ご入居者ケースのご紹介 圧迫骨折からの回復
ディーフェスタ溝の口にご入居されたお客様の事例を連載でご紹介いたします。
身近なケースとして参考にして頂ければ幸いです。
今回は圧迫骨折です。
圧迫骨折は「いつの間にか骨折」することもある、女性に多い症例です。
近くにお独りでお住まいの女性が、ある日突然猛烈な腰の痛みに襲われ、起き上がることができなくなりました。
受診の結果、腰痛の圧迫骨折との診断でしたが特に治療方法がなく、安静にして必要な介護を受けつつ自然に治るのを待つしかないということで入院はできませんでした。
とはいえ、激痛のためベッド上で体を起こす事もできないため、排泄、食事、水分摂取にも支障がある状態で、早急に適切な介護を受けないと脱水、低栄養、褥瘡などの合併症が起きて命にかかわりかねない状況でした。
もともと当住宅併設の訪問介護がサービスを提供していた方だったので、担当ケアマネジャーと相談し、朝昼晩の訪問介護と訪問看護を増量し自宅療養を計画しましたが、サービス提供時間外はお独りであることと、離れて暮らすご家族の負担も大きいことから、介護施設への緊急入居が検討されました。
介護施設等の場合、診断書など必要書類の手配、入居判定などに時間を要すことや、症状の緩和に合わせてある程度自由に生活していきたい、とのニーズから当住宅への緊急入居を検討。
たまたま空室があったことから、関係各所と協力して即日ご入居いただきました。
当初は寝たきりで生活全般に介助が必要な状態でしたが、訪問介護と訪問看護、住宅の自費介護サービス(オプションサービス)にて全面サポート。
1か月後には車いすに乗って自走し、身の回りのことはほとんどご自分でできるようになり、2か月後には元のように歩けるまで回復されました。
当初は治ったらご自宅に帰るとおっしゃっていましたが、「圧迫骨折は再発が心配。普段は自由に生活できて、何かあった時にすぐに助けてもらえて安心だから」とそのままお住まいになられています。