老人ホームでは入居一時金0円のプランがだいぶスタンダードになってきていますが、入居一時金が数千万や数億円というホームもたくさんあります。
今回LIFULL 介護は、サイト運営で得たデータから「入居一時金2,000万円 以上の高級老人ホーム」に関する調査を行いました。
※掲載数の約10%の入居一時金2,000万円以上を「高級老人ホーム」と定義しています。
(集計対象:2023/08/17時点で掲載中の入居一時金が2,000万円以上の施設)
老人ホームの入居一時金は、家賃相場や設備の充実さ、また居室の広さの影響を大きく受けるため、高級住宅街が多いエリアが上位に名を連ねています。
第1位の東京都世田谷区は、高級住宅街が複数エリアあり、高級老人ホームも多いことがわかりました。株式会社ベネッセスタイルケアの『アリア』や『グランダ』、株式会社チャーム・ケア・コーポレーションの『チャームプレミア』や『チャームスイート』など各介護事業者の富裕層向けのブランド施設が多く運営されているのが特徴です。
世田谷区に続くのが、隣接する杉並区でした。こちらは『アリア』の他に、株式会社アライブメディケアの『アライブ』も多く運営されています。
18位にランクインしているのが北海道札幌市中央区です。札幌市は2030年に北海道新幹線が札幌駅まで延伸する予定で、駅付近の再開発が 既に本格化していて注目されているエリアです。住宅、商業施設、病院も続々と建設されており、中央区は2023年7月だけでも高級老人ホームが2施設オープンしています。今後もさらに増えていく可能性があります。
(集計対象:2023/08/17時点で掲載中の入居一時金が2,000万円以上の施設)
高級老人ホームが多い路線の第1位は東急田園都市線でした。東急田園都市線は、高級老人ホームが多い市区町村ランキング上位に入った東京都世田谷区、渋谷区、神奈川県横浜市青葉区、宮前区を通る路線です。東急不動産ホールディングスグループの『グランクレール』(株式会社東急イーライフデザイン)などが多く運営されているエリアです。
東日本の路線の他に、西日本からはJR東海道・山陽本線、阪急神戸本線、JR山陽本線、JR鹿児島本線、阪神本線が上位にランクインしました。
(集計対象:2023/08/17時点で掲載中の入居一時金が2,000万円以上の施設)
高級老人ホームが多い駅は、東急田園都市線の用賀駅でした。同線の二子玉川駅(2位)、駒沢大学駅、近場で東急東横線の都立大学駅も上位にランクインしており、高級老人ホームが集まる中心エリアであることがわかります。
二子玉川駅と同数で2位なのが阪急神戸本線御影駅です。御影駅周辺には、『グランダ』や『チャームプレミア』、『トラストグレイス』(株式会社ハイメディック)、『グランフォレスト』(スミリンフィルケア株式会社)などがあります。
各社のブランドや施設ごとに、さまざまな個性があります。どのような施設がご自身・ご家族に合うかを知るためにも複数施設を見学し、比較することをおすすめいたします。
LIFULL 介護
『高級老人ホーム・施設特集』
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