ALSOKと言えば警備会社…?実は、老人ホーム、訪問介護、デイサービスなど高齢期の暮らしを多角的に支える「介護のALSOK」としての顔があります。
ALSOKが提供するのは、セキュリティ事業で培った"「安全・安心」への約束"を大前提に、ご入居者のその人らしい暮らしに寄り添う介護。その原動力には先進のテクノロジーと、働く人の熱い想いがあります。
創業以来培ってきたセキュリティ技術を介護の現場にも活かし、24時間体制でご入居者の安全を見守っています。グループの介護施設にはセキュリティシステムの導入はもちろん、緊急時や災害時の対応体制にも力を入れています。
ALSOKグループでは科学的根拠に基づいたケアを推進しており、東京科学大学と共同出資し科学的看護・介護研究機構を設立。テクノロジーの力で高品質なケアを実践する挑戦を続けています。また、施設運営に積極的にICTを取り入れ、より安全で品質の高いケアの提供を目指しています。
ご入居者の心に寄り添い、自己決定を尊重する文化が根付いています。こうした高い倫理観とホスピタリティを持つ職員にとって働きやすい環境づくりにも注力し、職員が誇りを持って働ける職場の整備に取り組んでいます。
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警備会社として抜群の知名度を誇るALSOKが「在宅介護」や「老人ホーム」など介護事業も積極的に展開していることはご存知でしょうか。「安全・安心」を科学し続けてきたグループの強みを活かし、いま「介護」の現場に先端技術を積極的に導入しているALSOK。その現場のリアルに「LIFULL 介護」編集長 小菅が迫ります。
最前線で理想の介護を追求する2人のリーダーにインタビュー。「第二の家」を目指す金子ホーム長と、個別ケアとICT化を推進する津田支配人。ご入居者とスタッフ双方が笑顔になれる施設づくりの秘訣に迫ります。
施設で新たな思い出を作り、これからの人生を豊かに
ALSOK介護が運営する「みんなの家・川越たかしな」は、要支援2以上で認知症をお持ちの高齢者が共同生活を営むグループホームです。お元気な方から寝たきりの方も入居しており、地域の認知症ケア拠点の一つになっています。
施設にはほがらかな笑い声がたえず、アットホームな雰囲気。そんな施設をまとめているのがホーム長の金子優海さんです。ホーム長として「みんなの家・川越たかしな」をどんなグループホームにしていきたいかを聞きました。
金子: 入居者様にとって“第二の家”のように感じていただけるとうれしいです。たとえば、お散歩に出かけて『帰ろう』と思ったとき、自然とこの施設が思い浮かぶような環境にしたいです。
そのためには、入居者様にとって職員が一番安心できる存在でなければならないと思っています。
──“第二の家”と思ってもらうために、どんな工夫をしているのでしょうか。
金子: ご自宅が恋しくなる方もいらっしゃるので、寝具類やテレビ、写真といった馴染みのものをできるだけお持ちいただき、自分の部屋だと認識していただけるようにしています。また、施設に写真を飾ったり、入居者様のお名前が見えるようにしています。
たとえば、お名前が入った習字を貼っておくと、習字をしたことは覚えていなくても、それを見て思い出すこともあります。施設での新しい思い出を、しっかり形に残しておくことを大事にしています。
ALSOK介護では、ご入居者の身体状態の維持・向上に取り組んでいます。長く続けてもらうためにも、楽しみながら運動できるレクリエーションを実施しているそう。
金子: さまざまなプログラムをご用意していますので、毎日、体を動かすことができます。そのひとつに『ALSOKあんしんヨガ』があります。
社内でヨガインストラクター養成講習があるのですが、私もそれに参加してヨガインストラクターになり、入居者様と楽しくヨガをしています。
入居者様が「やりたいこと」を職員が全力でサポート
「みんなの家・川越たかしな」では、毎日何かしらのイベントが開催されています。初詣やクリスマス会といった全施設共通のイベントもあれば、施設ごとに企画するイベントも多いそう。
金子: 2月には節分をやり、バレンタインデーにはみんなでチョコバナナを作りました。春には近所の小学校に桜を見に行きます。特に施設で力を入れているのは、9月の敬老の日に行う敬老会です。職員の出し物やカラオケ大会を開き、入居者様に感謝の気持ちを込めたメッセージカードをお渡ししています。
