熊本日日新聞に掲載されました

令和４年７月９日の（熊日）に「ゆほびか」の屋上菜園について記事が掲載されました！！「熊本市中央区のサービス付き高齢者向け住宅ゆほびか水前寺で、屋上での野菜作りが入居者の生きがいになっている。趣味の範囲を超え、野菜は施設で使う食材としても供給。新型コロナウイルス禍で制約の多い生活に、新たな刺激をもたらしている。新型コロナ禍で外出できない入居者に気分転換してもらうため、施設が屋上での野菜作りを始めたのは１年前。３階建ての施設の屋上にプランターを置いて栽培を始めると、取れたての野菜が「おいしい」と評判になった。今はブロックで囲った２㍍四方の畑７区画に鳥の食害を防ぐネットを張り、トマトやキュウリ、スイカ、メロンなど１１種類を無農薬栽培している。毎週屋上に集まる主要メンバーは農業に詳しい施設スタッフの梅田博さん（６９）と、９４歳～８８歳の入居者５人。この夏も暑さ対策をしながら、青々としたシシトウやピーマンを収穫している。「毎日一度、野菜の様子を観ないと落ち着かない」という堺節子さん（８９歳）は農作業で体が強くなり、歩くのが楽になったという。育てた野菜を絵手紙に描く丸内久江さん（８９歳）は「土から芽が出るとほんとに可愛い」と目を細めた。収穫した野菜は入居者２０人の食事に使われる。入居者からのリクエストも増え、今では食材の７～８割を賄うまでになった。施設長の松尾一機さん（３２歳）は「コロナ禍で沈みがちだった表情や声に張りが出てきた」と手応えを感じている。