2025年5月、神奈川県横浜市の住宅街に誕生した「BLOOM GARDEN」は、ヨーロッパのプチホテルのような空間で自分らしい暮らしがかなうシニアのための住宅です。

運営会社は訪問看護などの事業で約15年の実績を有しており、介護や医療が必要な方へのサポートも充実。看護師として長年現場に携わってきた代表の森元陽子さんと、施設長の白井由美さんに、「BLOOM GARDEN」を開設した想いや運営方針などを伺いました。

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緑豊かな住環境。看護師は24時間常駐の手厚い体制


──はじめに、「BLOOM GARDEN」を開設した経緯を教えてください。

森元さん:私は看護師として病院や病院付設の訪問看護ステーションで仕事をしていました。2011年に独立し、訪問看護や訪問介護、訪問薬局などを行う会社を仲間と一緒に立ち上げました。現在は横浜市内や町田市、相模原市にステーションを置き、地域の皆様の医療・介護をサポートさせていただいています。

かれこれ40年ほど医療・介護の仕事をしてきましたので、高齢者施設についてもさまざまなタイプを見てきました。その経験や知見を生かして「医療者である私たちが、本当に入りたいと思える施設をつくりたい」と思うようになり、「BLOOM GARDEN」を開設しました。

代表の森元 陽子さん


──「BLOOM GARDEN」には、どのような特徴があるのでしょうか?

森元さん:今まで人生をがんばってこられた分、ここでは優雅な気持ちでお過ごしいただきたいと思い、居心地の良い住空間にこだわっています。全体的にアンティークな洋館風のテイストでまとめ、住戸はそれぞれ異なるアクセントウォールで個性を出し、天窓付きのお部屋などもご用意しました。


──どの空間もシックで上質感があり、デザインが素敵なプチホテルを彷彿とさせます。

森元さん:ありがとうございます。16戸、定員19名の小規模な施設ですので、「わが家」という感覚でおくつろぎいただけるのではないかと思います。春には、たくさんの花が咲く前庭や、豊かな緑と川のせせらぎに癒やされる広いテラスもご入居者に人気です。




──こちらは住宅型有料老人ホームですが、サービス体制ではどのような特徴がありますか?

森元さん:先述の通り運営会社は訪問看護、訪問介護、訪問薬局などで約15年の実績があり、その中で新たな事業として開設したのがこちらの「BLOOM GARDEN」です。

そのため、当施設は医療、介護のバックアップ体制が充実し、住宅型有料老人ホームでありながら、看護師が24時間常駐しています。また、運営会社には一般の看護師、がんなどの特定の看護分野に高いスキルを持つ認定看護師、介護士、薬剤師などのスペシャリストが計230名ほど在籍し、ドクターとの連携体制も整っています。

医療や介護が必要な方には、これらの訪問サービスをご提供できますので、安心してご相談いただければと思います。

実は、仕事で関わっていただいているドクターなどの医療従事者で、「自分の親はBLOOM GARDENで暮らしてほしい」とおっしゃる方が多いんです。経験豊富なスタッフがそろっていて医療・介護のニーズに幅広くお応えでき、医療従事者からも信頼いただいていることは、大きな強みだと思っています。

「1人5役」の精神で、充実ライフをサポート


──運営するうえで、大切していることをお聞かせください。

森元さん:日常の中で幸せを感じていただくための「自由」は、とても大切にしています。看護や介護が必要になっても、デパートでの外食や買い物など、元気なときに普通に楽しんでいたことを楽しみたいという気持ちは、誰もが持っていらっしゃるものです。けれど、介護施設の多くはたくさんのルールがあり、「何かあったら大変だから」と、日常的な外出も制限されがちです。

