2020年7月、青山に誕生した「ツクイ・ののあおやま」シニアレジデンス。表参道駅から徒歩5分、外苑前駅から徒歩7分と駅から近く、緑に包まれたタワーマンションの低層階という恵まれた住環境が魅力です。


自由と安心を両立するサービス付き高齢者向け住宅であると同時に、一般型特定施設入居者生活介護の指定も受けており、手厚い介護や充実した機能訓練があることも大きな特徴。


グランドオープンから約半年の今、早くも成果が出ている同レジデンスの機能訓練について、作業療法士の中山郁子さんにお話を伺いました。


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その方らしく生きるためのサポートがしたくて、介護業界へ


──「ツクイ・ののあおやま」シニアレジデンスは青山という立地やグレード感のある建物が注目されていますが、どのような住宅なのでしょうか? 

中山さん:当レジデンスは、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」でありながら、また介護度の高い方もお迎えできる「一般型特定施設入居者生活介護」の指定も受けています。ご入居者さまが「どんなくらしをご要望されているか」に合わせることができる、多くの選択肢があると思います。また運営は介護事業で長年の実績を持つ株式会社ツクイですから、ケア体制には自負があります。


青山に完成したタワーマンションの1~4階という住環境も、ご入居者さまにご好評いただいているポイントの1つですね。共用部・居室ともに高級感のあるホテルライクな仕様ですし、高層階とは違い、豊かな森に囲まれているので、その借景も楽しめて、毎日気持ちよくお過ごしいただけると思います。




──中山さんは作業療法士の資格を持ち、こちらのレジデンスの機能訓練指導員としてお仕事されています。そもそも介護業界に入ったきっかけは何だったんですか?

中山さん:私は作業療法士の資格を取得した後、精神科専門の都立病院で患者さまのリハビリ指導にあたっていました。


そのときに目の当たりにしたのが、環境によって症状が変わっていく認知症の患者さまたちの姿です。認知症は、どこにいても同じような症状が出るわけではありません。日々のくらし方や周囲の人の接し方次第で、ご本人が生きやすくもなれば生きづらくもなるのだと、仕事を通して強く感じました。


だったら病院ではなく、ご本人がその方らしく生きられる場所で、明るく楽しい毎日を送れるようにサポートしてさしあげたい。そう思ってツクイに入社し、介護付き有料老人ホームで働いたのち当レジデンスに社内異動となり、今に至ります。

ご入居者さまの状態が第一。訓練の時間に決まりはありません


──「ツクイ・ののあおやま」の機能訓練プログラムは、どのように行われますか?

中山さん:当レジデンスはすべてにおいてパーソナライズしたサービスを目指していて、それは機能訓練においても同じです。まずはケアスタッフとともにカンファレンスを行い、ご入居者さま、お一人おひとりの「ありたい姿」を実現するアプローチを検討。ケアプランと連動した機能訓練プランを作成・実施していきます。


とはいえ、一度おつくりしたプランにこだわり過ぎることはありません。ご入居者さまの変化を見ながら臨機応変に対応し、そのときの状態に合わせた最適なプログラムでサポートさせていただいています。





──ののあおやまならではの機能訓練プログラムの特徴を教えてください。

中山さん:1つは、機能訓練のアプローチ法が幅広いことでしょうか。


機能訓練指導員には、私のように「顔を洗う」「字を書く」といった生活に必要な動作のリハビリを行う作業療法士、筋力低下防止や身体能力回復を支える柔道整復師といったスペシャリストがいます。


各指導員は専門分野のノウハウがありますから、身体だけでなく脳の活性化も促すなどの全体的なアプローチが可能です。アイデアをお互いに共有・相談し合ってブラッシュアップすることも多く、プログラムの種類は非常に多いほうだと思います。


もう1つの特徴は、機能訓練の時間を固定で決めず、ケアスタッフが入っていない時間はできるだけ何らかのプログラムを実施していることです。


といっても、やみくもに行うわけではなく、プログラムの効果が出やすいようにご入居者さまの状態も考慮し、調子がよさそうにしていらっしゃる時間帯を選んで行うことが多いですね。「状態がいいときはできるだけ実施する」ことができるこのスタイルは、当レジデンスの強みの1つだと思っています。


──プログラムで工夫していることはありますか?

中山さん:訓練の道具は既製品も使用しますが、目的に応じて手づくりもしています。最近では、ストレス改善にも効果があるとされる糸掛け曼荼羅からヒントを得て、カラフルな輪ゴムを使った簡易的な「輪ゴム曼荼羅」をつくりました。手を動かすリハビリに有効ですし、お身体の状態を確かめるのにも役立っています。



──オープンして間もないにもかかわらず、すでに変化の現れているご入居者さまが多いそうですね。

中山さん:はい。手の萎縮があったけれど伸びて動くようになった方、車いすから立ち上がれず発声もなかったけれど、歩行器で歩けるようになり声も出せるようになった方などがいらっしゃいます。ご本人やご家族が望んでいらした変化が現れると、私たちも本当にうれしいですね。




楽しんでいただくために、ご入居者さまの世代の歌を覚えました


──ご入居者さまへの接し方で、意識していることはありますか?

中山さん:効果的な機能訓練を行うには信頼関係が欠かせませんから、ご入居者さまに心を開いていただけるよう、ときにはくだけたお話もして距離を縮められるよう意識しています。


そして、私がこの仕事をする上で肝に銘じているのは、「ご入居者さまのことをわかったつもりにならない」ということ。


「こういう方だ」「この方法が正しい」とわかったつもりになってしまうと、サポートが独りよがりになりやすいと思います。ご入居者さまが満足してくださっているか、実施しているアプローチが正しいかを常に考え、よりよいプログラムをご提供していきたいですね。



──このお仕事のやりがいは? 

中山さん:ご入居者さまが私の機能訓練プログラムを楽しみにしてくださると、やりがいを感じます。心が活性化すれは身体も活性化しますので、私はご入居者さまが笑顔でいてくださることをとても大切にしています。


楽しんでいただくために、プログラムで歌をうたう際はご入居者さまの世代に馴染みのある曲を使おうと考え、CDを買って何時間も聴いて覚えたりもしました。お好きな曲だとご入居者さまも楽しんでくださいますので、効果が高まるように思います。


また、お散歩では周辺にお連れしますし、ご入居者さまは青山にゆかりのある方が多いので、青山の歴史なども学んでいます。その方の人生にかかわりが深い街を知ることで会話の幅を広げ、サービスの質を高めたいとの思いからです。


──最後に、今後はどのような機能訓練を実施していきたいかお聞かせください。

中山さん:今以上にプログラムの種類を増やし、ご入居者さまお一人おひとりの状態に細やかに合わせたサポートで、可能性を最大限に引き出してさしあげたいです。


当レジデンスはケアやサービスを進化させようという前向きな風土がすごくあるので、機能訓練でもどんどん新しいことにチャレンジしていきたいですね。ご入居者さまが今までにないうれしい変化を見せてくださるよう、力を尽くしたいと思います。



(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2020年12月時点の情報です)