LIFULL 介護 編集長小菅が解説

自由と自立を大切に、
上質なシニアライフを実現する住まい

LIFULL 介護 編集長小菅が解説高級シニアレジデンスの選び方

敬老園サンテール千葉は、「自由と自立」をテーマに、ゆとりある生活の実現を目指した介護付き有料老人ホーム。規則で制限された生活ではなく、多くの選択肢の中から自分で判断することで生活の質が上がるという考えを大切にしています。

自由な生活を叶えながら、医療と介護体制はもちろん充実。安心しながら、できる限り自立して自分らしい生活を送ることができる同ホームについて、編集長の小菅が徹底取材しました。

LIFULL介護編集長 小菅秀樹

小菅 秀樹

(LIFULL介護 編集長/介護施設入居コンサルタント)

介護施設の入居相談員として首都圏を中心に300ヶ所以上の老人ホームを訪問。1500件以上の入居相談をサポートした経験をもつ。入居相談コールセンターの管理者を経て現職。「メディアの力で高齢期の常識を変える」を掲げ、介護コンテンツの制作、セミナー登壇。YouTubeやX(旧Twitter)で介護の情報発信を行う。

自分らしく暮らす—
シニアレジデンスを選ぶポイント
希望するライフスタイルが実現できる環境か
快適で充実した生活を送るためには、それを実現できる環境も必要です。立地や周辺環境、館内設備やサービス内容を確認しニーズに合った物件を選びましょう。
支配人・スタッフ、入居者との相性
日々の生活で接するスタッフや支配人、そして他の入居者との相性が良いことも、満足度の高い生活を送るポイントです。入居者に住み心地などを聞いてみると大変参考になるでしょう。
将来を見据えた介護・医療対応
将来的な健康状態の変化に対応できる施設を選ぶことも大切です。長期間安心して過ごすためには、手厚い介護や医療対応が求められます。ケアの体制や医療連携などを確認しておきましょう。

上記の3点を踏まえて、入居者のデータ・実際の施設の様子を見てみましょう。

入居者に聞いた入居の決め手3選

  1. 1「自由と自立」がテーマの、ゆとりある生活

    自由な生活ができて、居住者の方々も職員の皆様も親切で住みやすいです。(81歳男性)

  2. 2選べる食事と自炊可能な居室で自分らしく生きる

    食事を自分で決める事が出来るので、長く飽きずに過ごせています。終の棲家として最期まで安心して生活する事が出来ます。(79歳女性)

  3. 3充実した施設や介護予防体操で目指す健康長寿

    体操を教えてくれるので、元気に過ごせます。施設の隣に協力医療機関があるため通院が楽で、安心感もあります。(85歳女性)

時点)

入居者データ

  • 入居者の男女比
    • 男性:43%
    • 女性:57%
  • 入居者の介護度分布
    自立
    要支援
    要介護
    • 自立:56
    • 要支援:4
    • 要介護:20

時点)

どんな人が暮らしている?
・できるだけ自立して生活をしたい方
・食事を含め、自分らしい生活をしたい方
・できるだけ長く健康でいたい方
敬老園サンテール千葉を訪れた編集長小菅

こんにちは。LIFULL 介護 編集長の小菅です。

今回ご紹介するのは、千葉県千葉市にある「敬老園サンテール千葉」です。バス停が目の前にあり、病院やスーパーもすぐに行くことができる利便性の良い立地ながら、自然の多い環境で過ごせる住まいです。今回はその魅力についてご入居者にお話を伺いました。
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「自由と自立」がテーマの、ゆとりある生活

入居の決め手としてほぼすべての方が挙げるのが、自分らしい生活を送ることができる点です。

敬老園サンテール千葉には「自由と自立」という方針があります。自立が奪われると自由度が下がる—言い換えれば、できる限り自立の期間を長くし、自由な生活を満喫してほしいということです。

大きい窓のある居室のリビング
大きい窓のある居室のリビング

制限の中で暮らす安心感ではなく、制限をできる限り少なくし、そのかわりに情報や機会を十分に提供することで自由で安心した生活を送れるようにしています。

選択肢の中から自分で考え、判断する。あるいは興味がある活動にチャレンジしてみる。そのような行動は、自分らしい生活を送ることにつながります。ビリヤード、麻雀、カラオケなど数多くのサークル活動も、そのような自立のための活動に役立っているそうです。

