高齢母、マイナンバーカードをつくる--要介護の母と暮らせば(16)

介護保険証との一体化が検討されているマイナンバーカード。

ますます注目度が高まっていますが、要介護の高齢者がひとりで申請するにはなかなかハードルが高いようで…?

こんにちは、富田杏仁です。

マイナンバーカード、作りましたか?

自分の分はポイント目当てで作っていたのですが、母のは面倒そうだったので作っていませんでした。

しかし、健康保険証が廃止になる方針と聞いて、渋々作る決心をしたのですが…。

漫画に描いたようにまず写真でつまずき、何とか撮って申請はできたものの、役所が遠いので本人は取りに行けません。

代理受け取りの場合は、本人が来庁困難と確認できる書類や資料などを用意しなければならず、

さらに窓口で説明してカードを受け取るまでも通常より時間がかかりました。

マイナポイントの受け取りも複雑でした。

母はスマホを持っていないので悩みましたが、nanacoカードを新たに作って無事ポイントをもらうことができました。

カード作成からポイント受け取りまで、私がサポートして何とかできましたが、高齢者や障害者の方がひとりでやるのはとても大変だと思いました。

私たちが普段何気なくしていることも、大きなハードルと感じている人たちがいる。

母と過ごしていると、そんなことに気付かされるのでした。

富田杏仁
富田杏仁 主婦/介護職員

1971年生まれ。 夫と大学生の娘、要介護の母と暮らす主婦。 娘が大学生になり子育てが落ち着いたと思いきや今度は母親が要介護に。 家事、母親の介護、仕事のかたわら自らの介護経験を漫画に記録している。 今、1番やりたいことはひとり旅。

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