外国人建築家によって建てられた神戸異人館をモチーフに、ホテルのような落ち着いた空間が広がる「グッドタイム リビング 神戸垂水」。365日看護師が日中常駐し、協力医療機関との連携を図りながら毎日の健康をサポート。お元気な方から要介護5の方まで、幅広いシニアの方が入居できる在宅型有料老人ホームです。


モットーである「オーダーメイドの介護」を実現し、お一人おひとりが幸せで生きがいを感じる暮らしについて、ジェネラルマネージャーの下岡さんにお話をお伺いしました。



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スタッフが働きやすい環境が、質の高いケアにつながる

――まずは下岡さんのことについて伺います。これまでどのような経験を積まれてきたのでしょうか?

下岡さん:学生時代に視覚障害のある友人がおり、福祉の仕事に興味を持ちました。その後、訪問介護の会社に就職したのがこの業界のスタートです。ホームヘルパーの資格を取り、たくさんのシニアの方を在宅でケアし、ご家族の方とお付き合いさせていただきました。介護のノウハウやシニアの方との接し方など、当時の経験が今の仕事にたいへん役に立っています。


その後、介護に関する資格取得を重ね、今の会社に転職しました。ジェネラルマネージャーという職に就いたのは約10年前です。その当時も今も変わらないのは「スタッフが働きやすい環境が質の高いケアにつながる」という思いです。スタッフが笑顔であれば、ゲスト(編集部注:グットタイム リビングではご入居者のことを「ゲスト」と呼び、その住まいを「ゲストハウス」と呼んでいます)も笑顔になる。スタッフの働きやすい環境づくりがジェネラルマネージャーにとっていちばん大切な仕事です。

――スタッフが働きやすい環境とはどういうものでしょうか?

下岡さん:まず、グッドタイム リビングでは介護業務は介護スタッフ、介護以外の業務はサービススタッフとスタッフの役割分担が明確にできており、一人ひとりの業務負担が大きくならない体制を整えています。そのため介護スタッフが介護業務以外のあれこれも手伝わなければならないということがありません。つまり、ゲストのケアに100%集中できる環境になっているわけです。


また、スタッフのどんな小さな悩みにも耳を傾け、「ゲストのためにこうしたい」という要望や「こうすれば日々の業務が効率的になる」などの意見を聞いて、できる限り実現できるようにもしています。


そのような工夫もあってか、当施設では7年以上勤務するスタッフが6割います。これからも心身ともにスタッフが働きやすい環境づくりに努めていこうと思っています。


グットタイム リビングでしかできないことを一つでも多く

――「グッドタイム リビング 神戸垂水」ならではの特徴を教えてください。

下岡さん:「食」へのこだわりです。季節感のあるお食事を朝・昼・夕、毎食2種類からお選びいただけます。月に数回スペシャルメニューもご用意しています。スペシャルメニューでは、例えば「日本の郷土料理」と銘打って、1年かけて全国の味めぐりを行います。「旅行した気分になれる」とゲストにも喜んでいただいています。重度の要介護の方には、動作機能、咀嚼嚥下機能、そして嗜好に合わせた食事を提供し、いつまでもその方らしくお食事できる工夫をしています。


そのほか、人気のスイーツや料理をお取り寄せすることもあります。流行に敏感なスタッフがいて、たくさん情報を集めてきてくれます。ゲストの方々も「次は何が食べられるかしら?」ととても楽しみにしてくれています。もちろん、ゲストから「これが食べたい」というリクエストがあればお取り寄せするようにしています。


お取り寄せは月に1回定期的に開催しており、最近ですと明石の料亭「人丸花壇」のお弁当をお取り寄せして、大変好評でした。大阪の甘泉堂さんのフルーツゼリーをお取り寄せしたときは「まるで本物の果物を食べているよう」と喜んでいただけました。ゼリーなら、嚥下機能の低下している方でも、おいしくお召し上がりいただけるというスタッフからの提案でした。





オープン15周年の時は、ビュッフェスタイルでお祝いの会を開きました。スタッフが正装して、お菓子やお飲物を用意し、大きなケーキを切り分けました。いつもと違う非日常的な1日で大いに盛り上がりました。





