はじめに
やみくもに探し始めても、いろいろな情報に混乱するばかりです。まずは現状を整理してまとめ、希望条件を挙げることから始めると、遠回りに思えてもかえってスムーズに進むことが多いです。
【1】入居される方の状況を整理する
同居されているご家族なら、おおよその状況はわかっているかもしれませんが、別居されている方はかかりつけの医師やケアマネージャー、近隣でお付き合いのある方などに話を聞いて、以下のポイントをまとめておきましょう。
- まとめるポイント
- からだの状況はどうか、介護や日常生活の支援はどの程度必要か
- 通院の必要はあるか
- 医療ケアの必要な持病はあるか
- 認知症の有無、ある場合はその程度とケアの状況はどうなっているか
- 性格や趣味、嗜好はどうか
【2】予算を見積もる
探し始める前に、実際に支払える予算はどのくらいかを見積もっておかないと、後になってから支払いに苦労するようなことになりかねません。ご本人やご家族の資産や収入をあわせて検討しましょう。
| 1.支払いにあてられる総資産・総収入はどの程度あるか、整理しましょう。 |
| 資産 |
ご本人の預貯金、その他の金融資産 自宅やその他不動産資産 |
| 月々の収入 |
ご本人の年金収入 ご本人のその他の収入 ご家族の援助 |
- 2.まとめた総資産・総収入をもとに、上限金額を見積もりましょう。
- まとめた総資産・総収入をもとに、入居時の一時的な費用と、月々支払える費用それぞれについて、上限金額を見積もりましょう。ただし、必要なのは施設・住宅の入居金や利用料金だけではないことに注意してください。入居にともなって、引越しや現在のお住まいの処分に費用がかかることもありますし、月々では利用料や家賃だけでなく、介護保険の自己負担分や医療費、介護用品などの消耗品代、その他追加サービスの利用料金、趣味や嗜好品のための費用もかかります。また、病気や怪我で入院することになった場合は、まとまった医療費が必要になることも想定しておきましょう。
【3】どんな施設がいいか、希望を挙げ優先順位をつける
- 【1】でまとめた現状と、【2】で見積もった予算をもとに、以下のような視点から条件をしぼります。
- 立地はどの辺りがよいか
- ご本人が住み慣れた地域がよいのか、ご家族が訪問しやすい場所がよいのか、親族の間でも相談し、希望地域をしぼりましょう。
- 介護や医療で必要なサービスはあるか どんな種別がふさわしいのか
- からだの状況や要介護度によって、利用できる施設・住宅がある程度限られる場合もあります。種別ごとの入居条件や特徴を理解し、ふさわしい種別をしぼりましょう。
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- その他、こだわりたいポイントはあるか
- たとえば、ある程度健康なうちはアクティブに暮らしたいとか、ご夫婦で入居したいとか、愛着のある家具や仏壇を持ち込みたいなど、ご本人やご家族が譲れない点がある場合は、この時点で挙げておきましょう。