音楽会②

先日の前座ステージに続き、いよいよ本番の音楽会が開催されました。

今回のステージは、バイオリン・ギター・フルート・篠笛という豪華な編成。異なる楽器が織りなす10曲のプログラムは、まるで小さなコンサートホールのような贅沢な時間を生み出しました。

幕開けは、透明感あふれるフルートとギターのアンサンブル。

優しい旋律が広がると、会場は一瞬で静けさに包まれ、ご入居者の皆さまの表情もふっとやわらぎました。

続いて披露されたのは、バイオリンと篠笛の共演。

和と洋の音色が交わる珍しい組み合わせに「こんな音色、初めて聴いたわ」と驚きの声も。力強くも繊細な響きが心を揺さぶります。

プログラム中盤では、懐かしの名曲が登場。尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」が流れると、「若いころよく聴いたのよ」と目を潤ませる方や、自然とリズムを取る方も。

さらに「秋の日」をはじめとした唱歌のメドレーでは、会場中がそっと口ずさむ一体感に包まれました。

終盤のアンサンブルは圧巻で、4種の楽器が重なり合う響きはまるで映画音楽のよう。

最後の曲が終わると、会場には大きな拍手が鳴り響き、出演者にもご入居者にも笑顔が広がりました。

「また聴きたいわ」「心が洗われたよ」といった嬉しいお声を多数いただき、音楽の力が改めて感じられるひとときとなりました。