要介護となった母を在宅で介護する富田杏仁さん。
歯がなくても安全に食べられるように、日々、食事を工夫しているのですが、なかなかうまくいかないときもあるようで……。
(※咀嚼や嚥下の能力には個人差があります。すべての方にとって安全とは限りません。)
こんにちは、富田杏仁です。
それまで質素な暮らしをしてきた母なので、おいしいものをたくさん食べさせて親孝行したい!と張り切っていました。
そのやる気が空回りして失敗することもあります。
例えば、衣がサクッとして熱々のおいしい天ぷらを出して、残される。
よく考えたら、歯茎で噛む母にとっては衣サクッも熱々も、食べづらいったらないです。
母にとってはレンジで温めたようなふにゃっとした天ぷらがベストなんですね。
かと思えば、マンガに描いたように、安全に気を使いすぎて機嫌を損ねられることも……。
万が一のことを考えると、ついハサミでチョキチョキしすぎてしまうのです。
作る側と食べる側、両者の思いが一致するのはなかなか難しい。
ですが、本人の希望やわがままを聞いてあげられるのは、在宅介護の良さだと思っています。
1971年生まれ。 夫と大学生の娘、要介護の母と暮らす主婦。 娘が大学生になり子育てが落ち着いたと思いきや今度は母親が要介護に。 家事、母親の介護、仕事のかたわら自らの介護経験を漫画に記録している。 今、1番やりたいことはひとり旅。
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