プレイルームのビリヤード台
プレイルームのビリヤード台

一方で、自立度にあわせた仕組みも整えられています。完全な自立ではなくなったとしても、細かく設定されたサービスから必要なものを選択することで、自由を満喫できるためです。選択式のサービスは買い物や食事のサーブ、郵便物の受取など、多岐にわたります。

基本料金に含まれる短時間のサービス以外にも個別に料金が設定されているため、自分が必要なサービスだけを受けることが可能です。

エントランスロビー

このような環境で暮らすうちに、入居者の自立意識も自然と高まるそうです。「できるだけ自分でやろう」という会話が交わされることも少なくありません。自由を大切にするために、自立を続けようと考え行動する。その姿勢が、充実した生活につながるのだと感じました。

  • エントランスロビー
  • アトリエ
  • 庭園
  • 麻雀室
  • ヘアーサロン
  • 看護ステーション
  • エントランスロビー
  • アトリエ
  • 庭園
  • 麻雀室
  • ヘアーサロン
  • 看護ステーション
  • エントランスロビー
  • アトリエ
  • 庭園
  • 麻雀室
  • ヘアーサロン
  • 看護ステーション

選べる食事と自炊可能な居室で自分らしく

毎日の食事も、特徴の一つです。栄養士が献立を作成し、地元の食材を使用したメニューを提供。ここまでは有料老人ホームとして一般的なものですが、さらに特徴的なのは、「食事を選ぶことができる」ことと、「自室での調理が可能」なことです。

お昼の献立の和食定食
お昼の献立:和食定食

その背景には、食事は単に「栄養を得るもの」ではなく、健康維持につながる大切な時間だという考えがあります。また、提供された食事をただ食べるのではなく、メニューを自分で選択して決める。あるいは自分でメニューを考え、調理するという行為は、認知機能への好影響があるとされています。このように敬老園サンテール千葉の食事は、自立支援と健康維持の役割も担っているのです。

具体的に、選べる食事の一部をご紹介しましょう。

■通常の給食メニュー
和食を中心とした、高齢者の健康管理に適した献立です。多品目の食材を使用し、免疫力の向上・フレイル予防・さまざまな生活習慣病の対策にも配慮しています。さらに夕食は「健常者食」と「柔らか食」の選択ができ、自分の状況にあわせた食事を楽しむことが可能です。

■アラカルトメニュー
気分や嗜好などに応じて、別のメニューを選びたい時に利用されています。申し込みは前日15時締切りなので、急な予定変更があった場合にも柔軟に対応できます。また、家族の訪問時にも利用可能なのは安心できるポイントです。

■フェアメニュー
月に1~2回開催される特別食です。7月にはうな重、12月にはビーフシチューなど、季節を感じられるメニューが好評です。

居室のIH付きキッチン
居室のIH付きキッチン

すべての居室には、IHコンロ付きのキッチンが設置されています。また、自立支援の一環として、できる限り1日1回の自炊を推奨。食事のメニューを考え、簡単なものでも良いので手を動かして料理をすることが、自立支援につながると考えるからです。

買い物する入居者と移動販売車

実際に、移動販売で多くのご入居者が野菜などの生鮮食品を買っている場面を目にし、この方針が根付いていることを実感しました。

  • ダイニングルーム
  • ランチセット 和食定食
  • ランチセット きつねうどん
  • 居室 リビング
  • 居室 ベッドルーム
  • 居室 玄関前
  • ダイニングルーム
  • ランチセット 和食定食
  • ランチセット きつねうどん
  • 居室 リビング
  • 居室 ベッドルーム
  • 居室 玄関前
  • ダイニングルーム
  • ランチセット 和食定食
  • ランチセット きつねうどん
  • 居室 リビング
  • 居室 ベッドルーム
  • 居室 玄関前

