冬の寒さが厳しくなると、体調を崩す高齢者が増えます。
その主な原因には「冷え」が挙げられます。
全国の高齢者を対象に行われた調査では、冷えを感じる人が多く、特に滋賀県では7割の人が冷えを感じていることが明らかになりました。
また、冷え性・隠れ冷え性の人が全体の8割を占めるという結果も出ています。
このニュースは生成AIを使用しLIFULL seniorが提供しているコンテンツです
冷えの主な原因は運動不足や筋肉量の低下、食事量の低下による熱生産量の減少とされています。
特に女性は筋肉量が少ないため、冷えに悩まされやすい傾向があります。
寒い時期こそ、しっかりと食事を摂り、適度な運動を心掛けることが冷え解消の鍵となります。
自身が冷え性かどうかをチェックするための「隠れ冷え性診断テスト」があります。
手足が冷たい、下腹部が冷える、冷房が効いているところで冷えてつらいなど、冷え性の症状に当てはまる項目が多いほど冷え性の可能性が高いと言えます。
冷え解消には適切な入浴法が有効です。おすすめは40℃のお湯に10分間浸かること。
また、入浴のゴールデンタイムは就寝90分前とされています。
これにより、体温調節がスムーズに行われ、睡眠の質も向上します。
さらに、冬場の脱衣所・浴室に潜むヒートショックにも注意が必要です。
暖冬こそヒートショックが起こりやすいため、適切な温度管理と湯船に浸かることで予防することが大切です。
冬場の入浴で注意したいのが「ヒートショック」。
ヒートショックにより、寒暖差が原因で血圧の乱高下を引き起こし最悪の場合、命を落とすリスクがあります。
毎年寒くなると報じられるので、この名称は聞いたことがある人も多いでしょう。
また、ヒートショックだけが原因ではありませんが、入浴中の死亡者数は年間1万9千人という推計もあり、自宅生活で特に注意したい事の一つと言えます。
ヒートショックを防ぐには、次の対策が有効といわれています。
まず、入浴前の水分補給を心がけましょう。
体の水分バランスを整えることで、血圧の急激な変動を抑えることができます。
次に、家族に入浴することを伝え、異変があった際の安全策を確保します。
脱衣所に簡易ヒーターを設置して暖かくしたり、シャワーの蒸気で浴室内を予め温めておくなども習慣にしたいですね。
また、日本気象協会と東京ガスが共同開発した「ヒートショック予報」を見ることで、全国1,900地点の7日先までの予報を確認することができます。
冬場はだいたい「警戒」の予報となりますが、寒暖差の激しい春先などはそのリスクが事前に分かるので参考になりそうです。
安全な入浴習慣を身につけ、冬の健康管理に役立てましょう。
リンナイ株式会社 ニュースリリース 冷え・ヒートショックに関する都道府県意識調査
tayoriniをフォローして
最新情報を受け取る