①5/10(月)定年時代掲載記事紹介~ご入居者様インタビュー~
例えば、妻が要介護状態になったとき、介護をする状況になった夫は、この先どうすれば…と途方に暮れてしまうのが普通だろう。自宅で介護をするか、老人ホームにお世話になり自分は自宅で暮らすか、どちらかを考えることが多いと思われるが、夫婦二人で高齢者住宅に入り、様々な支援を受けながら介護をするという選択肢もある。そんな暮らし方を選び、積水ハウスグループの「グランドマスト横浜鴨居」に入居している関口さんに話を聞いた。自立の久夫さん(80)が要介護4のミヤ子さん(87)の介護をしながら暮らし始めたのは2019年10月のこと。JR横浜線「鴨居」駅から徒歩圏内の同物件は、キッチン・浴室など一般のマンションと同じ機能が備わり、バリアフリー仕様で、安否確認・生活相談など生活支援が付いたサービス付き高齢者向け住宅だ。介護大手・ツクイの介護事業所もあり、安心の体制は夜間も。2018年12月、ミヤ子さんは自宅で突然倒れた。脳卒中だった。「その日はゲートボールの試合が中止になり、たまたま家にいたんです」。久夫さんの発見が早かったことが幸いし、すぐに救急病院に入院し、緊急手術。その後入所した介護老人保健施設も長く居られないため、左半身に麻痺が残ったミヤ子さんとの住まいを考えることに。川崎区で40数年暮らした一軒家での在宅介護も考えたが、車椅子用にリフォームすることができず断念。一番の願いは二人一緒に仲良く暮らすことだったが、介護施設は居室が狭く、同室入居ができないところが多かった。そこで、広い居室で二人入居が可能な「グランドマスト横浜鴨居」が候補に。24時間サポート体制、居宅介護支援の充実、見学した際の親切な説明にも好感をもった。「緑も多いし、何よりも二人で住める広い部屋が魅力だった」と久夫さん。姪の住まいが近いことも良かったという。ミヤ子さんの介護の充実と久夫さんの負担軽減を考え、訪問介護、訪問看護、訪問診療、デイサービス、ショートステイなどをフル活用している。入居時から今の介護の支援も含めて、これだけは伝えたいと、久夫さんが話すには、「ツクイ横浜緑ケアプランセンターの方にすごくお世話になりました。手続きや申請などわからないことばかりでしたが、本当に親身にやっていただいて。大変感謝しています」今では自分の時間を持つことができ、失ったものと同じぐらい得るものも多いと、人生を前向きに過ごしている。