鑑賞できる伝統工芸品紹介(3月)

鑑賞できる伝統工芸品が変わりましたので、ご紹介いたします。


1：花鋏金継飾皿
100年を超える歴史を持つ紅村窯の林侑子さんと、漆器の漆塗料などを手がける鹿田喜造漆店さん（慶応3年創業）の共同制作品です。「継ぐ（継承）」をテーマに、日本固有の修復技法「金継ぎ」を＂加飾技法＂に変えた斬新かつ無二の逸品です。

2：古都里-KOTORI-自立式スタンド（特雲竜紺）
京和傘の技術を応用した日吉屋さん制作のテーブルスタンド照明です。放射線状に広がる竹簿の繊細さと、和紙を通したやわらかな明かりが特長。創業江戸後期、古都京都で五代に渡り受け継いできた伝統美を活かしたシンプルで、新しい照明になっています。

3：鶴首八面体紺地金彩更紗文花生
京焼・清水焼伝統工芸士である寺尾 陶象さんの作品です。手びねりを主体に、染付、鉄絵に色絵を組合わせて、龍、風神雷神など古典的な柄に加えて、シルクロードや更紗文などが独自の作風で表現されています。

4：金銀箔柄提灯
創業江戸寛政年間、竹割から紙貼りまで一貫した手作業で頑丈で無骨な提灯を作り続ける小嶋商店さんの作品です。京都西陣織の引箔織に使用する、独自の箔柄を有した平箔の商品製造販売を行う西山治作商店の引き箔を使用して製作されました。


どれも素敵な作品ですので、ぜひご覧ください。