入居者様の声④ 88歳女性 自立 2006年入居 18年目

4回目となる今回は、親子で入居された方の紹介です。

【日常の中で、自然に母を看取れました】

Q.入居のきっかけは、何でしょうか？

A.2001年から、実母と息子家族と5年間暮らしていました。母の介護の為に、娘夫婦にすすめられ決めました。最初、母とペットの犬と暮らし始めました。母は、ペースメーカーを入れて２０年過ぎ、大腿骨頸部骨折をして１０年経っていました。入居時ほぼ寝たきりで、入居５年後に部屋で亡くなり、看取る事ができました。ほとんど、自分で介護が出来、納得できました。暮らしの中で、無理することなく介護が出来たのは、この環境のお陰だと思います。
ペットは入居して４年後に亡くなりましたが、１８年生きてくれました。私と母とペットと３人で過ごせた、穏やかな日々でした。

Q.お母様を看取られて１３年経ちますが、今の生活はどうですか？

A.一人暮らしになってから、休んでいた詩吟を再開しました。３０年間続いており、今、６段です。年２回の大会に参加するのが楽しみです。オリーブのイベントで、中国へ行きました。１３年の間に、怪我もしました。館内を歩行中に転倒して、足を骨折、肩もヒビが入りました。あれ以来、気を付けています。
最近は、
・朝食は自炊　
・9：30　１Fカフェコーナーで、珈琲
・10:00 ラジオ体操　
・10:15 ２Fで介護体操　
・昼食は、週３回レストラン利用
・午後からテレビと庭いじり　
・夕食は自炊　
・２２時就寝
大体、こういった日々です。

Q.最後に、１８年間住んだ感想を聞かせて下さい

A.今の健康があるのは、ここで暮らしたからです。規律正しく生活ができ、出掛けるのに不自由はないです。車を手放しましたが、全く困りませんでした。館内は５０名程みえますが、程よい距離感でプライバシーが守れます。努力せずして、人間関係が築けます。出来れば慣れた場所で最期までいたいが、それもまた流れに身を任せようと思います。