高齢者の冬の過ごし方
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冬の寒さは、高齢者の健康にも影響があります。介護施設等で大勢の人と接する機会も多いので、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症はもちろん、気温差による体調の変化も要注意です。
今回は、高齢者が冬の季節に気を付けた方が良いポイントをまとめました。
①感染症
空気が乾燥する冬はウイルスが活動しやすい環境になります。特に、高齢者が感染すると重症化しやすく、また合併症を引き起こして死につながることもあります。
また、入院がきっかけで動けなくなることも…。
②乾燥
冬の乾燥は、肌トラブルのリスクも高めます。加齢に伴い、皮脂や汗の分泌が減少し、肌の水分を保つセラミドが失われやすくなっていきます。皮膚の防御機能も加齢によって低下するため、皮膚トラブルを起こしやすくなります。
入浴時は熱すぎるお湯に入らない、洗浄力の強い石鹸等を使用しない、保湿剤を浴直後に塗るなどの対策をしましょう。
③脱水
空気が乾燥し、夏と比較して水分摂取が少ない冬は高齢者にとって脱水症のリスクが高まる季節です。そもそも、人間は年をとると体重における体内の水分量の比率が減少するため、脱水症になりやすくなっているのです。また、加齢によって口渇中枢が減退するため、水分が必要な状態であっても喉の渇きが感じにくくなります。発汗などによる体内の水分が失われても、乾燥していることを自覚しにくく、水分摂取が遅れがちになります。
気づかないうちに脱水症状が進んでしまう一因となるため、普段以上に脱水に注意する必要があるのです。
その他にも、低体温症やヒートショック・関節痛など、寒さに起因する危険現象が多くあります。生活環境を暖かく保つことが大切ですが、加齢によって環境を整えることが億劫になるのも事実。もし、独居の親が心配であれば、施設への入居を検討するのも手です。
【施設に入居するメリットって?】
1人暮らしでは不安なことも、施設に入ることで安心できる点がたくさんあります。
・栄養バランスのとれた温かい食事が提供される
・部屋の気温を快適な温度に設定してもらえる
・掃除・洗濯などのサービスを利用できる
・感染症にかかってもケアを継続して受けられる など
食事や居住空間など、独居で心配なことも入居することで安心できることも多くあります。
随時介護相談を受付しておりますので、お気軽にお問合せください。