【お花見ドライブ】
その1に続いて、ソメイヨシノですが、今年も開花がとても早かったです。河津桜の時と同じように、職員たちが情報をかき集めたのですが、それよりもずっとずっと開花が早く、ドライブ直前まで気をもみました。今年目指したのは、やはりお隣、東伊豆町の東伊豆カントリーコースでした。海岸から山を登った標高200メートル超えのところにあり、「開花が早いけど標高が高いからほんの数日ずれるらしい」などということを耳にし、職員たちが「大丈夫かしら」と下見に行ったりして、これなら大丈夫と、当日は安心して出かけられました。黄砂が飛んでいるというニュースも流れていて、春霞がかかっていましたが、伊豆大島や利島を望むこともできました。道中も、車窓を楽しんでいただきながら、目的地に到着したところ、広場の両側を美しい桜が遠くの方まで並んでいました。その様子を見て、「きれいね」「ちょうど満開だね」と嬉しそうにおっしゃられていました。平日だったので、人出も少なく、今回も満開の桜を独占しました。遠くから賑やかな声が聞こえてきて、「あそこで遊んでいるのは幼稚園の子供たちかしら、楽しそうね」と目を細められてる方もいらっしゃいました。「ぽかぽかの陽射しが気持ちいいし、風も心地いいね」とおっしゃって、芝生の上を、桜の花を追うようにのんびりとお散歩を楽しまれる方もいらっしゃいました。お花見ドライブの回数を重ねるごとに、目の前を舞う桜の花びらが増えていきましたが、舞い散る桜の様子を静かに穏やかに眺められる方もいらっしゃいました。施設に戻られたときのご入居者の皆さまは、とてもすてきな桜を眺められてきたこともあって、とても嬉しそうな笑顔の方ばかりでした。