横浜市営地下鉄ブルーライン、センター南駅から徒歩約4分という便利な場所に佇む『グッドタイム リビング センター南』。ケアアテンダントと呼ばれる介護スタッフをはじめ高い専門性を持つプロ集団がチームでお一人おひとりに合わせた介護を実践する「住宅型有料老人ホーム」です。同施設の取り組みについて、ジェネラルマネージャーの福田貴信さんにお話を伺いました。



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シニア向けマンションを併設しており状況に合わせた「移り住み」が可能



──まずは、「グッドタイム リビング センター南」の特徴について教えてください。

福田さん:「グッドタイム リビング センター南」は介護が必要な方を対象としていますが、同じ建物内に概ね65歳以上のお元気な方を対象としたシニア向けマンション「プラテシア センター南」が併設されていることが大きな特徴だと思います。

お身体の状態やご希望されるサポートによってお好きなタイプを選んでいただき、状態が変化されたときに、同じ建物内で「移り住み」をしていただくことができます。

「グッドタイム リビング」には重度の介護が必要な方向けの「スペシャルケアフロア」も設けていますので、幅広いニーズにお応えできるのではないかと思っています。

あとはご夫婦で入居されるケースで、ご主人さまが要介護、奥さまが自立という状況だった場合、ご主人さまは「グッドタイム リビング センター南」、奥さまは「プラテシア センター南」にご入居いただくということも可能で、実際にそのように利用されているご夫婦のゲストもいらっしゃいます。

双方にレストランが併設されているのですが、奥さまが「グッドタイム リビング」の方のレストランにいらしてご主人さまと一緒に食事を取ることもできるので、とても喜んでいただいています。





――建物内でのイベントやクラブ活動など、いろいろ用意されていると伺いました。

福田さん:施設内では「グッドタイム クラブ」というクラブ活動を行っており、午前と午後に分けて1日4~5回、ダンスやストレッチ、俳句など、ゲストの方が自由に参加できるさまざまなプログラムをご用意しています。クラブ活動を通して「新たな趣味ができた」と喜んでくださる方も多いですね。

また、毎日16時くらいからエントランスロビーでの「ピアノ演奏会」があるほか、「クリスマスパーティ」、「迎春の花を活ける会」など季節ごとのイベントも行っており、こういう機会を通して参加者同士の交流も広がっています。




また、私たちはご入居者をゲストとお呼びし、その住まいを「ゲストハウス」と呼んでいるんです。外出も自由ですし、クラブ活動なども完全に任意で参加していただいています。ご自身のライフスタイルに合わせて自由に過ごしていただけるという点が、「グッドタイム リビング」最大の特徴と言えるかもしれません。



スタッフを信頼して仕事を任せることが、人材育成につながる


──福田さんがジェネラルマネージャーになられた経緯を教えてください

福田さん:私はもともと関西で7年間別の介護施設で管理者をしており、2007年に弊社に入社しました。関西で営業職、ケアスタッフ、ケアマネジャーを経験した後、「グッドタイム リビング 町田中町」のジェネラルマネージャーになり、2021年10月にセンター南のジェネラルマネージャーに赴任しました。



──ジェネラルマネージャーになられたときはどんな心境でしたか?

福田さん:私はもともと現場のケアマネジャーの仕事が好きだったので、実はジェネラルマネージャーになりたいという気持ちはあまりなかったんです。むしろ、大変そうな仕事だなと思っていました(笑)。

ジェネラルマネージャーの立場になって最初に感じたのは、「人に任せる」ということの難しさです。私自身現場にいたこともあり、どうしても自分で動いてしまいがちなのですが、それだとスタッフは育ちません。

「グッドタイム リビング センター南」には70名を超えるスタッフがいます。

私がこのゲストハウスに就任してまだ3カ月ですが、スタッフを信頼して任せるということを日々やり続けている感じです。



──ジェネラルマネージャーになったとき、課題に感じたのはどんなことですか?

福田さん:ジェネラルマネージャーになった頃から思っていたのですが、この仕事をしている限り、予期せぬ事象の発生を100%防ぐことはできないんですね。そして、そんなときこそ、それまでのゲストやご家族との信頼関係が物を言うと思うんです。

一所懸命やっていても予期せぬ事象が起きてしまったとき、「起きてしまったことは残念だけど、いつも一所懸命やってくれているから」と言っていただけるかどうかが大切だと思っています。

私はスタッフによく、「君たちはゲストの皆さんに常に見られているんだよ」と伝えているんです。我々は質の高いサービスの提供を常に心がけていますし、ゲストの方もそれを期待して入居されていると思っています。ですから、その期待にできる限りお応えできるようにしています。それは日々の何気ないコミュニケーション。たとえば会話一つでも私たちはゲストの方を様づけでお呼びするようにしていますし、必ず敬語でお話しするよう規則で定めています。









全員が同じ方向を向き、一体感を持ったサービスを提供したい

──この先目指していることは何ですか?

福田さん:私たちのゲストハウスでは大きく分けて、「サービススタッフ」、「ケアアテンダント」、「ナース」、「ケアマネジャー」の4つのスタッフの部門があるのですが、これらすべての部門がゲストに対して同じ方向を向き、一体感を持ってサービスを提供できるようにしたいと思っています。

私は関西の「グッドタイム リビング」でケアマネジャーをしていたときにもこのことを心がけて仕事をしていたのですが、何人かのご入居希望の方から内覧の際に「ここにお世話になった方からグッドタイム リビングはいいところだと聞きました」というお話をいただけて、とても嬉しかったんです。

ですので、ここセンター南でも引き続き、この一体感を持ったサービスの実現に向けて、努力してゆきたいと思っています。

こういう取り組みの甲斐があってか、このゲストハウスではゲストの方のご紹介で、ご家族の方やご友人、ご親戚の方が入居されることも多いんです。これはとても嬉しいことだと思っています。





──最後に、今後取り組んでいきたいことがあれば教えてください。

福田さん:ゲストの方はもちろんですが、介護するスタッフの満足度も上げられるよう運営していきたいですね。我々はゲストの方から「このゲストハウスを選んで良かった」と言っていただけると嬉しいですが、スタッフにも「このゲストハウスで働けて良かった」と言ってもらえるようにしたい。そうすることがサービス向上にもつながると思うんです。

あとは、ゲストの方の自立支援を促せるゲストハウスにしていきたいですね。自分のことを自分でできることは、個人の幸せにもつながります。なので、すべてを手伝ってしまうのではなく、必要なお手伝いはしながら、自立した生活を送っていただくためのサポートを目指していきたいと思っています。



(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2021年12月時点の情報です)