和み新聞 皐月号 発行しました
随分と初夏を感じる季節となりました♪
さて、皆さま「フレイル」という言葉をご存じですか??
和みをご利用の皆さまは要介護状態にあります。
当施設をご利用いただく条件は要介護認定を受けていることが前提。
しかしながら、要介護状態になることを一日でも遅らせることができるのが理想ですよね。。。
「フレイル」とは、加齢に伴って心と体の動きが弱くなる状態のこと。
フレイルは英語で「虚弱」という意味の「フレイルティ【Frailty】」に由来した言葉です。
この言葉は2014年に日本老年医学会によって提唱されました。
加齢によってフレイルのリスクは高まります。
最近・・・
「食欲がわかない」
「硬いものが噛めなくなった」
「夜眠れなくなった」
「物忘れが増えた」…など、
歳をとったなと感じることがあると思います。
フレイルはこの変化が重なることで起こります。また、直接的な体の変化ではなく、人と会う機会が減少して対話が減る、働けなくなって収入が減って生活が厳しくなるなどの生活上の問題もフレイルの原因になるといわれています。
この加齢変化を如何に遅延させるか・・・。
フレイルは適切な対応をすることで、予防するだけではなく、
既にフレイルや要介護状態の人も自立した生活を営むための糸口となります。
その為に必要な3つの柱が「食べる」「動く」「つながる」です!!
食べる=1日3食バランスの良い食事を心がけることは基本ですが、行事や旬の食材を楽しむことも必要です。
動く=筋力の低下・・・特に下半身の筋力低下を防ぐことはフレイル予防に最も大切なことです。少しでも歩く時間を作る。下半身を鍛える体操をする等、負担の無い範囲で下半身の筋力低下を予防する心がけをすることが大切です。
つながる=そして何よりも大切なのは人との関りを絶やさない事。
家族・友人との会話はもちろん、それが難しい場合は近隣の集会やサークル活動などに積極的に取り組み、社会とのつながりを持ち続けることが大切です。
「フレイル」は本人が気づかない間に、日常の中で進行していきます。フレイルという言葉を知り、自身で予防に取り組むこと、周りが気付き対処を促すことがフレイル対策では重要になるのです。
是非皆さまも「フレイル」について考えてみてくださいね♪