物を大切に

こんにちは。介護付きホーム「はなことばプラス西新井」の中山です。

先日ご入居者の方が「直したいものがあるから、針と糸を貸してくれない？」と事務所へいらっしゃいました。

お話を伺うと「指輪をしまっておく布のケースを直したいんだけど」とのこと。

拝見させて頂くと昔から大切にされているアクセサリーをしまっておくための布ケースが一部ほつれておりました。

ご本人が「昔から物を大切に、壊れたものがあれば自分で直して使ってきた」と仰っておりましたのでご本人の意思を尊重し、ホーム長の見守りの元、ご自身で針と糸を使って直して頂きました。


「新しいものを買うのは簡単だけど、まだ使えるものは使わなくちゃ」

という人生の大先輩のお言葉に私もハッとさせられ、限りある資源を大切にしていかなければ、物は大切にしないといけないなと改めて考える素晴らしい機会を頂きました。

90代のご入居者ですが、細かな作業や針と糸の使いこなしは長年ご自分でされてきた様子を物語っておられました。


「はなことばプラス西新井」ではご入居者本人の意思と尊厳を尊重し、「人として生きる姿を応援します」のテーマのもと、ご入居者がご自分で可能な事は職員の見守りの元、なるべくご自身で身体を動かして生活をして頂いています。

ホーム職員が一丸となって、ご入居者が有する能力に応じ、尊厳を保持したその人らしい自立した日常生活を営むことができることを目指しています。

今後もホーム内でのご入居者一人一人に応じた生活の様子をお伝えして参ります。


中山