認知症摂食障害の改善...病院では改善できなかった。

認知症性摂食障害と骨折で１か月以上近く点滴だけ、余命１～２カ月程度、介護拒否、暴力、暴言、妄想、せん妄、車椅子移乗拒否...
　余命が短いので良い施設で看取ってほしいがご家族の希望。病院で本人に会ってみた。つなぎを着せられており相当手を焼いた様子。バリデーション対応を試みた。意味不明な言葉は発するが、手が届く至近距離まで顔を近づける事が可能。多分救えると確信。看護師さんが「そんなに近くで話すのですね」とびっくりしていた。
　職員に嫌がることは無理強いせず根気よく待つように指示。食事、飲み物は本人が希望するまで待つ。１週間程度で少し飲み物、食べ物に手を付けた。二人対応で車椅子移譲を試みた。通いサービスが気に入ったようで、周りと良く話す、今では、通いサービスから帰りたがらない、すっかり元気に食事もしている。
　認知症の方をこれほど短期間に画期的に変えたのは、全職員がバリデーション対応に徹しているからでしょう。

注：写真はこの方に関係ありません。