LIFULL 介護 編集長小菅が解説
自分らしく充実した人生を楽しむための有料老人ホーム
ライフ・イン京都(京都府/介護付き有料老人ホーム)
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LIFULL 介護 編集長小菅が解説高級シニアレジデンスの選び方
『ライフ・イン京都』は、社会福祉法人京都社会事業財団が運営する有料老人ホームです。昭和61年にお元気な方向けの「ライフ・イン京都本館」がオープン。その後、常時介護を必要とされる方のためのケアセンター「こすもす」「ひまわり」も加わり、最期まで安心して暮らせる住環境として評判です。
人生を楽しむためにふさわしい「本館」と、介護が必要となられても自分らしく暮らすことができる「ケアセンター」。それぞれの魅力や、併設している利点についてLIFULL介護 編集長の小菅が取材しました。
- 自分らしく暮らす—
シニアレジデンスを選ぶポイント -
- 希望するライフスタイルが実現できる環境か
- 快適で充実した生活を送るためには、それを実現できる環境も必要です。立地や周辺環境、館内設備やサービス内容を確認しニーズに合った物件を選びましょう。
- 支配人・スタッフ、入居者との相性
- 日々の生活で接するスタッフや支配人、そして他の入居者との相性が良いことも、満足度の高い生活を送るポイントです。入居者に住み心地などを聞いてみると大変参考になるでしょう。
- 将来を見据えた介護・医療対応
- 将来的な健康状態の変化に対応できる施設を選ぶことも大切です。長期間安心して過ごすためには、手厚い介護や医療対応が求められます。ケアの体制や医療連携などを確認しておきましょう。
上記の3点を踏まえて、入居者のデータ・実際の施設の様子を見てみましょう。
入居者に聞いた入居の決め手3選
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1いざという時の医療連携と介護の充実
充実した医療連携・介護体制で、京都桂病院と同法人による安定経営(60代・男性)
併設診療所と京都桂病院との連携による安心感が最大の魅力(80代・女性)
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2市街地への好アクセス。絶景も楽しめる
京都の街が一望でき、夏の花火も見えるところ(70代・女性)
居室やテラスが広く、京都市内が一望できる(60代・男性)
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3多様な間取りの居室
二人入居が前提だったので、それに適した居室があったこと(80代・男性)
使いやすい間取りで、持ち込んだ家具も置きやすかった(80代・女性)
(時点)
入居者データ
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入居者の男女比
- 男性:28%
- 女性:72%
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入居者の介護度分布
- 自立:135人
- 要支援:16人
- 要介護:95人
(時点)
- どんな人が暮らしている?
- ・安心できる環境の中、自由に自分らしい人生を楽しみたい方。
- ・持病をお持ちで、将来的に介護が必要になるかもしれないとお考えの方。
- ・引退前からセカンドハウスとして契約される方。
- ・全国または関西の様々な施設を見て回ったうえでこのホームを自ら選ばれた方が多い。
- ・80〜90歳でもお元気な方が多い。
- ・ご入居者からすすめられて入居する方が多い。
- ・ご入居者の子どもさんが契約されることも多い。
こんにちは。LIFULL 介護 編集長の小菅です。
今回ご紹介するのは、京都市西京区にある「ライフ・イン京都」です。豊かな自然に囲まれた有料老人ホームで、静かで落ち着いた環境と充実した医療連携・介護体制も魅力の住まいです。今回はその魅力について、実際にご入居されている方のお話を伺いました。
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いざという時の医療連携と介護の充実
同一法人である「京都桂病院」と隣接している「ライフ・イン京都」。「京都桂病院」は、京都府知事から地域医療支援病院に承認され、厚生労働大臣から地域がん診療連携拠点病院に指定された525床(一般病棟)の総合病院です。ホームと病院を結ぶシャトルバスが運行され、必要な方には別のホームの車で無料で付き添い送迎もしてもらえるご入居者が通院しやすい環境が整っています。