充実した施設や
介護予防体操で目指す健康長寿

敬老園サンテール千葉は、1995年に財団法人厚生年金事業振興団の運営で開設され、その後2010年に現在の「宗教法人阿弥陀寺」へと引き継がれました。その歴史があるからこそ、館内設備の充実度も大きな特徴のひとつと言えます。

なかでも目を引くのが、温水プールやジャグジー、ジェットバスの設備。温水プールでは水中歩行の運動が行われ、利用者は体への負担を抑えながら健康維持に取り組んでいます。運動後はジャグジーで体を温め、仲間と会話を楽しむひとときも。また、ジェットバスを活用したリラクゼーションも好評で、運動と癒しの両方を兼ね備えた環境が整っています。

ジャグジー・ジェットバス

こうしたハード面の充実は、運動を日常的にすることで健康を維持するのに役立っています。さらに、健康維持への取り組みはハード面だけでなくソフト面にも及びます。

温水プール

管理者である伊藤園長は以前、フィットネスクラブで高齢者向け運動プログラムの開発に携わった経歴があり、その経験を活かして健康寿命の延伸に力を入れています。その一環として開発したのが、独自の運動プログラム。毎朝行われる介護予防体操をはじめ、健康維持のためのさまざまな機会が提供されています。

朝の体操は約20分間。全身の血流を促す動きを中心としたプログラムで、午後には足腰を鍛える体操も実施されています。参加は任意ですが、取材当日も多くの入居者が積極的に体を動かしていました。さらに、週に1回40分間の機能訓練体操も実施され、必要に応じて個別に対応しています。

この運動プログラムは、機能訓練員が関わり、組織的に運営されているのも特徴です。朝の体操に参加しなかった人には、他のプログラムを案内するなど、個々の状況に応じたきめ細やかな対応も行われています。運動を習慣化し、無理なく続けられる環境が整っていることが、この施設の大きな魅力のひとつです。

朝の体操プログラムが行われるホール
朝の体操プログラムが行われるホール

他にも、各部門のセミナーを通じて健康長寿のために必要な情報提供を実施。フロント・看護・介護・機能訓練員が、組織全体でご入居者をフォーローする体制が用意されています。

「自宅だと運動の機会が少なく、入居してから元気になった」「毎日運動をしているうちに、介護レベルが下がった」と話すご入居者の声が、その効果を示していると感じました。

  • 多目的ルーム
  • プール
  • 居室 収納
  • 居室 バスルーム
  • 居室 トイレ
  • ラウンジ
  • 多目的ルーム
  • プール
  • 居室 収納
  • 居室 バスルーム
  • 居室 トイレ
  • ラウンジ
  • 多目的ルーム
  • プール
  • 居室 収納
  • 居室 バスルーム
  • 居室 トイレ
  • ラウンジ

ご入居者インタビュー
編集長 小菅が聞く、敬老園サンテール千葉の魅力

小菅編集長と敬老園サンテール千葉にご入居されているK様

インタビューに答えてくださったのは、K様(99歳)。約30年前、70歳のときにこの施設へ入居されました。長年にわたりここで暮らし、現在もお元気に過ごされているK様の言葉から、自分らしく暮らすことの大切さが伝わってきます。

敬老園サンテール千葉の歴史とほぼ同じ年数を過ごされたK様。入居を決めた理由や現在の暮らしについて、編集長の小菅がお話を伺いました。

  • 小菅
    小菅

    はじめに、敬老園サンテール千葉への入居をお考えになったきっかけをお聞かせください。

  • K様
    K様

    妻が亡くなったあと、数年間は自宅での一人暮らしを頑張っていましたが、食事や買い物など、毎日の生活が徐々に大変になってきたので、老人ホームのような施設に入ることを考えました。

取材中のK様
  • 小菅
    小菅

    当時、どのようにして施設を探されたのですか?

  • K様
    K様

    30年前は現在と介護制度も違い状況も異なりますが、新聞でこの施設を知りました。
    当時は厚生省関連の施設で、運営が安定している点が安心材料でしたね。施設が充実しているのも魅力的でした。

  • 小菅
    小菅

    入居してどんな印象を受けましたか?

  • K様
    K様

    現況に満足して、過ごしています。

取材中の編集長小菅
  • 小菅
    小菅

    普段、どのような1日をお過ごしですか?

