サービス実施事例のご紹介 『緊急時対応・救急車同乗サービス』
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ディーフェスタ溝の口にてサービスをご提供した事例をご紹介いたします。
今回は緊急対応と救急車同乗サービスのご紹介です。
当住宅では、
・基本生活支援サービス(基本サービス)の中に「緊急時対応」を、
・オプションサービスの緊急対応サービスとして「救急車同乗」をご用意しております。
ある日の昼食後に、おひとりのご入居者が喉に食べ物がつっかえたような不快感をスタッフに訴えられました。
ご本人は少し休んでいればすぐによくなると仰られたものの、スタッフがすぐに上司に報告。食事を飲み込んだ直後でもないのにつっかえたような感覚が続いていることからただちに119番通報を実施しました。
胸の不快感は間もなく痛みに変わり、当初は普通に椅子に腰かけていられたものが急激に顔色が悪くなり、冷や汗も出て座っていることもできなくなりました。
救急車が到着するまでの間、AED(自動体外式除細動器)を用意し、床に寝かせて心肺停止に備え、声をかけて励まし続けました。
救急車が到着後、スタッフが同乗しただちに救急病院に搬送。
冠状動脈が複数箇所閉そくしている急性心筋梗塞とのことで緊急手術が実施されました。
手術は無事に終了し、約1か月半の入院を経て、後遺症もなくご自分の足で歩いて退院されました。
救急の関係者からは、
「意識なくなりそうか、すでに意識がない患者さんの場合、救急車に同乗者がいないと受け入れ先の決定に時間がかかり救命の結果を左右する可能性がある」
「状況を聞くと心肺停止寸前だったと思う。そうなったら落命するか重い後遺症が残るのは必至だった」
とのコメントがあり、本当に危機一髪だったことが窺えました。
当住宅には応急手当指導員や救命講習等の受講経験者が在籍しており、定期的な講習により緊急時対応に備えています。
今後も緊急時対応サービスが円滑に遂行できるよう努めてまいりたいと思います。