親の排泄介助が必要になったら?―ショックを受けるのは本人だけではない--要介護の母と暮らせば(7)

食事、入浴と並んで「三大介護」と言われる排泄介助。

排泄を介助する・されるということは、介護をする側だけでなく、される側にとっても大変辛いものです。

富田さんの家でも、母親の排泄介助が必要になったようで……。

こんにちは、富田杏仁です。

私は普段介護の仕事をしているので排泄介助に対して抵抗はありません。

オムツ交換やトイレ介助は朝飯前です。

しかし、それが「親」となると……。

ちょっと下着が汚れてただけで、ショックを受けてしまいます。

できない母を認めたくない気持ちや、気恥ずかしさ、今後の不安など、様々な感情が湧いてしまうからなのでしょう。

でも、何より本人がいちばん不安を抱いているはずです。

「何でできないの?」と思わず問い詰めたくなる気持ちを抑えて、できないものはできないと潔く認めたら、本人も子も心は軽くなるのだと思います。

富田杏仁
富田杏仁 主婦/介護職員

1971年生まれ。 夫と大学生の娘、要介護の母と暮らす主婦。 娘が大学生になり子育てが落ち着いたと思いきや今度は母親が要介護に。 家事、母親の介護、仕事のかたわら自らの介護経験を漫画に記録している。 今、1番やりたいことはひとり旅。

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