聖隷栄養部門「施設対抗料理対決」にて宝塚エデンの園の挑戦

2025年11月10日、聖隷栄養部門による調理技術研修内で、熱戦が繰り広げられた「施設対抗料理対決」が開催されました。この研修は、日々の業務で培ったスキルをチームで発揮し、創意工夫を凝らした料理で競い合うことを目的としています。さらに、この対決の大きな魅力は、優勝作品が実際に各施設のメニューとして採用され、患者様や利用者様に提供されるという点です。日々の食事満足度向上に直結する、非常にやりがいのある企画となっています。今回の料理対決のテーマは「栄養価に優れた豆の魅力を活かしたメイン料理（大量調理200人分）」～各施設の消化食の展開も考える～。栄養価の高さで知られる「豆」をいかに美味しく、メインディッシュとして仕上げるかが鍵に。また、単なる料理の腕前だけでなく、各施設の消化食への展開も考慮するという、現場に即した実践的な内容が求められました。各施設が工夫を凝らした力作揃いの中、見事「最優秀賞」に輝いたのは…なんと、宝塚エデンの園！日々の業務で培ったチームワークと技術、そして利用者様への想いが詰まった一品が高く評価されました。料理名は「チリコンカン風春巻き」メキシコと国境を接するアメリカ南部、テキサス州発祥の郷土料理「チリコンカン」を、なんと日本の定番おかず「春巻き」にアレンジ。チリコンカンとは、ひき肉と玉ねぎを炒め、豆とトマト、そしてたっぷりのスパイスを加えてじっくり煮込んだ料理です。決め手はスパイス！香り高く健康に◎。味、栄養価だけでなく、本場の味に負けないよう、そして旅行気分も味わってもらえるような気持ちも込めて、ガラムマサラ、クミン、ガーリックパウダー、ナツメグ、チリパウダーとスパイスをふんだんに使用。これらのスパイスが複雑に絡み合い、香り高く食欲をそそります。特にクミンの香りは食欲増進効果が期待でき、豆やトマト、ひき肉と合わせることでタンパク質や食物繊維もたっぷり摂れるので、健康にもとってもいいスパイスです。煮込み料理のチリコンカンを春巻きの皮で包むことで、外はパリッパリ、中はホクホクの新しい食感に！この受賞は、宝塚エデンの園の栄養部門にとって大きな自信となりました。今回の対決を通じて得た新たな知見や刺激を今後の業務にも活かし、より一層、皆様に喜んでいただける食事提供に努めてまいります。引き続き、聖隷栄養部門および宝塚エデンの園の取り組みにご期待ください。