  • K様
    K様

    朝は早朝に起床し、まず外の景色を眺めることにしています。素晴らしい朝焼けなどが見られる日には、趣味のカメラで撮影をします。午後も散歩を兼ねて庭園や近くの公園に行き、撮影をすることがあります。

風景写真
K様が趣味のカメラで撮影された風景写真
  • 小菅
    小菅

    スタッフの印象をお聞かせください。

  • K様
    K様

    皆さん明るく、優しく、とても親切です。おかげさまで、私はまだ健康で介護を受けていませんが、介護を受けている方から「ここの介護スタッフはとても親切で、接遇のレベルも高い」と聞いています。いずれ私もお世話になるかもしれませんが、ここなら安心してお願いできますね。

取材中のK様
  • 小菅
    小菅

    ここへ入居して良かったと、実感していることは何でしょう?

  • K様
    K様

    3つあります。1つ目は、病院がとなりにあることです。高齢者にとって、これはとても安心できます。病気になった時はもちろん、健康維持のためにもとても役立っています。

    2つ目は、交通が便利なことです。施設の目の前にバス停があります。外出の際に、とても助かります。家族など、面会の人にとっても便利だと思います。

    3つ目は、自然が多いことです。施設内の庭園のほか、歩いて行ける距離に公園がたくさんあります。春の桜や秋の紅葉などを、毎年楽しみにしています。

取材中の編集長小菅
  • 小菅
    小菅

    最後に、介護付き有料老人ホームへの入居を検討されている方へ、メッセージをお願いいたします。

  • K様
    K様

    健康で判断力があるうちに検討した方が良いと思います。何かあってからでは遅いですからね。

    また、施設にすべてを与えてもらうのではなく、自分で生きがいを探すことが大切だと思います。趣味や活動など、自分がやりたいことができる場所を見つけることが大事ですね。その点、ここには多くの機会や選択肢があり、私にはとても合っていたと感じています。

  • 小菅
    小菅

    まさにK様は、「自由と自立」のテーマを体現しているかのようですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。

取材のまとめ

  • 体を動かす喜びを感じながら、健康を維持できる環境
  • 「自分らしさ」を大切にできる、自由で自立した暮らし
  • 最期まで自分らしく!穏やかに過ごせる安心感

午前中に取材班が到着すると、ちょうど朝の体操の時間。自由参加にもかかわらず、多くの入居者が体を動かしており、健康への意識の高さがうかがえました。体操はすっかり日課として定着し、午後には短時間の運動、週1回の機能訓練体操も実施。さらに、プールでのウォーキングも人気で、水中での適度な運動が健康維持に役立っているそうです。

この住まいの大きな特徴は、自由度の高さ。入居後もこれまでの生活スタイルを大きく変えることなく、自分のペースで暮らせます。居室にはキッチンが備え付けられ、食堂の利用も自炊も可能。自分に合った暮らし方を選べる環境が整っています。また、ラウンジや麻雀室、多目的ルームなど、入居者同士が交流できる場も豊富にあり、一人の時間と人とのつながりを、無理なく両立できるのも魅力ですね。

健康管理を支える仕組みも充実。各部門のセミナーが開催され、高齢期の健康について理解を深め、日常に活かす機会が提供されています。看護ステーションでは健診や健康相談も行われ、体調の変化にも迅速に対応できる環境です。日々の暮らしの中で、自然と健康を意識できる仕組みがあることも、この施設ならではの魅力だと感じました。

自分の住まいは、自分で決める。自由に暮らしながら健康を維持し、24時間対応の医療機関との連携や、終末期のサポートまで整った安心の環境。敬老園サンテール千葉は、そんな理想の住環境を提供しています。

介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホーム(特養)、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅、その他介護施設や老人ホームなど、高齢者向けの施設・住宅情報を日本全国で延べ57,000件以上掲載するLIFULL 介護(ライフル介護)。メールや電話でお問い合わせができます(無料)。介護施設選びに役立つマニュアルや介護保険の解説など、介護の必要なご家族を抱えた方を応援する各種情報も満載です。
※HOME’S介護は、2017年4月1日にLIFULL 介護に名称変更しました。

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