また、ホーム内に診療所があるのも安心です。本館・ケアセンターともに病院や診療所と連携して総合的な医療が常に提供されており、安心して暮らせる環境が整っていることが印象的でした。歴史あるホームゆえ、職員はベテラン揃い。介護職員の人員配置基準は、法令で3:1以上となっていますが、取材時(2024年8月)は実質1.37:1という手厚い体制でした。また、約9割の介護職員が介護福祉士の資格を取得しており、在職年数の長いベテラン職員が多いのも特徴です。
入院が必要になった場合も職員が毎日病室に出向き、無料で洗濯や必要なものを届けてもらえます。診療所併設でさらに24時間看護職員常駐の体制で一時介護室も共用施設として利用することができ、退院後もスムーズに日常生活に戻りやすいと喜ばれています。
本館に入居している方が常時介護を要する状態となられた場合には、追加費用なしでケアセンターに移ることが可能で、認知症や進行性のご病気をお持ちの方が将来を見越して早めにご入居されることも多いのだとか。経験豊富な職員が多く、認知症による様々な周辺症状のある方や、医療的ケアが必要な方でも、入居条件にあてはまる方であればケアセンターではご入居をお断りした例はないのだそうです。また、障がいをお持ちの方が早期に入居される例もあるそうです。
市街地への好アクセス。絶景も楽しめる
今回の取材で驚いたのは、屋上からの眺望です。京都の街を一望する絶景が広がっていました。夏は打ち上げ花火も遠く見える、贅沢な環境です。
周辺は緑豊かで、居室からは四季折々の美しさを堪能することができます。「窓際でゆっくりお茶や読書などを楽しむことが至福の時間」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
また、郵便局やスーパーの近くにも停車する阪急桂駅西口とを往復するシャトルバスが1日14便(日祝13便)運行しており、外出しやすい環境が整っています。特急停車駅である阪急桂駅からは京都河原町駅までの所要時間が約10分、大阪梅田駅までも約40分と、京都、大阪それぞれの中心部まで気軽に出向くことができます。
また、隣接する京都桂病院からはJR桂川駅へのシャトルバスも運行されています。桂川駅からJR京都駅へは1駅6分でアクセスできるので、便利な環境ですね。
本館では、お仕事を続けられているご入居者もいらっしゃるそう。自然に囲まれ、落ち着いた暮らしをしながら、遊びに仕事にとアクティブな毎日を過ごされています。
多様な間取りの居室
自立支援の信念のもとに、永年社会に貢献された方々の老後の住まいとして、充実した人生を楽しんでいただきたいという理念を持つ「ライフ・イン京都」。ご入居前と同じような住環境で暮らせるよう、本館では1DKから3LDKまで種類豊富な居室があります。
ゆとりある生活スペースや広々としたテラス(居室により広さに違いあり)など、それぞれのライフスタイルに合った間取りの居室を選んでいただけるのも魅力です。
また本館ではご夫婦やご兄弟、親子での入居も可能で、「2人入居に適した居室があったこと」がご入居の決め手となった方もいました。
ケアセンターは、全館が段差のないバリアフリー設計。全室充実した設備を備えた21.45㎡と広めの個室となっており、ゆったりとした気分で過ごしていただけます。ミニキッチンも備えているので、自立した暮らしを続けたいというご入居者からも好評です。
ケアセンターは全室個室ですが、ご夫婦などおふたりで生活したいというご要望があれば可能な限り柔軟な対応をしてくださるとのこと。現在は1室をリビングとして、もう1室を寝室として使用しているご夫婦もいらっしゃるのだそうです。
ご入居者様インタビュー小菅編集長が聞く、「ライフ・イン京都」の魅力
今回インタビューさせていただくのは、長年看護師をされていたというN様(79歳)です。現在もボランティアにコーラスにとアクティブに活動されているN様は、ご主人がお亡くなりになったのをきっかけに、本格的に「ライフ・イン京都本館」へのご入居を考えられたそう。
非常勤のケアセンター長として「ケアセンター ひまわり」の責任者も務められていたN様に、「ライフ・イン京都」の魅力を語っていただくとともに、ご入居後の暮らしについて伺いました。
- 小菅
「ライフ・イン京都」と、深く関わりがある方だとお聞きしました。
- N様
はい。同一法人である「京都桂病院」で定年まで看護師をしておりました。看護師時代からターミナルケアに興味がありまして、その関係で「ライフ・イン京都」の立ち上げから関わらせていただき、ご入居者のご相談やお困りごとをうかがう役割を行なっておりました。
- 小菅
そうでしたか。長い間医療に関わってこられたのですね。「京都桂病院」をおやめになられた後も、ケアセンターで働いていらっしゃったのですか?
