リベルケアのホスピス住宅の魅力を取材
終末期の暮らしの"自由"を支える専門性
24時間365日、看護師と介護士がケアを提供する「リベルケア」が大切にするのは、ご入居者一人ひとりの「生きる」に寄り添い、ご家族との絆をつなぐこと。
がん末期や難病など介護度が重い方でも、ご自宅と変わらない自由で温かな暮らしを提供します。ご入居者を真ん中に、最期までその方らしく輝ける住まいを「リベルケア」は目指しています。
リベルケアでは、ご入居者の生活リズムや「これが食べたい」「あれがしたい」という願いを何よりも最優先に考えています。
トップダウンで一律のケアをするのではなく、ご入居者を中心に据えて、現場が自由にケアの方法を考え、さまざまなプロフェッショナル同士で連携しながら形にするーそんな風土が、すべての施設において大切に受け継がれています。
リベルケアの住宅を見学する方が必ず驚かれるのが、その生活の自由度の高さです。
通常、施設に入ると起床や食事のタイミングなどが決められていますが、リベルケアではご入居者一人ひとりの生活リズムを尊重しています。また、施設にいながらピザの出前を頼む、お酒を嗜むこともでき、施設内でご家族の結婚式を開催し、そこに出席した方もいらっしゃったそう。
※写真はイメージです。
病院からの急な退院や緊急の住み替えのご相談にも、最短3日以内に対応できる体制を整えています。
施設にはベッドなどの受け入れ環境を常に用意。さらに、入居時の診断や医療指示が迅速に行えるよう、フットワークの軽い往診医との緊密なネットワークを構築しており、お急ぎの方でも安心してご入居いただける環境を強みとしています。
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主に終末期の方を支えているリベルケアのホスピス住宅。働くスタッフは何を想い、どんなことを大切にしているのでしょうか。
「ホスピス対応型住宅リベル 湘南台」の伊東施設長を編集長の小菅が取材しました。
株式会社リベルケアが運営する「ホスピス対応型住宅リベル 湘南台」は、神奈川県藤沢市に2026年にオープンしました。訪問看護事業所と訪問介護事業所を併設しており、疾患をお持ちの方、また重介護度の方も安心・安全なケアを受けることができます。
ご入居者のしたい暮らしの実現のため、現場の職員でまず考え、行動する点が独自の風土となっている、株式会社リベルケア。「湘南台は、入居者様に最期まで自分らしく過ごしていただける、ぽかぽかした施設にしたい」と語る、施設長の伊東あい子さんにお話を伺いました。
伊東さんは、これまで病院の療養病棟や内視鏡室、老人ホームなど、さまざまな現場で経験を積み重ねてきた、歴40年弱の大ベテラン看護師です。ホスピス型住宅で働こうと思った理由のひとつは、訪問看護に携わっていたとき、介護をするご家族の大変さを実感したからだったといいます。
「仲のよいご家族でも、日々の介護疲れで喧嘩になってしまうことも多いのが在宅介護です。また訪問看護では、制度上、お亡くなりになったときに看護師は寄り添えないという問題も感じていました。穏やかな終末期を支えるホスピス対応型住宅を知り、なんて素敵なんだろう、ここならご家族にとっても看護師にとっても、心残りなく見送れるのではないか、と思ったんです」(伊東さん)。
施設長として働くのは、リベルケアでは二施設目だという伊東さん。24時間365日のケアはもちろん、今ご入居者に何ができるか、願いをどう叶えられるかに重きを置いて、専門職同士が連携しながら真摯に対応したいと語ります。ホスピスという性質上、ご入居者は末期がんや難病をお持ちの方などが多いそうですが、「これから」を感じながら暮らせる環境を目指しています。
ご入居者の1日のスケジュールをお聞きしたところ、ご自宅での暮らしと変わらずお過ごしいただくとのこと。その方らしさを尊重し、起床時間や食事なども自由にしていただけるよう可能な限り対応するといいます。また、口から食べるのが難しい状態でも、鰻や果物を食べたいと願うご入居者には、医師やご家族と相談してなるべく叶えるようにしているそうです。
「以前の施設ではお部屋でお酒を飲まれる入居者様もいらっしゃいました」と伊東さん。途中で上手にノンアルコールに差し替える対応などもした上で、だそうですが、これもご入居者の満足を一番に考えているからこそだといえるでしょう。
また、とてもいいなと感じたのが、看護師、介護士など多様な専門職が一丸となってご本人、ご家族の願いを叶えようとする点です。「以前の施設で神経難病により歩行困難だった入居者様がいらっしゃいました。ご本人とご家族がリハビリを希望されていたので、リハビリプランを計画し、前向きにコツコツと続けていったところ、その方は歩けるようになり、退去してご帰宅されたんですよ」(伊東さん)。
願いや好みなどを知るため、契約時のご入居者、またご家族に対するヒアリングは徹底して行います。しかし、普段の何気ない会話から出てきた話もまた大切なのだそうです。小さなことでもスタッフ同士で共有しケアに役立てています。
「入居者様の終末期を見守るご家族側も、また不安なものです。私はご家族ともやりとりし、不安を和らげるなど、常にご家族にも寄り添っていたいと思います。ご家族とともにやりきったと、思い残すことがないよう私たちも最善を尽くします。退去時にご家族から『ここを選んでよかった』とおっしゃっていただけることが、スタッフの励みになるんです」(伊東さん)。
最後にこれからの展望をお伺いしたところ、ご入居者もご家族も、スタッフも皆、心を開ける環境づくりをしたいとのこと。
「田舎の縁側のような温かい場所にしたいですね。ご家族にも『おかえりなさい』とお声かけするような。私は北風と太陽というお話の太陽のようになりたいっていつも考えています」(伊東さん)。
そうお話くださる伊東さんの笑顔こそが太陽のようでした。今回の取材を通して「ホスピス対応型住宅リベル 湘南台」でも、伊東さんの思いが強く反映されるだろうと感じました。
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