「軽度認知障害(MCI)とは?」認知症予防セミナーを開催しました

『あなたの認知症はまだ始まっていない!軽度認知障害とは?』と題したセミナーを開催いたしました。
今回は、地域の皆様やご入居をご検討中の方向けに、「軽度認知障害(MCI)」の正しい理解と、認知症予防への第一歩としてご活用いただける内容をご用意しました。
◆ 講師紹介:みなと元町内科クリニック 堀 裕一 院長
講師を務めていただいたのは、みなと元町内科クリニックの院長・堀 裕一先生です。「エレガリオ神戸」併設の医療機関として、地域医療に根ざした内科・外科診療を行っています。
堀先生は2024年4月より院長に就任され、普段から当施設の入居者様はもちろん、地域の皆様のかかりつけ医としても親しまれており、人柄も温かく、スタッフやご入居者様からの信頼も厚い先生です。
セミナーでは、「軽度認知障害(MCI)」について、医学的な観点から非常にわかりやすく解説していただきました。
軽度認知障害とは、記憶力や判断力などの認知機能が年齢相応を超えて低下しているものの、日常生活には支障をきたさない状態を指します。
認知症ではありませんが、将来的に認知症に進行する可能性が高いため、「認知症予防のための重要なサイン」として注目されています。
特に高齢者にとっては、「年のせい」と軽視しがちな物忘れも、実は早期対応が必要なケースがあるということを、多くの方に知っていただくことが目的です。
◆ 参加者の様子と反響
当日は、近隣地域にお住まいの方や、「エレガリオ神戸」への入居をご検討中のご家族・ご本人など、30名近くの方にご参加いただきました。
皆さま非常に熱心に耳を傾け、セミナー終了後には堀先生へ積極的に質問をされる場面もあり、「もっと早く聞きたかった」「身近なテーマでわかりやすかった」とのお声も多数いただきました。
◆ 軽度認知障害(MCI)の早期発見と認知症予防の重要性
堀先生からは、以下のようなポイントについても丁寧に説明がありました:
MCIの早期発見により、認知症への進行を遅らせる、または防ぐ可能性があること
認知機能を維持するためには、運動・栄養・社会的交流・脳トレなど生活習慣の見直しが有効であること
ご本人だけでなく、ご家族の気づきや支援も非常に重要であること
参加者の皆様にとって、ご自身やご家族の今後を考える貴重な機会になったのではないかと感じています。