逆に入居者様からご提案いただくこともあります。秋に『そろそろ焼き芋が食べたい』というお声があって、みんなで焼き芋を食べました(笑)
「みんなの家・川越たかしな」のアットホームな雰囲気は、こうしたイベントによって醸成されているようです。そして、一番評判がいいのは、それを支える「職員」だと金子さんは言います。
金子: ご家族や近隣の施設の方から、『ここの職員さんはよく笑っていて、明るく生き生きと働いている』と言われます。特別な指導をしているわけでもありませんが、仕事の中でみなさんの良いところを最大限発揮できるように意識しています。モチベーションを保ちながら、楽しく働ける環境にしたいですね。
職員が誇りを持ちながら、長く働ける環境づくりは、ALSOKが全社を挙げて力を入れていることでもあります。ALSOKブランドの下で働くことの良さを聞くと、「安心感」と金子さんは答えます。
金子: ALSOKの警備体制が整っているので、何かあれば駆けつけてくれるという心強さがあります。さいわい物騒なことが起きたことはありませんが、入居者様だけでなく、ご家族や私たちにとっても安心につながっています。
ALSOK介護には、全施設で共有されている「心の原点10」という心がまえがあります。ご入居者を個人として尊重し、それぞれの生活や価値観を大切にしながらケアする考え方です。
金子: 入居者様が主体的に生活を送っていただけるように、入居者様のやりたいことや、一人ではできないことをお聞きし、私たちがサポートしています。危険がない限りは止めないようにしています。
最後に金子さんに、介護の仕事のやりがいと楽しさを聞きました。
金子: 日々の試行錯誤が楽しいです。認知症のケアは一筋縄ではいきません。前回うまくいっても、次はうまくいかないこともあって、『今度はこうしてみよう』とチームで取り組んでいける楽しさがあります。それが報われたときは私たちもうれしいですし、きっと入居者様もよろこんでいる状態だと思うんです。
お互いにハッピーでいられることが私たちの目標です。終わりのないことですが、それは素敵なことだと思っています。
一人ひとりの人生に寄り添うあたたかなケアを提供
四季折々の景観を楽しめるあやめ池のほとりに建つ「ベルパージュ奈良あやめ池」。自然の美しさに癒されながら心豊かな暮らしを送ることができ、身体状態が変わったらケアレジデンスに入れる安心感が人気の施設です。開放感があって広々とした空間が心地良い館内は、どこにいても明るく、落ち着いた雰囲気です。
津田: 四季や自然を楽しみ、緑豊かな環境のなかで暮らせることがこの施設の大きな特徴です。窓も多いので、自然光がたっぷり入ります。初めて来られる方はこの明るさに驚かれることが多いですね。
でも、建物に負けないくらい職員たちも明るいですよ。入居者様にできる限り快適に過ごしていただきたいという熱い思いを持った職員が集まっており、その前向きな姿勢が施設に明るさをもたらしています。
支配人の津田さんは、施設の隅々まで目を配り、熱意あふれる職員の中心となり、ご入居者ができるだけ快適に過ごせる環境づくりに日々取り組んでいます。
働きやすい環境のため、職員の定着率も高いとのこと。ご入居者のためにどうすればいいのかをいちばんに考え、職員同士で活発なコミュニケーションをしています。
津田: この施設ができたのが14年前。以来、より良いケアのために職員同士で高め合っていくという風土が根付いているように思います。新しい職員が入ってきたら、先輩がそれを教える。そして、熱い思いが伝染していく、という感じでしょうか。
私は支配人という立場ですが、現場の職員から「入居者様のことを考えるなら、こうした方がいい」と提案されることも多いです。職員の真剣な意見はすべて「入居者様のため」。その熱意が入居者様の喜びに少しでもつながるなら、支配人としてこんなに嬉しいことはありません。
ご入居者のこれまでの人生に敬意を持ち、好きなことや興味のあることを引き出せる個別のケアにも力を入れているそうです。
津田: 以前、身体機能の低下により、塞ぎこんでしまった入居者様がおられました。部屋にこもりがちで周囲とお話しする機会も減ってしまいました。ご家族様に話をお伺いしたところ、絵の先生だったということで、私たちの方で画材を購入し、「絵を描いてみませんか」とお誘いしました。職員も部屋に飾る絵を変えてみるなど、少しでも興味を持っていただけるようにしたところ、絵筆を持って絵を描かれました。その後、少しずつ体の状態も持ち直されて、好きなことが生きる力を与えてくれるのだなと実感しました。