私たちはそうした不自由を極力なくしたいと考えています。「いつも通っていたお店でコーヒーが飲めてうれしい」というような、ちょっと心が温かくなる身近な幸せを大切に、ご入居者のやりたいことを叶えてさしあげたい。「BLOOM GARDEN」という施設名の通り、ここでまた新しい花を咲かせて、その方らしい人生を楽しんでいただきたいです。


──ほかにも、運営面での特徴がありましたらお聞かせください。

森元さん:私たちの会社は「1人5役」の精神で、率先してできることをやりましょうという考え方を共有しています。この考えはスタッフにも浸透していて、おしゃれを楽しんでいただけるようにネイルやエステの資格を取った人がいます。ほかにも、入居時の引越し作業でお手伝いできるからと、電気工事士の勉強を始めたスタッフもいるんですよ(笑)。

自分の仕事に枠をつくらずできることを模索して、ご入居者に快適な時間をご提供したい。スタッフ全員がそんな気持ちで仕事に取り組んでいることも、私たちの特徴の1つです。

自宅のようにくつろげる、心あたたまる住まい


──ここからは施設長の白井さんにお話を伺います。まず、施設長に就任されるまでのキャリアを教えてください。

白井さん:私は代表の森元が起業したときの立ち上げメンバーの1人です。事務職として加わりましたが、“1人5役”の精神で介護職員初任者研修も受け、介護の仕事で利用者様のお宅に伺ったりもしました。並行して「BLOOM GARDEN」の開設準備にも携わり、現在に至ります。

施設長:白井 由美さん


──ここ「BLOOM GARDEN」は、ひとことで表すとどんな施設でしょうか?

白井さん:温かい、アットホームといった言葉がしっくりくるように思います。小規模ということもあり、ご入居者お一人おひとりの気持ちに寄り添って、その方に合った暮らしができるようにお手伝いしています。

──空間などハード面も魅力的ですね。

白井さん:館内にある喫茶店とエステルームは、自慢の空間です。喫茶店はご家族との面会で使っていただけるように設けたスペースです。レトロな純喫茶の雰囲気があり、ご入居者にも好評です。

エステルームでは理容やマッサージなどができ、定期的にエステの施術をご提供しています。ほか、当社にはネイル、メイク、フットケア、介護美容などを学んでいる看護師がいますから、さまざまなケアを楽しんでいただけます。


──日々のサービスでは、どんなことを心がけていらっしゃいますか?

白井さん:ご入居者がお部屋にこもりきりにならないよう、適宜お声がけしています。その甲斐あってか、最初はあまりお話をされなかった方が、少しずつ打ち解けて、今では頻繁に共用リビングで過ごす方もいらっしゃいます。

──お食事もみなさんで召し上がるのですか?

白井さん:はい。キッチン付きのお部屋もありますが、共用のダイニングで召し上がる方がほとんどです。食事は管理栄養士の監修のもと、親しみやすい家庭料理を私たちが手づくりしています。ご自宅のような感覚で食べたいものをリクエストしていただき、おつくりすることも多いですね。柔軟に対応できるのは小規模施設の良さだと思います。



──アットホームな雰囲気がすごく伝わってきます。館内でお会いするスタッフさんも穏やかで、明るい笑顔が印象的です。

白井さん:ありがとうございます。スタッフ同士の仲が良いので、和気あいあいとした雰囲気を感じていただけたらいいなあと思います。


──最後に、今後の運営で実現したいことをお聞かせください。

白井さん:既に季節行事やフルーツ狩りなどを行っていますが、ご家族も参加可能な楽しいイベントをたくさん企画して、心に残る時間をお過ごしいただきたいです。

ご家族に対しては、ご入居者の様子をお伝えするおたよりや、外出やイベントの写真をまとめたアルバムのプレゼントなども実現したいと考えています。穏やかで安心できる日常にワクワクするような企画をプラスして、ご入居者にもご家族にも「ここを選んで良かった」と思っていただける暮らしをご提供したいです。

(記事中のサービス内容や施設に関する情報は2025年7月時点の情報です)