デジタル社会に取り残される高齢母。だけど、支えてくれる人は増えていく--要介護の母と暮らせば(17)

デジタル化が進み、スマホが日常にかかせないアイテムになっている一方、スマホを持っていない人やITリテラシーが低い高齢者との情報格差(デジタルデバイド)が問題になっています。

そんな時代の波は富田家にも……。

機械オンチのお母さんは、どのように生活しているのでしょうか?

こんにちは、富田杏仁です。

なんでもかんでもデジタルの時代です。

母のような機械音痴の人には、なかなか生きにくい世の中になっているのかもしれません。

そういえばテレビが地デジになる頃、当時ひとり暮らしだった母に会ったら「ジデジ」と言っていて吹いたのを思い出しました。

おそらく、あまり人とも話さず、新聞で見る「地デジ」という見慣れない文字の読み方を間違えて覚えてしまい、それを正す人もいなかったのでしょう。

あれから時は過ぎて……。

あいかわらずアナログな母ですが、今は過保護にもリモコンの細かい操作をやってくれたり、病院に行っても自動受付をして自動精算機で支払いをしてくれる人がいます。

コロナのことをコロラと言ったら、「違う!」と訂正してくれる人もいます。

よかったね、母!

富田杏仁
富田杏仁 主婦/介護職員

1971年生まれ。 夫と大学生の娘、要介護の母と暮らす主婦。 娘が大学生になり子育てが落ち着いたと思いきや今度は母親が要介護に。 家事、母親の介護、仕事のかたわら自らの介護経験を漫画に記録している。 今、1番やりたいことはひとり旅。

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