(連載)ご入居者ケースのご紹介 4.大腿骨頸部骨折を乗り越えて
ディーフェスタ溝の口にご入居されたお客様の事例を連載でご紹介いたします。
身近なケースとして参考にして頂ければ幸いです。
今回は大腿骨頸部骨折の事例です。
転倒により大腿骨の頸部(付け根の部分)を骨折したものの、持病があるため手術ができず。
骨が自然とつながる見込みも薄く、病院への入院を経て、老人保健施設でリハビリ中の90歳台の方でした。
認知機能はほぼ正常な方で、老人保健施設での集団生活と食事に馴染めず、ご家族が当住宅に相談に来られた頃には食事の量が激減し体重も激減。
だんだんと無気力になりリハビリも計画通り進まず、このままでは老衰になりかねない状況でした。
心配したご家族が好きな食べ物を持参し食事介助を申し出ましたが、新型コロナ感染症がいまだ2類感染症で厳重な感染対策が必要な時下であったため、思い通りにはいきませんでした。
そこで、自由な生活と介護が両立した環境を求め当住宅を見学に来られました。
手遅れになる前に、自由な環境で好きなものを食べて元気を取り戻してほしい!という願いから即入居を決定。5日後には老健を退所し、入居されました。
ご入居後はご家族が持参されるお食事やウーバーイーツや出前で注文したカツ丼、唐揚げ、宅配ピザなどお好きなものを召し上がり、すぐに元気を取り戻され、車椅子を上手に自走され、排泄と入浴以外の日常生活動作は自立して生活できるようになりました。
入浴介助は併設の訪問介護が実施。
老人保健施設では入浴も苦痛だったそうですが、訪問介護ではヘルパーがマンツーマンで対応するので会話もはずみ毎回楽しみにされています。
随時で短時間の介護となる排泄介助は、当住宅のオプションサービスの『生活サポートサービス』で対応しました。
https://www.tnbls.co.jp/sakoujyu/mizonokuchi/service.html
その後は、、、
ご家族と一緒に新幹線に乗って西日本のほうまで親類のお見舞いに行くこともできました。
「環境を変えただけでこんなにみるみる元気になるとは。期待していたこととは言えここまでうまくいくとは思いませんでした。生きる気力というのは重要ですね」
とご家族は仰っています。