今回のご相談のように、夫婦で入居したいという方は多いですよね。
らいする老人ホーム相談センターに訪れたのは、コミヤがブライダル業界にいた頃のお客様のハヤシさん。小さな子供を育てながらの介護に限界を感じていたハヤシさんは両親の老人ホーム探しを始めましたが…
今回のご相談のように、夫婦で入居したいという方は多いですよね。
そうですね。特別養護老人ホームなど公的施設はほとんど夫婦部屋が用意されていないので、ご夫婦で入居する場合は有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が選択肢に浮かびます。
お元気なうちに入る場合は、夫婦部屋への入居はあまり難しくないんですよね。
はい。自立の方向けのホームでは広めの夫婦部屋を用意しているところも多いですね。
しかし、自立型のホームは入居時にどちらかが要介護だったり、介護度が異なると、なかなか受け入れ先がなく、夫婦部屋探しは難航してしまいます。
介護度が異なるご夫婦での入居の場合、今回のように2部屋を契約していただくケースがしばしばあります。
夫婦部屋に入居すると、ホーム内には介護スタッフが常にいるにもかかわらず、ご夫婦のどちらかがお世話をする状態になってしまうことがあります。また、どちらかがご逝去された時に、他の部屋が空いていない場合、お一人でも夫婦部屋の費用を支払い住み続けることになります。夫婦部屋への入居を検討する際は、こうした点を頭に入れながら検討されることをおすすめします。
今回は、お父様が糖尿病でインスリンの自己注射が必要な点も、施設入居のきっかけの一つでしたね。
ご自身で注射をする「自己注射」は、在宅で続けている方も多い医療行為です。しかし、お父様の身体機能や認知機能が衰えて来た時に、継続に不安が生じるのでは?と思いました。奥様のこともあり、このタイミングでのお二人での入居をご提案しました。
看護師や、研修を受けた介護福祉士でないとできない医療的なケアはいくつかありますね。
下記のような医療行為が対応できるかどうか確認が必要です。
例えば、喀痰吸引の処置が必要で看護師等のいるホームを探すとします。日中は在籍するホームは多いのですが、夜間も吸引が必要になると、看護師等が24時間常駐するホームでなければなりません。
医療行為の頻度によっても入居可否が分かれることもあるので、健康診断書や診療情報提供書を提示して、ホームに確認するとよいでしょう。
また、施設内で実施できないものの入居の際に注意が必要なのは血液透析ですよね。週3回程度の通院が必要になるので、ホーム側で送迎が可能なのか。あるいは透析クリニックの送迎バスがホームまで来てくれるのか。こちらもよく確認しておくといいですね。
横浜市出身。主な著作として聖徳太子の伝説をギャグにした四コマ『かみびと太子!』、輪廻転生をテーマにしたBL『さつき待つ』など。コスメと飛鳥時代が好き。
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