シマダさんのお母様、無事に入居先が決まってよかったです。「老人ホームはすべてがご自宅と同じわけではない」ことを理解した上で、お母様がなるべく暮らしやすいホームを選ばれていましたね。
お母様の老人ホーム入居について話し合おうとすると喧嘩になってしまうシマダさん姉妹。「老人ホームに入れるなんて、家族に愛情がない!」と嘆く妹のトワコさんの言葉を受け、姉のエイコさんが向かったのはらいする老人ホーム紹介センターでした。
シマダさんのお母様、無事に入居先が決まってよかったです。「老人ホームはすべてがご自宅と同じわけではない」ことを理解した上で、お母様がなるべく暮らしやすいホームを選ばれていましたね。
そうですね。「老人ホームさえ入ってしまえば…」と考える方も多いのですが、やはりご自宅とは異なる生活に最初は戸惑われる方も多いです。
ギャップを感じる主なポイントをご紹介しましょう。
あと、一番自宅と異なるのは「他の入居者の存在」でしょう。時に性格や価値観の合わない方とも共同生活をしなければなりません。
ギャップといえば、入居した先が、介護度が重い方ばかりで交流できず孤独を感じる、という方もいらっしゃいました。あらかじめ入居している方の平均介護度も調べておくといいですよね。フロアによって介護度や認知症の有無を分けている施設もあります。
そんな中、シマダさんはやはり外出を諦めたくないと、人員配置が手厚い施設を希望されました。そもそも人員配置って何でしょうか?
介護施設は、入居者に必要なケアを提供できるように介護職員や看護師の最低人数が決められています。特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームでは、入居者三名に対しスタッフ一名を配置する「3:1」が法令基準です。一般的に、この法令基準を上回る人員配置の施設を「手厚い施設」と呼んでいます。
スタッフが多いと、それだけ気持ちや時間にゆとりが生まれますもんね。希望があれば近所の公園まで散歩したり、コンビニやスーパーへ買い物に行ったりできる施設もあるんですよね。
そうです。ただし、希望すればいつでも外出できるわけではありません。「個別ケアに力を入れています」という施設であっても、対応できるのは余剰人員がいた場合に限ります。また、散歩の付き添いなどを「有料オプション」として提供している介護施設もあります。
この場合も、人員にゆとりがないと実施できない場合があるので、見学をした時に実情を確認しなきゃですね。
「老人ホームに入居してもご家族の縁がきれるわけではない」というノスゲさんの言葉にジーンときました。この仕事に就いてびっくりしたんですが、入居してもご家族が関わることは意外と多いんですね。
そうなんです。老人ホームに入居した後でも、家族は重要な役割を果たしますね。特に最初の頃は、ご本人の気持ちも不安定で、自宅から環境も大きく変わりますから、家族が面会に来て不安を軽くしてあげることが重要です。
スタッフや他の入居者とも初対面で、ゼロから人間関係を築かなきゃいけないし、心身にもストレスがかかりますよね…。
施設に不満を言えない方も多いんです。ご家族がいると話せることもあるので、家族は本人の代弁者として、施設に要望を伝える「橋渡しの役割」もあります。
施設からも、さまざまなタイミングでご家族には連絡がありますよね。
はい、ざっとまとめてみるとこんな時にご家族への連絡が入ります。
入居時に、ホームがどんな連絡手段をとっているか、頻度や連絡の内容などを聞いておいた方が良さそうですね。
横浜市出身。主な著作として聖徳太子の伝説をギャグにした四コマ『かみびと太子!』、輪廻転生をテーマにしたBL『さつき待つ』など。コスメと飛鳥時代が好き。
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