スタッフインタビュー「心砕いて、学びながら、自分自身も楽しんで」(1)
ゆいま~る高島平のフロントといえば、目を引くのが季節の壁飾り。じつは、スタッフのおひとり渡邊清子(わたなべせいこ)さんの手作りで、毎月どのような飾りが出迎えてくれるのか楽しみにしている方も多いようです。今回は渡邉さんに、生活コーディネーターの仕事内容や仕事への向き合い方、今後の抱負などについてお話を伺いました。
(ゆいま~る高島平ブログからの抜粋です。長文なので、4回に分けて掲載します。)
――渡邊さんはゆいま~る高島平に勤務されてからどれくらい経つのでしょうか。
ゆいま~る高島平に来て3年5カ月になります。介護職員初任者研修の資格は、こちらで働きながら取得させていただきました。
――なぜ、ゆいま~る高島平で働くようになったのでしょうか。
10年前に、神奈川県から板橋区に引っ越してきました。20年以上続けてきて登録販売者の資格もあるので、薬局でまた勤めたのですが、勤務中に首を痛めて、仕事が続けられなくなり退職しました。
回復してきたので、就職先を探すうちにふと、同居していた義父は98歳だし、勤めていた薬局の薬剤師である会長さんも現役の95歳で、まわりに高齢者が多いなあと気づきました。そして、高齢の方たちにとてもよくしていただいたので、今度は何か自分が恩返しできれば、という気持ちになりました。そんな時、ゆいま~る高島平の求人があり、自宅からも近いし、考えてみようと思ったのです。
最初に2~3回体験してみて、仕事の内容が見えてきて、自分もできるかもしれないと思い決めました。
――生活コーディネーターの仕事内容について教えてください。
この仕事はつなぐ仕事だよ、と最初によく言わました。健康な状態と介護が必要な状態の間の方たちが、何か必要になった時に「つなぐ」。その方と人をつなぐ、その方と介護事業者等をつなぐ、というように。
介護が必要になった時、その方の求めているケアマネさんを紹介したり、認知の症状が出始めて自立生活が難しくなった時、一緒に介護型の老人ホームをいくつか見学に行ってどこがいいか相談に乗りながら決めたり、という例がありました。まさしく、つなぐ仕事だと思いました。
その方の状態を見ながら、健康寿命を延ばすサポートはもちろんですが、何かあった時にこっちがあるよ、と紹介する、つなぐ。それがこの仕事の一番大切なことかなと思います。
(「2」につづく)