変わってしまった母を受け入れられる?介護は新しい親の姿を知る機会--要介護の母と暮らせば(19)

要介護になった母親と同居を始めた富田杏仁さん。パーキンソン病の症状や老化によってできないことが増えていく母親を目の当たりにして……。

こんにちは、富田杏仁です。

夜中に母は寝言を言います。

毎日ではないし、ほんの数分なんですが、そりゃもうびっくりなくらいの大きな声です。

言ってることはたいてい「助けてー」とか「やめてー」とか。

夢の中で嫌な奴に嫌なことをされているのは明らかです。

寝言を言う時の母は怒っていて、いつもの穏やかな話し方ではありません。

今まで聞いたこともない母の怒鳴る声や荒い口調に、最初はとてもショックを受けました。

介護をしていると、今まで見たことのない親の姿を見せられます。

わがままな母、だらしない母、情けない母。

その度に切ない気持ちになり、いちいち落胆していたものです。

でも一緒に暮らしていれば、向き合うしかありません。

最近は、そんな母を受け止められるようになりました。

しっかりしてよと怒りつつも、内心は母を面白がっている今日この頃です。

富田杏仁
富田杏仁 主婦/介護職員

1971年生まれ。 夫と大学生の娘、要介護の母と暮らす主婦。 娘が大学生になり子育てが落ち着いたと思いきや今度は母親が要介護に。 家事、母親の介護、仕事のかたわら自らの介護経験を漫画に記録している。 今、1番やりたいことはひとり旅。

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