パーキンソン病は予防できる?主要な症状もあわせて解説⑦

食生活を見直す
食生活を見直すことで、パーキンソン病を発症するリスクを減らせると考えられています。
一般的に、以下のような食べ物は、発症のリスクを高める可能性がありますので、避けるのが望ましいです。
【パーキンソン病のリスクを高めるおそれがある食べ物の特徴】
しょ糖を多く含んでいる
動物性脂肪を過度に含んでいる
農薬が付着している
武庫川女子大学の研究では、パーキンソン病の方はそうでない方に比べて、しょ糖を含む菓子類の摂取量が多い傾向にあることが明らかになっています。
また、愛媛大学医学部の研究によって、動物性脂肪に含まれるコレステロールの摂取量が多いほど、パーキンソン病のリスクが上がることが判明しました。
農薬についても、パーキンソン病のリスクを上げることが示唆されており、フランスでは、農業従事者の職業病として認定されています。
こうした理由により、しょ糖や動物性脂肪を多く含んだ食べ物は避け、野菜のように農薬が付着している可能性がある食べ物は、きちんと洗浄してから食べるのがポイントです。
(参照:武庫川女子大学|パーキンソン病患者における食事内容と病態との関連に関する研究)
(参照:愛媛大学|脂肪酸摂取とパーキンソン病リスクとの関連)
(参照:環境脳神経科学センター|パーキンソン病と農薬)
カフェインが含まれる飲料を飲む
カフェインが含まれる飲料を飲むことも、パーキンソン病の予防につながると考えられています。
シンガポールの研究機関によると、コーヒーや紅茶を飲む方は、全く飲まない方に比べて4~8倍もパーキンソン病を発症しにくい傾向にあることが判明しました。
カフェイン飲料を飲むだけなので、簡単にパーキンソン病の予防ができますよ。
しかし、カフェインの摂りすぎは、かえって健康被害をもたらすリスクもあるので、飲みすぎには注意が必要です。
目安として、コーヒーであれば1日に3杯を限度に飲みましょう。
(参照:The Lancet Regional Health – Western Pacific)