、しっかり歩いていらっしゃいます。歩行のリハビリも同時に行われたのでしょうか?

K様:はい。最初は歩行器で10m歩くところからスタートし、入居して半年近く経った頃には、歩行器を使って一人でトイレに行けるようになりました。その後も、機能訓練指導員さんのサポートでマシンを使ったリハビリに励み、館内の廊下などで頻繁に歩く練習をしました。

今は歩行器や杖を使わずに、一人で歩けます。もちろんトイレも一人で行きますし、顔を洗う、歯を磨くなどの生活動作も問題なく行えます。入居した頃は「要介護5」だったのですが、今は「要支援1」になって自分でもびっくりしています(笑)


──歩けるようになり、食事もとれるようになり、インスリンも不要になり……。要介護5から要支援1という驚異的な回復の要因は何だったとお考えですか?

K様:元気になって家に帰りたい、普通の食事がしたいという強い思いがあったこと、「ウェルケアガーデン深沢」のスタッフさんが丁寧で適切なケアをしてくださったことが大きいと思います。でも一番は、妻のおかげでしょうか。コロナ禍で面会は難しかったので、妻とは一日に何度もメールのやりとりをしていました。ときには、同じテレビ番組を見ながら感想を送り合ったりもしましたね。いつも身近で励ましてくれて、心の支えになりました。

奥様:本人の強い気持ちも要因だと思いますが、私は、夫がここまで元気になれたのは「ウェルケアガーデン深沢」のお力が大きいと思っています。

医療検査をしっかり行い、ドクターと連携して体の状態を見極めながら、食事や水分摂取をプランニングしてくださる。歩行訓練などのリハビリも、夫の体力に合わせた最適なメニューを考えてくださる──。そんなことは、自宅では到底できません。プロのケアはやっぱりすごいです。心から、ここに入居して良かったと思います。

外泊OKになり、月イチで帰宅。いずれは旅行も楽しみたい


──今、ここでの暮らしではどんなことを楽しみにされていますか?

K様:クイズ感覚で楽しめる脳トレや、読書を楽しみにしています。昔から本は好きで、最近は推理小説をよく読んでいます。あとはリハビリとお風呂ですね。どちらも、スタッフさんとゆっくりおしゃべりできて楽しいです。




──今は外泊も可能になったと伺いました。ご自宅に帰ったりされましたか?

K様:はい。先日、入居後初めて自宅へ帰りました。今後は月1回ほどの頻度で帰る予定です。家で食事ができるのはうれしいですね。帰る日は早朝に帰宅して、朝ごはんも家で食べました(笑)。食べ慣れた「わが家の味」はホッとします。

奥様:長年暮らし、どこに段差があるかもわかっている家ですから、問題なく過ごせました。階段も一人で昇り降りできるんです。事前にスタッフさんが階段昇降の練習をしてくださったおかげです。

──今後、やりたいこと、挑戦してみたいことがありましたらお聞かせください。

K様:今はスタッフさんと駒沢公園などで散歩をしますが、今度は妻と一緒に散歩を楽しみたいですね。外泊に慣れてきたら、妻とよくゴルフに行った伊豆への旅行もしたいです。

奥様:こちらに入居するまで、夫とは何をするときも一緒で、買い物もゴルフもいつも2人で楽しんでいました。また夫と一緒に出掛けられたら、こんなにうれしいことはありません。旅行は、お願いすれば「ウェルケアガーデン深沢」のスタッフさんが付き添ってくださるそうなので、ぜひ検討してみたいです。

(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2023年5月時点の情報です)