人の思いとテクノロジーで支える安全と安心
ご入居者の安全・安心な環境を作り出すため、見守りシステムやスマートインカムなどのICT化を積極的に行う「ベルパージュ奈良あやめ池」。誤薬を防ぐ服薬管理システムも2025年から導入しています。
津田: 人感センサーやトイレ長時間滞在センサーなど、各居室に入居者様の活動を感知する各種センサーが設置されています。異常が発生した場合は、職員のスマートフォンにアラートが送信されるので、どこにいても素早い対応ができます。
また、二次元コードで薬の情報を読み取って、入居者様に薬をお渡しする服薬管理システムを導入しました。
これまでは、誤薬を防ぐために2名の職員でお薬の提供、服薬の見守りなどを行っていましたが、このシステムを導入することによって、服薬は1名が担当し、もう1名が口腔ケアなど別のケアに従事することができるようになりました。ICT化の推進によって、入居者様のケアの質がさらに向上しているという手応えを感じています。
テクノロジーを活用したハード面の体制を整えている一方で、ケアの現場を支えているのは、高い専門性と責任感を持った職員一人ひとりの判断力と気配りです。職員たちの思いをより良いケアにつなげるために、支配人の津田さんは日頃から「自由に自分らしく働いてほしい」と伝えているそうです。
津田: いくらハード面が進んでも、最終的にケアをするのは職員たちです。ですから、職員たちがプライドを持って、「ずっとここで働き続けたい」と思ってもらえるような職場づくりを心がけています。いつも伝えているのは「自由に自分らしく働いてほしい」ということ。
実は私自身も昔の上司から「自由にやりなさい」と言われて、とてもやりがいを感じた経験があります。「自由に」という言葉には「責任を持って」という意味が含まれていると思います。それは、信頼の証でもあります。だから、今は私が職員たちに「自分らしく、プライドを持って働こう」と伝えています。
そして、そこで身につけた自信を糧に職員が成長する姿を見るのが支配人としての大きな喜びです。職員の成長はケアの向上に直結します。より良い環境、より良い暮らしを目指して、これからも職員と共に一丸となって、施設の運営に携わりたいと思います。
住所:埼玉県さいたま市大宮区三橋2丁目795番地
代表取締役:熊谷 敬
設立年月日:1998年1月1日
資本金:1億円
関東を中心に、在宅介護サービスから施設入居サービスまで幅広く介護事業を手がけています。高齢期の暮らしの多様なニーズに合わせて、ワンストップの介護を提供できることが強みです。
住所:東京都品川区東品川2-2-24天王洲セントラルタワー18F
代表取締役:指吸 要
設立年月日:1995年11月9日
資本金:1億円
関東の一都三県で有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などを展開。介護が必要な方だけでなく、そのご家族や地域社会の課題にも向き合う、総合的なホスピタリティを有する企業です。
住所:大阪府大阪市北区西天満4丁目14番3号
代表取締役:遠藤 嘉裕
設立年月日:2000年10月6日
資本金:1億円
関西で、自立期から入居でき最期まで暮らせるハイクラスなシニアレジデンスを運営。入居者様おひとりお一人の心に寄り添い、心のこもったサービスを提供しています。
介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホーム(特養)、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅、その他介護施設や老人ホームなど、高齢者向けの施設・住宅情報を日本全国で延べ59,000件以上掲載するLIFULL 介護(ライフル介護)。メールや電話でお問い合わせができます(無料)。介護施設選びに役立つマニュアルや介護保険の解説など、介護の必要なご家族を抱えた方を応援する各種情報も満載です。
※HOME’S介護は、2017年4月1日にLIFULL 介護に名称変更しました。
株式会社LIFULL seniorは、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」および国内規格「JIS Q 27001」の認証を取得しています。