ハウス長インタビュー(4)「住んで楽しいと感じてもらえるハウスに」
(前回からのつづき)
【住んで楽しいと感じてもらえるハウスに】
──ハウス長としてどんなことに力を入れていますか。
久保田 ハウス長やスタッフが行っているのは、生活のコーディネートです。単なるハウスのフロント業務ではありません。居住者を主軸に、居住者のために、地域の介護・医療サービスとの連携も密にやっていきたいと思っています。
イベントはコロナで一旦減っていたのですが、最近増えてきました。
「こういうイベントが、あったらいいなあ」と希望する人がいて、「じゃあやろう」という企画の得意な人がいて、「なら私も手伝う」とそれにのってくれる人、「やるなら私も参加します」という参加する人が集まってくる。こんなふうに、居住者さんの発案がイベントにつながることが多いですね。フロントでやるのは、日程調整、場所の提供と、周知ぐらいです。
私としてはイベントを通して、居住者さん同士も、顔を合わせたり知り合いになったりしてほしいという気持ちがあります。「初めてお隣の方を知った、話をした」という声をたくさん聞きます。
──居住者がイベントの参加者であり、発案者、開催者でもあるんですね。
久保田 もちろん、イベントにあまり興味がなく、のんびり好きに楽しんでいる居住者もいます。それも自由です。
気ままに自由に暮らすなかで、「楽しそうだな」「あそこに行けば誰かいるな」と、ふとしたときに気軽に来てほしい。来られる集いの場があるといい。
そんな風に「ゆいま~る高島平」は、『北風と太陽』の太陽みたいに、交流のきっかけをつくっていきたいですね。
「ゆいま~る」でお暮らしいただくなら、お元気なうちにコミュニティに参加し、楽しく過ごしてほしい。そういうのが一番、介護予防、認知症予防にもつながると思うんですよ。
便利だなと思って入居していただくだけでなく、「ここで暮らすのが楽しい」という感覚、ワクワクする感覚を持ってもらえたらうれしい。「ゆいま~る高島平」に愛着を持ってほしい。そんなハウスにしたいと思っています。
もしご興味がありましたら、ぜひイベントをやっている日に「ゆいま~る高島平」をご見学ください。前もってご希望いただければ、居住者の方からもお話を聞くこともできますよ。
(つづく)