――「ボールルーム」と書かれたお部屋にはピアノがあります。

下岡さん:ピアノが得意なサービススタッフがおり、ゲストが新しくご入居されるときや新しいスタッフが入ってくるときのセレモニーで使っています。

しかし、ピアノをいちばん有効的に使っているのは「音楽療法」の時間ではないでしょうか。

心地よい音楽によってリラックスやストレスを軽減できる音楽療法身は、ゲストの心身に良い効果を生み出しているように感じます。一緒に歌を歌ったり、身体を使ったりすることで脳も活性化されるのか、音楽療法があった日はゲストのお顔も生き生きとしていらっしゃるように見えます。音楽療法は、ヤマハの音楽検定資格を持つサービススタッフが担当しており、ゲストはご希望されれば誰でも参加することができます。担当のスタッフは現在、音楽健康指導士の資格取得を目指しており、ゲストお一人おひとりの様子をきちんと観察しながら、効果的なプログラムを組んでいます。



――サービススタッフさんが充実しているからできることですね。

下岡さん:当ゲストハウスでは多彩なクラブ活動を行っており、それらを「グッドタイムクラブ」と呼んでいます。娯楽や教養、運動など種類が豊富なうえ に内容も充実しています。これらの内容については私たちが一方的に決めるばかりではなく、ときにはゲストの方が中心に考えて、企画したり実施することもあります。現在、編み物に興味のあるゲストがいらっしゃいますので、「編み物クラブを作ろう」とスタッフみんなで計画しているところです。


そうしたゲストの方の思いを掘り起こしたり、やる気をバックアップすることは、ゲストと私たちスタッフとの間に心からの信頼関係が築けていないとできません。それが 「グッドタイム リビング 神戸垂水」が大事にしていることですし、そんな関係性があるからからこそ「オーダーメイドの介護」を実現できるのだと思います。



地域とつながり、さらに日常を楽しいものに

――地域のボランティアの方々と交流する場を設けているとお聞きしました。

下岡さん:ゲストハウスにいると、どうしてもゲストハウス外の方々との交流が少なくなりがちです。もちろん、多彩なイベントはありますが、同行者はいつも同じメンバーになってしまいます。そこで、地域のボランティア団体に声をかけて、交流できる機会を設けるようにしました。


たとえば、ハギレ布で作る「布貼り絵」が趣味のゲストがいらっしゃいます。でも、1人で淡々とつくっても張り合いがありません。そこでその方がボランティアの方に布貼り絵を教えるという場を「グッドタイムクラブ」の一環として設けました。切り方や貼り方のコツをゲストがボランティアの方に上手に教えられていて、どちらもとても嬉しそうでした。またゲストの創作意欲が高まったせいか、布貼り絵のコンテストに応募され、入選を果たされました。私たちスタッフも大喜びです。



――ボランティアではなく、ゲストが教えるというのがユニークですね。

下岡さん:自分が得意なことを人に教えるって、とても楽しいと思いませんか。それに、ボランティアの方々も、「趣味を一緒に楽しむことがボランティアになるとは思いませんでした」と嬉しそうにおっしゃいます。


ボランティア活動はお掃除したり、食事の介助をしたりと、何かをお手伝いすることがほとんどです。でも、ここでは趣味を楽しく教えてもらうことがボランティアになる。双方、WIN-WINになれる活動なので、いろんな分野に広げていきたいと思っています。


――ゲストのためにさまざまな試みにチャレンジしておられるのですね。

下岡さん:はい。そんな日々の取り組みのおかげなのか、先日、あるゲストのご家族が遊びに来られた時に、ご家族の方々から「私たちもここに住みたい」とおっしゃっていただきました。これには最高の褒め言葉をもらえたようで、とても嬉しく感じました。



ゲストお一人おひとり、やりたいことや幸せを感じることは当然ですが異なります。それらを信頼関係を築くことで丁寧に伺いながら、できる限りのサポートをしていく。このことはこれからも全力で続けます。さらに、地元の方と交流をさらに深め、地域に開かれたゲストハウスであり続けたいと思っています。


ご入居を検討される方やご家族はぜひ一度内覧に来ていただけたら嬉しいです。「オーダーメイドの介護」がどんなものなのか 、お一人おひとりに合わせた豊かな暮らしを実感いただけると思います。


(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2022年1月時点の情報です)