- N様
最初は生活相談員として、健康管理や看取りのお世話をする役割で着任しました。「ケアセンターひまわり」が全館オープンの時期であったため、非常勤のケアセンター長というお役をいただきました。
ケアセンターは介護が必要な方のための施設です。ケアマネージャーをはじめ、介護・看護職員や機能訓練指導員、管理栄養士と共に、ケアプランの作成、日々の生活支援から看取りまで行っていました。ご家族との関わりなど学ぶことも多く、働くことに喜びを感じていました。
その後は顧問という立場で関わらせていただきました。これからも病院などのボランティアは継続したいと考えています。
- 小菅
本館へのご入居をお考えになったきっかけを教えてください。
- N様
ひとつは主人が亡くなったことです。妹は3人いますが皆遠くに住んでいますし、子どももいませんから、ひとりになったようなものなんです。これからも自分が外で活動するため、病気やケガをしたときに心配ないように、まず安全と安心を確保したいと思いました。
本館は、本当に住まいを移すだけという意識でこれまでと同じ生活ができます。末永くボランティアなどを続けるためにも、元気なうちでの本館への入居を決めました。
- 小菅
ご自身の生活スタイルを大切にしながら、安全面も考慮しての住み替えなんですね。
- N様
私は看護師ですから、老後の見通しも立てられるわけです。今は元気でも、いつ病気になるかわかりません。血圧も高めですしね(笑)。
例えば要介護や認知症になったとき、ここならケアセンターに移れるというのも大きな魅力だと思います。働いていたからわかりますが、スタッフは皆経験豊富で、熱心です。自立して生活していただくのが目的ですから、どんなに症状が進行しても入居者様の気持ちを尊重しながらサポートするんですね。それを知っておりますので、もしケアセンターに移ることになっても安心して任せられます。
- 小菅
長年現場を見てこられたからこそ、スタッフへの信頼が大きいのですね!自分らしい生活を続けながら、必要なサポートが受けられるのは安心です。
- N様
京都桂病院およびライフ・イン京都診療所の医師と、本館・ケアセンターで働く看護・介護職院が横並びとなって連携していますから。本館からケアセンターに移ったとしても、最初からケアセンターに入居したとしても、「こんなふうに暮らしたい」と希望したことは、最期まで守ってもらえると思います。
- 小菅
最後に、有料老人ホームへの住み替えを検討中の方にメッセージをお願いします。
- N様
入居したあとに要介護や認知症が進行してから「ウチではもう対応できません」と言われない住まいを選ぶことが大切だと思います。どんな状態になっても最期まで看てもらえるところかどうか、しっかり確認するのが大事ですね。
それと、サークル活動とか、入居者同士のコミュニティづくりもサポートしてくれます。入居後にどんな生活を送りたいかをイメージして、それが実現できるか確認するといいですね。
取材のまとめ
- 緑が多く市街へのアクセスも良い住環境
- 自立の方だけではなく、ケアセンターでは重度介護や認知症の方も対応可能
- 持病を抱える方も安心できる充実した医療協力・連携体制
京都駅から車で約30分かからず、豊かな緑に囲まれた高台に位置する「ライフ・イン京都」。京都や大阪の中心部へのアクセスが良く、家族が面会に訪れる際にも便利で静かな環境が、選ばれる理由の一つとなっています。
大きな特徴は、幅広い入居者層に対応している点です。自立した方はもちろんのこと、ケアセンターでは重度の介護を必要とする方や医療的ケアが必要な方の相談にも応じ、他の高齢者施設で対応が難しい方でも一丸となって支えてくれます。職員との距離感も近く、入居者一人ひとりに真摯に向き合う姿勢は、家族にとっても大きな安心感を与えてくれるだろうと感じました。
医療面では、24時間看護職員が常駐し、館内には診療所も併設されており、日常的な健康管理も安心です。さらに、80年以上の歴史をもち地域からの信頼も厚い同一法人の「京都桂病院」との連携により、夜間でも緊急時の迅速な対応も可能です。こうした医療連携体制は、特に健康面で不安を抱える入居者にとって大きな安心をもたらします。
ライフ・イン京都は、医療連携と介護の充実だけでなく、入居者一人ひとりに寄り添う姿勢が感じられる、「安心して暮らせる住まい」と感じました。近年、京都市内でも高齢者住宅の新設が進んでいますが、間もなく開設38年を迎えるこの歴史ある住まいとぜひ内容を比較してみてください。
介護付き有料老人ホーム ライフ・イン京都
京都市内を一望でき、河原町や梅田へのアクセスも便利な立地です。ホーム内診療所のほか、同法人の京都桂病院も隣接。34年の経験と信頼に裏打ちされた、安心の介護・看護体制です。
- 住所
- 京都府京都市西京区山田平尾町46-2
- 入居
- 0円 〜 5,920.2万円
- 月額
- 7.78万円 〜 60.23万円
- ゲストルーム
- フィットネス
- サークルルーム
- ビリヤード
- 居室60m²以上