パールヴィラ太宰府【停電訓練レポート】明かりがあることの安心感と課題

福岡県太宰府市の有料老人ホーム「パールヴィラ太宰府」では、電気設備点検に伴う停電訓練（災害時BCP業務継続計画・実地訓練）を実施しました。

ナースコールや照明が使えない状況下での「本番に近い体験」でした。今回、訓練後に職員アンケートを行ったところ、最も多く寄せられた声は「照明のありがたさを身にしみた」でした。

🔦 灯りが“ある”だけで安心できる
普段、照明はスイッチひとつで当たり前のように点くもの。しかし停電中の巡回では、懐中電灯の小さな光が頼りでした。

暗闇では、ちょっとした段差や表情の変化にも気づきにくくなります。光は、ただ視界を照らすだけでなく不安を和らげる力があることを再確認しました。

💡 懐中電灯の光を“広げる”工夫も実践しました
今回、照明が使えない状況で光量を増やすため、以下の工夫を試しました。
ペットボトルに水を入れてランタン代わりに、白い紙を当てて光を柔らかくする、アルミで光を反射し手元を明るくするなど「最小限の道具でも“安心できる明るさ”を作れる」
という学びが生まれました。

また、遠くを見通せるように懐中電灯を固定して光をあてる方法も試みました。

🌙 職員から出た新たな課題：夜間を想定した訓練へ
今回の訓練は昼間に実施しました。アンケートでは、「夜間だった場合はどう動くべきか確認したい」「暗い時間帯の方が不安が強いのでは？」といった声も寄せられました。

次回は、夜間帯を想定した訓練を行い、さらに実践的な検証を行う予定です。停電は日常とは違う不安が伴いますが、職員一人ひとりの気づきが「万が一の時でも安心できる暮らし」を支える力になります。引き続き、備えとやさしさのあるケアを大切にしてまいります。

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